福島復興のための国家プロジェクトを推進する福島イノベーション・コースト構想推進機構(以下、福島イノベ機構)と、宮城県で投資活動を行う独立系ベンチャーキャピタル企業・スパークル株式会社が連携して、福島復興支援のための視察ツアーを行います。ツアー起点となる福島県内の集合・解散場所への交通費以外の旅費は無料です。
このツアーは、スタートアップ事業者および起業を志す個人の参加を募って、福島県沿岸部の復興に向けた各種支援事業につなげようという試みです。
福島イノベ機構とは
福島イノベ機構は、東日本大震災および原子力災害によって失われた福島浜通り地域などの産業の回復、新たな産業基盤の構築などを目指して2017年から「福島イノベーション・コースト構想」を推進しています。「廃炉」「ロボット・ドローン」「エネルギー・環境・リサイクル」「農林水産業」「医療関連」「航空宇宙」を重点分野と設定。それぞれのプロジェクトから産業の集積を推進している国家プロジェクトです。
視察ツアーについて
スタートアップ事業者(経営者)や起業を志す人、ベンチャーキャピタルなどのスタートアップを支援する人びとを対象に、浜通りを知り福島県の復興に貢献しながら、事業が成長する機会を提供するために企画された視察ツアーです。
3つのコース「ロボット・ドローン、航空宇宙分野コース」、「エネルギー・環境・リサイクル、農林水産業分野コース」、「廃炉、医療分野コース」に分けて、1泊2日の日程で県内の関連施設や先進企業の視察、交流が行われます。
ツアー概要
「エネルギー・環境・リサイクル、農林水産業コース」
開催日:2023年9月26日(火)、27日(水)
募集期間:8月25日(金)17:00まで
「ロボット・ドローン、航空宇宙コース」
開催日:11月下旬(11月20日(月)~12月8日(金)の期間で1泊2日の実施予定)
募集期間:9月19日(火)~10月16日(月)17:00まで
「廃炉、医療分野コース」
開催日:2024年1月中旬(1月11日(木)~1月19日(金)の期間で1泊2日の実施予定)
募集期間:11月6日(月)~12月4日(月)17:00まで
開催場所:福島県内の連携可能な施設および、福島浜通り地域などの15市町村
いわき市、相馬市、田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、
川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、 新地町および飯舘村
参加対象者:スタートアップ事業者、起業を志す個人の方
定員:各コース15人程度
参加費:無料
バス代、宿泊代、夕食代、朝食代、昼食代、会場利用料、視察入館料などが主催者負担。ただし、ツアー起点/終点は福島県内とし、そこまでの往復旅費は参加者の自己負担。
参加申し込み:https://www.fipo.or.jp/news/25618
視察候補先:
ロボット・ドローン、航空宇宙
福島ロボットテストフィールド(南相馬市)、ロボコム・アンド・エフエイコム(南相馬市)、AstroX(南相馬市)、惑星圏飯館観測所(飯館村)
エネルギー・環境・リサイクル
福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)(浪江町)、福島再生可能エネルギー研究所(FREA)(郡山市)、福島高度集成材製造センター(FLAM)(浪江町)、大熊町リサイクルセンター(大熊町)、バイオマスレジンホールディングス(浪江町)
廃炉
福島第一原子力発電所(大熊町・双葉町)、JAEA・廃炉環境国際共同センター(CLADS)(富岡町)、東京電力廃炉資料館(富岡町)、JAEA・楢葉遠隔技術開発センター(NARREC)(楢葉町)
医療関係
ふくしま医療機器開発支援センター(郡山市)、AIMS(田村未来メディカルプロモーションセンター)(田村市)
農林水産業
なみえ星降る農園(浪江町)、ネクサスファーム大熊(大熊町)、かわうちワイナリー(川内村)
インキュベーションセンター、コワーキングスペース、多目的スペースなど
大熊インキュベーションセンター(大熊町) 、小高パイオニアビレッジ(南相馬市)、テラス石森(田村市)、ナミエシンカ(浪江町)、図図倉庫(飯館村)
体験、交流施設、まちづくり支援施設
Horse Value(南相馬市)、浜通りデザインセンター(浪江町)、ならはCANvas(楢葉町)
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000107076.html
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