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ビジネスでの「こちらこそ」の使う際のポイント|文例や言い換え表現を紹介

U-NOTE編集部

2023/06/27(最終更新日:2023/08/27)


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ビジネスシーンや日常会話で「こちらこそ」は頻繁に使われる表現です。「こちらこそ」の使い方を間違えてしまうと、目上の人や上司に失礼になってしまうことも。

本記事では、「こちらこそ」の意味や、ビジネスシーンで「こちらこそ」を使う際のポイント、言い換え表現などをご紹介します。

丁寧な表現で「こちらこそ」を伝えたい人は、ぜひ参考にしてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • 「こちらこそ」の意味
  • ビジネスシーンで「こちらこそ」を使う際のポイント
  • ビジネスシーンでの「こちらこそ」の言い換え表現

 

「こちらこそ」の意味

気軽に使っている「こちらこそ」ですが、その意味を正確に押さえている人は少ないのではないでしょうか。

「こちらこそ」とは、相手の発言を受けて自分も相手と同じことを言おうとする際に使用する表現。相手のお詫びや感謝は、相手ではなくむしろ自分が伝えるべきであるという意味合いを含んでいます。

「こちらこそありがとうございます」などの「こちらこそ」が入った表現をするときは、意味を思い出してみましょう。

 

ビジネスシーンで「こちらこそ」を使う際のポイント

「こちらこそ」という言葉は、マナーを押さえた上で使っていないと失礼になる恐れもあります。

以下の3つのポイントを押さえた上で、ビジネスシーンで「こちらこそ」を使いましょう。

クッション言葉を使用する

ビジネスシーンで「こちらこそ」を使う際の1つ目のポイントは、クッション言葉を使用することです。

クッション言葉とは、「とんでもございません」「申し訳ありませんが」「恐れ入りますが」など、話の本題に入る前に付け加える言葉のことをいいます。

「こちらこそ、ありがとうございます」よりも「とんでもございません。こちらこそ、ありがとうございます」のほうが印象良く聞こえるでしょう。

ビジネスシーンで使用できるクッション言葉を網羅的に学習したい人は「ビジネス枕詞とは?クッション言葉一覧をシーン別に紹介」を参考にしてください。

相手の発言を受けて使用する

ビジネスシーンで「こちらこそ」を使う際2つ目のポイントは、相手の発言を受けて使用することです。

すでにご紹介した通り、「こちらこそ」は相手の発言を受けた上で使われる言葉です。特に相手からの発言がない場合に、「こちらこそ」を使用すると相手を困惑させてしまうので気を付けておきましょう。

「こちらこそ」だけを言わず、具体的な内容を続ける

ビジネスシーンで「こちらこそ」を使う際の3つ目のポイントは、「こちらこそ」だけを言わないことです。

会話の中で「こちらこそ」だけを伝えると、冷たく感じるだけではなく、失礼に思われる恐れがあります。

後輩や同僚などの親しい人には「こちらこそ」だけでも、十分言いたいことが伝わる可能性もありますが、目上の人との会話を受けて「こちらこそ」とは言わないようにしましょう。

「こちらこそ」の後に、何を言えばいいのかわからないという人は、相手が話した言葉をおうむ返しすることをおすすめします。

例えば、

A「本日はどうもありがとうございました」

B「こちらこそ、ありがとうございました」

のように、「こちらこそ」に続けるといいでしょう。

おうむ返しは、バックトラッキングと呼ばれるれっきとした心理学のテクニック。会話を円滑にするのに役に立つテクニックを更に知りたい人は、「信頼関係を築く「ラポール」とは?ビジネスで使える4つの心理学テクニック」を参考にしてくださいね。

 

「こちらこそ」の文例

上記でご紹介した3つのポイントを押さえた「こちらこそ」の文例をご紹介します。「こちらこそ」の使い方を学びたい人は、ぜひ参考にしてください。

「こちらこそ」の文例
  • A:心から感謝いたします。本当にお世話になりました。

    B:とんでもございません。こちらこそ、お世話になりました。

  • A:貴社のコンサルティングのおかげで、無事プレゼンテーションが終了しました。誠にありがとうございます。

    B:こちらこそ、お役に立てて光栄です。

 

ビジネスシーンでの「こちらこそ」の言い換え表現

同じ人との会話で何度も「こちらこそ」を使用していると、本心ではないのではと疑われる恐れもあります。

ビジネスシーンでの「こちらこそ」の言い換え表現を覚え、相手に気持ちを伝える参考にしてみてはいかがでしょうか。

私共こそ

「私共こそ」は、「こちらこそ」という人が複数人いる場合に使用する表現です。

「私共こそ」を使用することで、会社や部署などグループ全体の総意であることが伝わります。

「私共こそ」の文例
  • A社「B社さん、共同開発に向けて一緒に頑張っていきましょう。よろしくお願いします」

    B社「私共こそ、ぜひよろしくお願いします」

私のほうです

「〜するべきなのは私のほうです」は、シンプルながらも相手に対する感謝を表せる言葉です。

「私のほうです」の文例
  • A:本日は、お忙しい中ありがとうございました。

    B:感謝をするべきなのは私のほうです。急な日時変更に応じていただき、ありがとうございます。

むしろ

「こちらこそ」の言い換え表現である「むしろ」を使うことで、強調して相手への感謝の気持ちを表せます。

「むしろ」の文例
  • むしろ、お礼を言わなければいけないのは私共のほうです。誠にありがとうございました」

 

「こちらこそ」の内容を具体的に伝えよう

本記事のまとめ
  • 「こちらこそ」を使用する際は、クッション言葉とあわせて使う
  • 相手の発言を受けた上で、「こちらこそ」の内容を具体的に伝える
  • 「私どもこそ」「私のほうが」などの言い換え表現を覚えよう

本記事では、「こちらこそ」の意味や使用する際のポイント、文例などをご紹介しました。

「こちらこそ」を使用する際は、冷たく思われないように、具体的な内容を伝えることをおすすめします。何を言えばいいのかわからない場合は、「おうむ返し」のテクニックを使用するといいですよ。

本記事を参考に、「こちらこそ」の使い方を覚え、ビジネスシーンにふさわしい使い方をしてみてはいかがでしょうか。

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