求人サイト運営などを手がけるビズビッツが、仕事中にイライラが態度に出てしまう瞬間について、働く男女500人に調査を実施しました。イライラが態度に出る瞬間は「あるある」と共感してしまう人も多いのではないでしょうか。調査では、仕事中にイライラを態度に出さないための方法についても聞き取りました。その方法のランキング上位は――。
10~60代の男女500人に調査
調査は、10~60代の働く男女500人を対象にインターネットを介して実施しました。
そもそも仕事中にイライラが態度に出てしまうことがありますかとの問いには、「よくある」と「たまにある」を合わせた「ある」が77.2%に上りました。
仕事をしていると何事も思い通りに進むとは限りません。「誰にでも多かれ少なかれイラっとしてしまう瞬間があり、余裕がないとつい態度に出てしまうこともあるのでしょう」と同社も同情しています。
イライラが態度に出る瞬間とは
仕事中にイライラが態度に出てしまう瞬間についても聞いたところ(以下、複数回答ありで質問)、1位は「上司・同僚・部下への不満がある」瞬間で、「仕事が予定通り進まない」「忙しすぎて余裕がない」と続きました。
「上司・同僚・部下への不満がある」とした回答を詳しくみると、「チーム作業で、同じ作業をする人のミスが多いとき」(29歳女性)、「上司の仕事の進め方があまりにも下手なとき」(40歳男性)―といった指摘があったそうです。
態度に出さないため方法
では、仕事中にイライラを態度に出さない方法には、どのような方法が挙げられたのでしょうか。
複数回答可で聞いた質問に対して最も多かった回答は、「休憩をはさむ」で、回答者数は183人に上りました。「外の空気を吸いにいく」(25歳男性)や「イラっとしたら少し社内を散歩する。トイレに行って手を洗って気分転換する」(31歳女性)、「ガムをかんだりお茶を飲んだり、一瞬でも休憩時間を取る」(48歳女性)―などと努めて冷静さを取り戻すように工夫しているようです。
2位が「深呼吸する」(73人)、3位が「ひと呼吸置いて冷静になる」(39人)と続きました。
ユニークな方法としては、「推しについて考える」(26歳女性)といった回答もありました。
負の感情と「うまく付き合って」
調査を監修した社労士で、組織・経営コンサルティング事業の「j.union」代表社員の池上元規さんは「負の感情に支配されず自分自身の気持ちや感情とうまく付き合っていくことが大事ですが、ある程度のイライラであれば仕事がはかどり生産性があがるという論もあるほどですから 態度に出さないように抑え込むのではなく、うまく付き合えるよう意識していきましょう」とアドバイスしています。
<参照元>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000202.000041309.html
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