「仕事を手伝ってもらった」「お菓子をもらった」など、ちょっとしたことに真剣にお礼を伝えると、相手に好印象を与えられます。
本記事では、ちょっとしたお礼の言葉を伝えるポイントや例文を紹介。重苦しくないお礼の伝え方を知りたい人はぜひ参考にしてくださいね。
- ちょっとしたお礼の言葉を伝える際のポイント
- 関係別・シーン別のちょっとしたお礼の言葉例文
ちょっとしたお礼の言葉を伝える際の5つのポイント
相手に感謝をされたいと思ってやったことではないけれど、相手からお礼を言われると嬉しくなる人も多いのではないでしょうか。相手も同様に、ちょっとしたことに対してお礼の言葉を言われるといい気持ちになるでしょう。
以下では、ちょっとしたお礼の言葉を伝える際の5つのポイントをご紹介します。
ちょっとしたお礼の言葉を伝える際の5つのポイント
- なるべくその日のうちにお礼の言葉を伝える
- 手紙を送る際は、封筒と便箋を使うと丁寧
- 丁寧な文字でちょっとしたお礼の言葉を書く
- 遠方やなかなか会えない相手にはLINEやメールで伝える
- 贈り物を添えるとより気持ちが伝わる
なるべくその日のうちにお礼の言葉を伝える
ちょっとしたお礼の言葉を伝える際の1つ目のポイントは、なるべくその日のうちにお礼の言葉を伝えることです。
「ちょっとしたことだけど、一応、後でお礼を伝えよう……」と思っていたら忘れてしまうもの。忘れても平気だけどやったほうがいいことを実行するのは難しいですよね。
お礼を伝えるのは後回しにするのではなく、思い立ったその日に伝えるべきです。「ありがとう」だけではなく、他の言葉を添えると相手も役に立ったと喜んでくれますよ。
手紙を送る際は、封筒と便箋を使うと丁寧
ちょっとしたお礼の言葉を伝える際の2つ目のポイントは、手紙を送る際は、封筒と便箋を使うとよいことです。
ちょっとしたお礼が重なった際は、封筒と便箋を使うのも一案です。
「封筒と便箋を使うほどではないかも」という人は、付箋に書くことをおすすめします。直接伝えられないほど忙しそうな人には、感謝の気持ちを書いた付箋を机の上に貼るとGOOD。
付箋の上部に宛名を書き、メッセージが見えないように折りたたむと、他の人にも見られませんよ。
丁寧な文字でちょっとしたお礼の言葉を書く
ちょっとしたお礼の言葉を伝える際の3つ目のポイントは、丁寧な文字でちょっとしたお礼の言葉を書くことです。
手紙や付箋にちょっとしたお礼の言葉を書くときは、丁寧な字で書くほうが印象がよくなります。字が汚いと自信がない人も、ゆっくり丁寧に書けば気持ちは伝わりますよ。
遠方やなかなか会えない相手にはチャットやメールで伝える
ちょっとしたお礼の言葉を伝える際の4つ目のポイントは、遠方やなかなか会えない相手にはチャットやメールで伝えることです。
「ついつい、また会ったときに伝えよう」と後回しにしてしまいがち。中々会えない相手にちょっとしたお礼を言いたい場合は、チャットやメールで、とりあえずお礼を伝えましょう。
その後、再会した後「あのときはありがとうございました」と二回伝えることで、相手は本当に感謝してくれていることがわかりますよ。
贈り物を添えるとより気持ちが伝わる
ちょっとしたお礼の言葉を伝える際の5つ目のポイントは、贈り物を添えるとより気持ちが伝わることです。
一口大の個包装のお菓子や、好きだと言っていたキャラクターのグッズなど、ちょっとした贈り物とメッセージを渡すと、 より気持ちが届くでしょう。相手の負担になりすぎないような、ちょっとしたプレゼントを選んでみてはいかがでしょうか。
ちょっとしたお礼の言葉例文
次に、ちょっとしたお礼の言葉を伝える例文をご紹介します。以下の例文に、具体的なエピソードや感謝を添えると、自分だけのちょっとしたお礼の言葉になりますよ。
上司
以下では、上司へのちょっとしたお礼の言葉をシーン別にご紹介します。
相談に乗ってもらったとき
上司に相談に乗ってもらったときは、貴重な時間を使ってもらったことに対してお礼を述べましょう。
- 今日は、相談に乗っていただき、誠にありがとうございました。自分が今何をするべきなのかが明確になりました。お忙しい中、本当にありがとうございます。
プレゼントをもらったとき
上司にプレゼントをもらったときは、大げさなお礼は必要がありませんが、丁寧な言葉で感謝の気持ちを伝えましょう。
- 先日は、参考書をいただき、本当にありがとうございました。週末に勉強をしたのですが、驚くほどわかりやすかったです。
仕事を助けてもらったとき
上司に仕事を助けてもらったときは、助けてくれた結果や、今後の努力の仕方に言及するといいでしょう。
- 昨日は、プロジェクトAの資料作りを手伝っていただき、大変ありがとうございました。〇〇さんの助言のお陰で、先方にも満足してもらえました!
先輩
以下では、先輩へのちょっとしたお礼の言葉をシーン別にご紹介します。
相談に乗ってもらったとき
先輩に相談に乗ってもらったときは、アドバイスをしてくれたお礼を伝えるといいですね。
- 〇〇さん。昨日は仕事の相談に乗ってくれてありがとうございました。今日はアドバイスを意識してXXしてみたのですが、驚くほど効果がありました!
プレゼントをもらったとき
仲のいい先輩後輩の間では、プレゼントの贈り合いをすることもあるのではないでしょうか。
相手が仲のいい先輩の場合は、失礼にならない程度の砕けたお礼をしてもOKです。
- 先輩、〇〇のプレゼントありがとうございます!ずっと欲しかったので、すごく嬉しいです!
仕事を助けてもらったとき
新入社員や中途社員などの仕事になれないうちは、先輩に助けてもらうことも多いのではないでしょうか。
仕事を助けてもらったときは、卑屈になりすぎず、感謝の気持ちを伝えましょう。
- 〇〇さん、いつも優しく教えてくれてありがとうございます。早くスキルを身につけられるように、精一杯努力します!
同僚
以下では、同僚へのちょっとしたお礼の言葉をシーン別にご紹介します。
相談に乗ってもらったとき
気のおけない同僚と、軽く仕事の相談をすることもあるでしょう。
軽い相談に乗ってくれた同僚に、サラッとお礼を言うと好印象を与えられますよ。
- 昨日の飲み会楽しかったね。相談に乗ってくれてありがとう。
プレゼントをもらったとき
同僚からプレゼントをもらったときは、プレゼントの感想やお礼を伝えましょう。
- 〇〇くん。昨日くれたお菓子、すごく美味しかった。ありがとう!お土産のセンスを見習いたいよ。
仕事を助けてもらったとき
同僚に仕事を助けてもらったときは、感謝とともに、いつでも手伝う旨を宣言すると良いですね。
- 〇〇くん。昨日は残業してまで書類整理手伝ってくれてありがとう。困ったことがあったらいつでも声をかけてね。
後輩
後輩に助けてもらったり、何かをもらったりすることもあるのではないでしょうか。
後輩だからといって、当たり前に思わず、丁寧にお礼を伝えられるといいですね。
- 〇〇くん。昨日は、忙しい中手伝ってくれてありがとうね。本当に助かりました。
取引先
以下では、取引先へのちょっとしたお礼の言葉をシーン別にご紹介します。
取引先に訪問したとき
取引先に訪問したときは、貴重な時間を割いてくれたことにお礼を伝えることをおすすめします。
- 本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。〇〇に関して非常に勉強になりました。
取引先と食事をしたとき
取引先と食事をしたときは、誘ってくれたお礼に相手の話していた内容をあわせて伝えると好印象を与えられますよ。
- 先日は、お食事をご一緒させていただき、誠にありがとうございました。〇〇さんがおすすめしてくれた映画、とてもおもしろかったです。また、おすすめの映画を教えてください!
家族
いつもお世話になっている家族には、恥ずかしさで中々お礼を言いにくいもの。
対面が恥ずかしい場合は、LINEやSNSで簡単なお礼の言葉を伝えましょう。
- お母さんお父さん、いつもありがとうございます。実家に帰るたびに、大好きな茶碗蒸しを作ってくれて愛情を感じてます。これからも元気で長生きしてください。
義家族
義家族にちょっとしたお礼の言葉を送る際は、丁寧な言葉で具体的な感謝を伝えるといいですね。
- お義母さん、今日は晩ごはんごちそうさまでした。とても美味しかったです!いつも、色々作っていただき、ありがとうございます。
友達
「親しき人にも礼儀あり」と言われるように、友達に親切をしてもらったら感謝の言葉を述べることをおすすめします。
特にお世話になったならば、友達が好きなちょっとしたものをプレゼントしてもいいですね。
- 〇〇。いつもありがとう。お世話になったお礼に、前に話題に出したすごく美味しい新作のお菓子をプレゼントさせてください!
遠くの親戚
遠くに住んでいる親戚に、結婚祝いや出産祝いなどをもらった場合は、電話やLINEで感謝の言葉を伝えることをおすすめします。
- お久しぶりです。結婚祝いのペアカップを送っていただき、ありがとうございます。妻と一緒に毎日使ってます。
先生
お世話になった先生にお礼を伝えるときは、わかりやすく教えてくれたことや、尊敬することを話すと、相手の心に響くお礼になります。
- 先生、いつも図やグラフを使ってわかりやすく教えていただき、ありがとうございます。何度同じ質問をしても、嫌がらずに私と向き合ってくれてとても嬉しいです。
気持ちのこもった言葉でちょっとしたお礼を伝えよう
- ちょっとしたお礼の言葉はその日のうちに伝えよう
- 手紙や付箋に時間をかけた丁寧な文字で感謝を告げよう
- 具体的なエピソードや、未来のことを交えるとより心に響くお礼になる
本記事では、気持ちのこもったちょっとしたお礼の言葉を伝えるためのポイントや、相手の関係別の例文などをご紹介しました。
ちょっとしたお礼の言葉を伝える際は、後回しにせずなるべく早く感謝を言うことをおすすめします。忙しそうな先輩には、付箋や手紙でお礼を伝えるといいですね。
本記事を参考に、ちょっとしたお礼の言葉を伝えてみてはいかがでしょうか。
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