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都市部の副業人材と地元企業が協業! つながりを深めて将来的な起業も目指す復興プロジェクト「フクシマックス」

西 並子

2023/09/01(最終更新日:2023/09/01)


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官民合同で福島の復興を目指す公益社団法人 福島相双復興推進機構は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で被害を受けた福島県12市町村の事業者と都市部の副業人材をマッチングさせ、将来的に県内での起業を目指す実践型プログラム「フクシマックス」を始めました。このプログラムは、NPO法人ETIC.(エティック)と協働の取り組みとなります。

2023年の募集者受け付けは終了しましたが、同機構によると来年以降も進めていくとみられるそうです。

福島県の企業の課題解決を副業人材がサポート

「フクシマックス」は、受け入れ企業の取り組みに都市部の副業人材が期間限定の「右腕」としてかかわり、経営者と2人3脚で課題解決や新しい価値の創造に取り組むプログラムです。

都市部に住むビジネスパーソンがいきなり福島県で起業をするには一定の困難があることから、同プログラムで地元企業とのつながりを深めてもらい、起業へつなげてもらうことを狙います。

2023年に参加した地元企業は、住民主体のまちづくりと生活環境改善につながるビジネスづくりに取り組んでいる特定非営利活動法人コースター、デザインを通して起業家や地域の困りごとの解決を目指す企業marutt Inc.、自然と人間の価値共有をテーマに川内村で蒸留酒製造事業を計画している株式会社Kokageなど9社となりました。

8月にはマッチング会を開催

8月20日(日)には、受け入れ企業と副業人材のマッチング会を開催。地元企業が事業内容や課題、副業人材がWill(やりたいこと)とCan(できること)を伝え合い、協働で進めるプロジェクトの立ち上げに向けたマッチングがスタートしました。

イベントでは、地元企業が「地域に想いのある副業人材と協働し、復興に向けて移り変わりの早い町の様子をデジタルで記録する取組を実現したい」「商品開発などに関するデータをデジタルで記録し、業務の効率化を実現したい」などの思いを伝えた一方、副業人材からは「出身地である福島への自分なりの関わり方を見つけたい」「コンピュータのエンジニアとして、将来の地域を支える人材育成に取り組みたい」といった意見が寄せられたそうです。

今後の流れ

オンライン面談やマッチング、業務委託契約の締結を進めたあと、協働プロジェクトを進めてもらい、11月18日(土)~19日(日)には現地で中間合宿も行うそうです。事業のブラッシュアップ会や個別フィールドワークを経た後、3月23日(土)に決起会・発表会を開催します。

公式サイト:https://yosomon.jp/fukushimax

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000126324.html

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