HOMEジェンダー・ギャップ指数125位の日本……実は男性も生きづらい?書籍『シン・男がつらいよ』

ジェンダー・ギャップ指数125位の日本……実は男性も生きづらい?書籍『シン・男がつらいよ』

服部真由子

2023/08/22(最終更新日:2023/08/22)


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1500人にわたる男性を対象に、20年以上という長期取材を行い「男性の生きづらさ」を研究しているジャーナリスト/近畿大学教授・奥田祥子さんの書籍『シン・男がつらいよ――右肩下がりの時代の男性受難』が、株式会社朝日新聞出版から出版されました。価格は935円(税込)です。

男性だけが優遇されている……?社会の‟歪み”を直視した1冊

ジェンダー・ギャップ指数が、各国と比較して低い水準であることなどを受けて、女性の社会参画を推進する動きが活発化している日本社会。その一方で、深刻化する男性の‟生きづらさ”に着目した本書は、綿密な取材に基づいた詳細なルポを通して男性たちの抑圧や苦しみを伝えます。

日本企業の弊習や、「男らしくあらねば」という性規範の呪縛を浮き彫りにすることで‟社会の歪み”を明らかにし、誰もが生きやすくなる道を考えたという書籍です。

ジェンダー・ギャップ指数とは

非営利財団「世界経済フォーラム」(スイス)が発表するジェンダー・ギャップ指数。指数0を完全不平等、1を完全平等として、経済・教育・保健・政治の分野毎に各使用データをウェイト付けして、各国の状況を公開しています。日本は146か国のうち、125位(2023年)と低い指数(0.647)を示しています。

男女共同参画局|男女共同参画に関する国際的な指数

著者プロフィール

奥田祥子(おくだ・しょうこ)

近畿大学教授、ジャーナリスト。博士(政策・メディア)。元読売新聞記者。

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。専門は労働・福祉政策、ジェンダー論。2000年代初頭から社会問題として俎上に載りにくい男性の生きづらさを追う。著書『男はつらいらしい』『男性漂流』『「女性活躍」に翻弄される人びと』がベストセラーに。

書籍概要

『シン・男がつらいよ――右肩下がりの時代の男性受難』(朝日新書)

著者:奥田祥子

ISBN:9784022952202
定価:935円(税込)
発売日:2023年7月21日
新書判並製/240ページ/新書916 

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PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001787.000004702.html

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