HOMEビジネス 上司が‟弱い姿”を見せることは「恥ずかしいこと」? ともに働く部下は良い関係性を実感【転職サービスのミイダスが調査】

上司が‟弱い姿”を見せることは「恥ずかしいこと」? ともに働く部下は良い関係性を実感【転職サービスのミイダスが調査】

服部真由子

2023/09/01(最終更新日:2023/09/01)


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採用・転職サービスを提供するミイダス株式会社が、親しみやすい「オープン上司」、威厳を感じさせる「ストロング上司」に上司を分類。それぞれの部下を対象に行ったアンケート結果を公開しました。

本記事はミイダス株式会社が公開した調査結果に基づいています。

オープン上司のもとで「上司と良い関係を構築できている」

この調査では、部下に対して弱みを打ち明けている上司を「オープン上司」、弱みをみせないようにしている上司を「ストロング上司」としています。

部下に弱い姿を見せることは「恥ずかしいこと」「威厳を保つために避けるべきこと」だと従来されてきましたが、ありのままで弱い部分も見せられる上司・部下の関係が理想とされていることがうかがえる結果となりました。

ともに働く部下たちは、上司との関係性においてどんなことを考えているのでしょうか……。

オープンな上司のもとで働く社員たちの8割以上が「上司と良い関係を構築できている」と回答しています。

一方で、ストロング上司の部下たちは「良い関係を構築できていない」と感じている人が多いようで、関係を良好だと答えた人はわずか34.3%という結果でした。

生産性・エンゲージメントの高さでもオープン上司が優勢

直接の関係性ではなく、働く社員たちが自分たちの生産性や、会社・組織へのエンゲージメント(※)についてどう捉えているのかを見ていきましょう。

生産性やエンゲージメントにおいても、やはりオープン上司のもとで働く社員たちのほうが、よい結果を示していることが明らかになりました。

※エンゲージメントとは

職場環境や労働条件に満足し、仕事に意欲や情熱を持っている状態。所属する企業や仕事に対して誇りをもって働いていること。

「飲み会」や「雑談」で上司がみせる弱み

どんな時にオープン上司は部下に弱い姿をみせているのでしょうか。集まった回答のほとんどが、おたがいにプライベートに近い感覚で会話ができる業務外の飲み会、業務中の雑談、社内イベントなどのシーンが挙げられました。

また、弱みをみせてくれた上司に対して、部下からは「信頼されていると感じる」、「気軽に相談しやすくなる」「より愛着が湧く」という回答が集まりました。
「職場で働くことが楽しくなる(26歳)」や「こちらの警戒がゆるくなる(35歳)」「話していいんだという気持ちになり安心する(27歳)」といった自由回答も寄せられています。

上司に弱みも見せてほしいと思う理由は?

では、ストロング上司のもとで働く人たちの声も見ていきましょう。

上司に弱みも見せてほしいと感じているという29人を対象に、その理由をたずねました。

「悩みや不安を相談しやすくなると思う(55.2%)」、「上司のことをより信頼できるようになると思う(51.7%)」、「自分が必要とされていると実感できると思う(44.8%)」という回答が並んでいます。

また、自由回答として「親しみを感じやすくなるから(32歳)」や「安心して仕事がしやすくなる(33歳)」というコメントが集まったそうです。

調査概要

上司が弱みを打ち明けている部下/打ち明けていない部下の比較調査

調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

調査期間:2023年6月29日(木)~30日(金)

調査実施企業:ミイダス株式会社

有効回答:オープン上司の部下<上司が弱みを見せてくれていると感じている部下(役職のない社員)>101人と、ストロング上司の部下<上司が弱みを見せてくれていないと感じている部下(役職のない社員)>105人の合計206人

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000099622.html

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