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ビジネスシーンで使える「問題ない」の言い換え表現や文例を紹介

U-NOTE編集部

2023/06/30(最終更新日:2023/08/27)


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ビジネスシーンで「問題ない」ということを伝えたいけれど、ふさわしい伝え方がわからずに困ったことがある人もいるのではないでしょうか。

本記事では、「問題ない」を使う際のポイントや、ビジネスシーンで使える「問題ない」の言い換え表現を解説。文例もあわせて紹介するので、言い換え表現を学びたい人は参考にしてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • 「問題ない」を使う際のポイント
  • 「問題ない」の文例
  • ビジネスシーンでの「問題ない」の言い換え表現

「問題ない」の意味

「問題ない」は、相手の発言を肯定したり、心配を解消したりするときに使われる表現です。

ビジネスシーンでは「問題ありません」や「問題ございません」のような表現で使用されます。

 

「問題ない」を使う際のポイント

「問題ない」という表現はどのようなシーンでも使用できる言葉ではありません。

以下では、「問題ない」を使う際のポイントを詳しくご紹介します。

お願いや指示に対しては使用しない

「問題ない」を使う際の1つ目のポイントは、お願いや指示に対しては使用しないことです。

例えば、「〜〜を手伝っていただけますか?」という発言に対して「問題ありません」と返答するのはNG。より適切な表現である「承知しました」「かしこまりました」を使いましょう。

「問題ない」は、相手の発言を肯定したり、心配したりされたときに使用する程度に留めましょう。

目上の人には「問題ありません」より「問題ございません」を使用する

「問題ない」を使う際の2つ目のポイントは、目上の人には「問題ありません」より「問題ございません」を使用することです。

「問題ありません」「問題ございません」は、どちらも敬語の中でも丁寧語が使用されている表現です。

しかし、「問題ございません」のほうが丁寧に聞こえることから、目上の人には「問題ございません」がいいでしょう。

 

「問題ない」の文例

次に、使用するときのポイントを理解した上で、「問題ない」の使い方を文例を通して学んでいきましょう。

肯定するとき

まずは、相手の発言を肯定するときに使用する「問題ない」の文例をご紹介します。

肯定するとき
  • A:〇〇に関する書類ですが、納期を23日にしていただいてもよろしいでしょうか。

     

相手がミスをしたとき

相手がミスをしたときに、気遣いの言葉として「問題ない」を使う際の文例をご紹介します。

相手がミスをしたとき
  • A:大変申し訳ありません。今後同じようなミスを繰り返さないように気を付けます。

    B:心配しないでください。これから対策すれば、問題ありませんよ。

 

進捗を聞かれたとき

相手に進捗を聞かれたときに、問題なく進んでいることを伝える文例をご紹介します。

進捗を聞かれたとき
  • A:先日ご依頼したプロジェクトの資料作成の件ですが、進捗状況はいかがでしょうか?

    B:問題ございません。ミーティング3日前には仕上がります。

 

ビジネスシーンでの「問題ない」の言い換え表現・文例

「問題ありません」「問題ございません」は、丁寧語を使った敬語表現です。

しかし、メールや書面では、「問題ありません」「問題ございません」は冷たく見えてしまう可能性があります。よって、より丁寧な表現を使うことをおすすめします。以下では、ビジネスシーンでの「問題ない」の言い換え表現をご紹介します。

支障はございません

支障はございません」の「支障」とは「さしつかえ」のことを指します。

物事を成すときに、なにか妨げが生じてしまうことを表すので、「問題ない」と同様に使用することが可能です。

「支障はございません」の文例
  • 取引先のA社は本日休業ですが、業務に支障はございません。

差し支えございません

差し支えございません」は、「支障がない」ことを意味する「問題ない」の言い換え表現のひとつ。

「問題ない」よりも自分の意図が伝わりやすいので、「差し支えございません」を積極的に使っていきましょう。

「差し支えございません」の文例
  • そちらの内容で、差し支えございません。このまま依頼を進めてください。

ご心配には及びません

相手がミスをしたときや、不安に陥っているときは「ご心配には及びません(およびません)」というフレーズがおすすめです。

「心配しないでください」よりも「ご心配には及びません」のほうが相手に寄り添った言葉に聞こえますよ。

「ご心配には及びません」の文例
  • ご心配には及びません。すでに代替案を考えております。

構いません

構いません」は「気にしません」「差し支えありません」という意味合いを持ちます。

「構いません」は、敬語表現の一種ではありますが、敬語としての度合いが低いため使用はおすすめしません。

「差し支えありません」や「差し支えございません」などの表現を使いましょう。

承知しました

承知しました」は、「わかりました」の謙譲語です。敬語の度合いも高く、使い勝手もいいので覚えておきましょう。

「わかりました」の言い換え表現の違いがわからない人は「【敬語の意味・違い】承知しました/了解しました/かしこまりました/了承しました」を参考にしてください。

「承知しました」の文例
  • 承知しました。早速作業に取り掛かります。

大丈夫です

「大丈夫です」は「問題ない」と同じ意味で使用される言葉ですが、ビジネスシーンでは使用を避けるほうが無難です。

「大丈夫です」は肯定と否定の両方の意味があり、安易に「大丈夫です」を使用すると、自分の意志が正確に相手に伝わらない恐れがあります。

「大丈夫です」の使い方についてより詳細を知りたい人は「「大丈夫です」の敬語での言い換えは?ビジネスシーンで目上の人に使うときの言い方」を参考にしてくださいね。

 

「問題ない」の言い換え表現を覚えよう

本記事のまとめ
  • 目上の人には「問題ございません」を使用するほうがいい
  • 肯定の意味、相手を落ち着かせるシーンで使用できる
  • 「支障はございません」「承知しました」などの言い換え表現を覚えよう

本記事では、「問題ない」を使う際のポイントや、言い換え表現などをご紹介しました。

時と場合によっては「問題ありません」「問題ございません」は冷たい印象を与える可能性があります。「支障はございません」「承知しました」などより丁寧で好印象を与えられる表現を使うことをおすすめします。

本記事を参考に、「問題ない」の言い換え表現を使ってみてはいかがでしょうか。


 

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