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ビジネスシーンで「急かしてしまい申し訳ありません」使い方は?例文や言い換えを紹介

U-NOTE編集部

2023/06/14(最終更新日:2024/06/30)


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ビジネスシーンでは、相手の返答や対応をなるべく早くお願いしたいと思うことも多いでしょう。そんなときに使えるフレーズ「急かしてしまい申し訳ありません」。

本記事では、「急かしてしまい申し訳ありません」の使い方や例文、言い換えの言葉をご紹介します。急いでほしいことを丁寧に伝えたい人は、ぜひ参考にしてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • 「急かしてしまい申し訳ありません 」の意味とは
  • 「急かしてしまい申し訳ありません」の使い方・例文
  • 「急かしてしまい申し訳ありません 」の言い換え表現

 

「急かしてしまい申し訳ありません 」の意味とは

「急(せ)かしてしまい申し訳ありません」とは、相手に、返答や対応を催促するときに使用する丁寧な表現です。

「急いで〇〇をやってください」という気持ちに加え、「申し訳ありません」という謝罪の言葉を伝えることで、相手に迷惑をかけて申し訳ないと思っている気持ちが伝わります。

「急ぎでお願いします」と伝えるよりも、上から目線で言われている感じがしないので、相手も気持ちよく仕事ができるでしょう。

 

「急かしてしまい申し訳ありません 」は目上の人にも使える表現

「急かしてしまい申し訳ありません 」は、「申し訳ない」の敬語「申し訳ありません」が使用されているため、丁寧な表現です。

そのため、「急かしてしまい申し訳ありません 」は目上の人にも使える表現なので、取引相手や上司などにも心配せず使用できますよ。

 

「急かしてしまい申し訳ありません」の使い方・例文

「急かしてしまい申し訳ありません」は、ビジネスシーンでもよく使用される表現のひとつ。メールや会話で使用できるように、例文からどのように使用するのかを押さえておきましょう。

タイトなスケジュールをお詫びするとき

タイトなスケジュールをお詫びするときは、何に対して急かしてしまったのかを具体的に書くことをおすすめします。

例えば、「納期が大変短く、急かしてしまい申し訳ありません」「スケジュールがタイトなため、急かしてしまい申し訳ありません」などと一言付け加えるとGOOD。

集合場所に急いで来てほしいとき

社内で仕事をしている人を呼びたいときにも、「急かしてしまい申し訳ありません」の表現を使うことが可能です。

例えば、

  • 「急かしてしまい申し訳ありません。〇〇さん、15時までにA会議室までよろしくおねがいします」
  • 「では、A会議室に向かいましょう。急かしてしまい申し訳ありません」

などと「急かしてしまい申し訳ありません」という表現が使えますよ。

相手の対応を催促するとき

相手からなかなか返信が来ないときは、もやもやしてしまいつい強い言葉を使うことも。

「早くしてください」などと相手の気持ちや焦りを考えられない表現を使うのはNG。そんなときにも、「急かしてしまい申し訳ありません」を使用することをおすすめします。

例えば、「急かしてしまい申し訳ありませんが、本日納期の〇〇の状況はいかがでしょうか」「急かしてしまい申し訳ありませんが、発送はお済みでしょうか?」などと丁寧に伝えましょう。

ビジネスメールで使用するとき

「急かしてしまい申し訳ありません」は、ビジネスメールでも使用できます。

例えば

  • 「スケジュールが大変タイトな中、急かしてしまい申し訳ありませんが、なにとぞよろしくお願いいたします」
  • 「急かしてしまい申し訳ありませんが、◯日までご返事をいただきたく存じます」
  • 「この度は、入力作業を急かしてしまい申し訳ありませんでした」

などと、使用できますよ。

ビジネスメールでは、顔を合わせた会話よりも、謝罪の意味が伝わりにくいかもしれません。必要であれば、実際に会ったときに「あのときは、急かしてしまい申し訳ありませんでした」のように、再度謝罪するのも一案です。

 

「急かしてしまい申し訳ありません」を使用する際の注意点

「急かしてしまい申し訳ありません」は、相手に早くやってほしいというプレッシャーを与えてしまったことを謝罪するために使われます。そのため、相手を急かしてしまったと自覚した場合は、なるべく早急に謝罪を伝えることが大切です。

後から「急かしてしまい申し訳ありませんでした」と伝えられるよりも、急かした直後に伝えることで誠意が伝わりますよ。

 

「急かしてしまい申し訳ありません」を使ったメール例文

具体的には「急かしてしまい申し訳ありません」はどのように使用すればいいのでしょうか。

以下では、シーン別に「急かしてしまい申し訳ありません」を使ったメール例文をご紹介します。相手に急いで対応をしてもらいたいときに、使ってみてはいかがでしょうか。

 

依頼していた仕事の進捗を確認するとき

仕事を依頼していた相手から連絡がなかなか返ってこない場合、納期が近いと焦ってしまいますよね。急いで相手と連絡を取りたいときは、「急かしてしまい申し訳ありません」を使って相手への気遣いを忘れずにメールを書くことをおすすめします。

依頼していた仕事の進捗を確認するとき
  • 件名:ご依頼していた仕事の進捗確認のお願い

    株式会社XX
    山田太郎様

    お世話になっております。株式会社〇〇の山下ゆかです。

    昨日が納期となっておりましたお仕事について、まだご提出いただけていないようですので、ご連絡させていただきました。現在の進捗状況をお知らせいただけますでしょうか?

    急かしてしまって大変申し訳ありませんが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。

    (署名)

急な仕事を依頼するとき

スケジュールに余裕がなく納期が短い仕事を依頼する時も「急かしてしまい申し訳ありません」のフレーズを使用できます。

以下の例文を参考に、急な仕事を依頼する方法を確認してみましょう。

急な仕事を依頼するとき
  • 件名:X日納期のお仕事の依頼について

    株式会社XX
    山田太郎様

    お世話になっております。株式会社〇〇の山下ゆかです。

    急なお願いで申し訳ありませんが、X日納期のお仕事を依頼させていただきたく、ご連絡差し上げました。

    仕事の詳細は以下の通りです。

    納期:X日18時まで
    金額:XXXXXX円
    レギュレーション:添付したファイルをご確認ください。

    納期が迫っているため、急かす形となり申し訳ございませんが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。何か不明なことがあれば、いつでもご連絡くださいませ。

    引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

    (署名)

 

「急かしてしまい申し訳ありません」の言い換え表現

「急かしてしまい申し訳ありません」と何度も繰り返すと、単なる機械的な言葉のように聞こえることがあります。

「急かしてしまい申し訳ありません」の言い換え表現を知り、「急かしてしまい申し訳ありません」を重複して使わないようにしましょう。

お急ぎ立てしてしまい誠に申し訳ございません

「お急ぎ立てしてしまい誠に申し訳ございません」は、「急かしてしまい申し訳ありません」と同じ意味を表すフレーズ。

「急ぎ立てる」とは、「何度も急かす」という意味があり、「急かしてしまい申し訳ありません」よりも急いでいる様子が感じられます。

「お急ぎ立てしてしまい誠に申し訳ございません」には「ご用立てして申し訳ございません」などの類語もあります。

「お急ぎ立てしてしまい誠に申し訳ございません」の使用例文
  • 「お急ぎ立てしてしまい誠に申し訳ございませんが、本日中に回答よろしくお願いいたいます」
  • 「本日納期の資料について、進捗いかがでしょうか、お急ぎ立てしてしまい誠に申し訳ございません」
  • 「お手数をおかけして恐縮ですが」は、相手の迷惑になることを謝罪しつつ催促する言葉です。
  • 「類語に「ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが」がありますが、こちらの表現では催促していることが明確にならないことも。「お手数をおかけして恐縮ですが」のほうが、急いでいることが伝わりやすいので、「お手数をおかけして恐縮ですが」を使用しましょう。

お手数をおかけして恐縮ですが

「ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが」の使用例文
  • 「ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、◯日までにご返答いただければ幸いです」
  • 「ご迷惑をおかけして申し訳ございません。」

難しいお願いなのは承知しておりますが

「難しいお願いなのは承知しておりますが」は、「急かしてしまい申し訳ありません」よりも無理難題を伝えてしまっていることを強く謝罪する気持ちを表している言葉です。

「難しいお願いなのは承知しております」だけでも、催促する気持ちを表せますが、「難しいお願いなのは承知しておりますが、〇〇していただきたく存じます」と伝えることをおすすめします。何をすればいいのかが明確になり、相手も対応をしやすくなるでしょう。

「難しいお願いなのは承知しておりますが」の使用例文
  • 「お忙しいところ、難しいお願いなのは承知しておりますが、なにとぞご対応よろしくお願いたします」
  • 「難しいお願いなのは承知しておりますが、本プロジェクト成功のためにはかかせない資料なのです。なにとぞ、◯日までにご対応ください」

ご多忙のところ恐れ入りますが

「ご多忙のところ恐れ入りますが」は、相手が忙しいことをわかりながら依頼するときに使用するフレーズ。

「ご多忙のところ恐れ入りますが」だけでは、「急かしてしまい申し訳ありません」のように、急いでほしいことが伝わらない可能性があります。早く対応してもらいたい場合は、「ご多忙のところ恐れ入りますが」に催促する文章を加えましょう。

「ご多忙のところ恐れ入りますが」の使用例文
  • 「ご多忙のところ恐れ入りますが、13日のミーティング資料のコピーをお願いします」
  • 「ご多忙のところ恐れ入りますが、10日までにご回答お願いしたします」

度々のご無礼をお許しください

「急かしてしまい申し訳ありません」や「ご多忙のところ恐れ入りますが」などを使用して、何度も対応や連絡をお願いしたときに、「度々のご無礼をお許しください」というフレーズを使用することをおすすめします。

また、何度も失礼をした相手に謝るためのフレーズでもあるので、覚えておくと無難です。

「度々のご無礼をお許しください」は、初めて粗相をした相手や催促をした人に使用すると、相手を困惑させてしまう恐れがあるので注意しましょう。

「度々のご無礼をお許しください」の使用例文
  • 「度々のご無礼をお許しください。〇〇についての件ですが、◯日◯時までにご返答ください」
  • 「度々のご無礼をお許しください。今後同じことがないように、誠心誠意努力してまいります。」

 

「急かしてしまい申し訳ありません」というフレーズを使えるようになろう

本記事のまとめ
  • 「急かしてしまい申し訳ありません」は相手を催促するときに使用できる表現
  • 「急かしてしまい申し訳ありません」は目上の人にも使用できる
  • 「度々のご無礼をお許しください」などの類語を覚えておく

本記事では、「急かしてしまい申し訳ありません」の意味や使い方、言い換え表現などをご紹介しました。

「急かしてしまい申し訳ありません」というフレーズは、相手の状況や気持ちを込めた丁寧な言葉です。ただ機械的に繰り返すのはなく、相手の状況を把握した上で、丁寧に謝罪の気持ちを伝えましょう。

本記事を参考に、「急かしてしまい申し訳ありません」やその類語を使ってみてはいかがでしょうか。

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