就活の対面面接は、話す内容だけではなく、立ち振る舞いやきちんとした身だしなみまで対策をする必要があります。
本記事では、就活の対面面接のマナーを、身だしなみ・受付・面接中・面接後に分けて紹介。一つひとつマナーを押さえて好印象を与えられるようになりましょう。
- 就活時の身だしなみに関するマナー
- 対面面接の受付時に覚えておきたいマナー
- 対面面接中に気をつけておきたいマナー
就活時の身だしなみに関するマナー
就活の対策といえば、ESや履歴書、グループディスカッションなどがありますが、身だしなみも忘れてはいけません。
以下では、就活時の身だしなみに関するマナーをご紹介します。
マナー1.服装を整える
就活時の身だしなみに関する1つ目のマナーは、服装を整えることです。
就職面接には基本的にリクルートスーツを着ていきます。まだ、リクルートスーツを購入していない人は、「就活時のリクルートスーツの選び方5つのポイント!色・値段・持ち運びはどうする?」を参考にしてください。
最近では、リクルートスーツを無料でレンタルできるサービスもあります。IT業界などでスーツをあまり着ない人は、このようなサービスを使ってみてはいかがでしょうか。
詳しくは「就活生にリクルートスーツを0円でレンタル。0円就活が青山商事と連携開始!」を参考にしてください。
マナー2.就活にふさわしい髪型にする
就活時の身だしなみに関する2つ目のマナーは、就活にふさわしい髪型にすることです。
就活の際は、男女ともに真面目な印象を与えるために黒髪にするのが無難です。また、耳・おでこ・輪郭が見える髪型は、第一印象が明るく清潔感がある印象を与えます。
髪型に悩む男性は「【男性向け】就活時の髪型は?清潔感を出すための7つのポイントを紹介」を参考にしてください。
髪の長い女性は、お辞儀をするときに髪が乱れないように、髪をくくっておく必要があります。より詳しく髪型について知りたい人は「【女性向け】就活で好印象を与える髪型は?前髪・長さ別のアレンジのポイントを紹介」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
マナー3.忘れ物が無いように前日・当日の朝にチェックする
就活時の身だしなみに関する3つ目のマナーは、忘れ物が無いように前日・当日の朝にチェックすることです。
当日の朝はバタバタしてしまい、忘れ物がないか丁寧に確認できる暇がない可能性があります。必ず前日には忘れ物がないことを確認した上で、眠りにつきましょう。
面接時に持っていきたい主な持ち物は以下のとおりです。
- A4サイズの書類が入るバッグ
- 携帯電話・スマートフォーン
- エントリーシート、履歴書
- エントリーシート、履歴書のコピー
- 会社案内資料
- 筆記用具
- 腕時計
- 現金
- 交通系ICカード
- メモ帳
- ハンカチ
- ティッシュ
対面面接の受付時に覚えておきたいマナー
事前準備を完璧にしたあとは、対面面接のマナーを押さえておきましょう。
マナー1.遅刻しないように少し早めに到着する
対面面接の受付時に覚えておきたい1つ目のマナーは、遅刻しないように少し早めに到着することです。
「14:30」に始まる面接に「14:30」に着いてしまうと、面接の受付に間に合わない可能性があります。
遅刻とみなされてしまわないように、少なくとも10分前には到着しておきましょう。ひとつのビルに多数の会社が入っている場合、迷ってしまったり、何度か受付があったりする可能性があるので、15分前には到着しておくことをおすすめします。
マナー2.受付では丁寧に挨拶する
対面面接の受付時に覚えておきたい2つ目のマナーは、受付では丁寧に挨拶することです。
就活の面接は、企業のエントランスをくぐったら開始されているものと思って、一つひとつの動作を丁寧に行うことを意識しましょう。
受付では「お世話になります。本日〇時から、面接のお約束をいただいております〇〇と申します。担当のXX様はいらっしゃいますか?」とハキハキと元気よく挨拶をしましょう。
受付にスタッフがいない場合、内線を利用して電話をかけましょう。電話の場合相手に自分の声が伝わりにくい可能性が高いので、なるべくゆっくり話すことを意識する必要があります。
マナー3.遅刻や急用の場合は、できるだけ早く電話する
対面面接の受付時に覚えておきたい3つ目のマナーは、遅刻や急用の場合は、できるだけ早く電話することです。
電車の遅延や事故など、大切なときに限って発生することがあります。十分な対策を講じている場合でも、遅刻してしまうことがあるかもしれません。
遅刻してしまいそうになった場合は、すぐに企業に電話をし指示に従って行動しましょう。
対面面接中に気をつけておきたいマナー
次は、対面面接中に気をつけておきたいマナーをご紹介します。緊張してしまうとマナーをど忘れしてしまう可能性があるので、何度も繰り返し練習してマナーを体に染み込ませておきましょう。
マナー1.面接の入室時には、ノックを忘れない
対面面接中に気をつけておきたい1つ目のマナーは、面接の入室時には、ノックをすることです。
ノックの回数は、世界基準では「4回」ですが、日本では「3回」でいいとされています。1〜2回のノックは、日本でも世界でも失礼に当たるので注意しましょう。
面接のイメージトレーニングをしたい人は「【就活生必見】就活面接の受付から退室まで。就職面接の流れと基本マナーを徹底解説」を参考にしてください。
マナー2.笑顔で相手の目を見て話す
対面面接中に気をつけておきたい2つ目のマナーは、笑顔で相手の目を見て話すことです。
感覚的にもわかるように、人間は笑顔でいる相手に好印象を持ちます。
このことは、以下のように論文でも証明されています。
大学生・社会人とも、「笑い顔」「微笑み」などの笑顔からは、明るく親しみやすく親切な印象を受ける者が多く、笑顔が初対面の相手に好印象を与えることがわかった。
引用:井上清子「表情が初対面の相手に与える印象」
緊張して笑顔でいるどころではないかと思いますが、なるべく意識して笑顔でいましょう。
マナー3.尊敬語や丁寧語、謙譲語などを間違えずに使用する
対面面接中に気をつけておきたい3つ目のマナーは、尊敬語や丁寧語、謙譲語などを間違えずに使用することです。
どれだけ素晴らしい熱意や自己PRを考えても、敬語表現が間違っていると常識がない印象を与えてしまいます。
「〇〇という理由で、貴社に就職したいと思いました」のように基本的な表現を間違えるのはNG。面接時には、文語である「貴社」ではなく、口語である「御社」という表現を使用します。
敬語の知識をつけたい人は「会社では必須な「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」敬語の種類を理解しよう」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
マナー4.名刺交換のマナーを勉強しておく
対面面接中に気をつけておきたい4つ目のマナーは、名刺交換のマナーを勉強しておくことです。
対面面接中に、名刺をいただくこともあるので、名刺交換のマナーを押さえておくことは大切です。また、社会人になると当たり前のマナーなので、先取りして覚えておきましょう。
名刺交換マナーについて詳細を知りたい人は「【名刺交換マナー】名刺の渡し方・受け取り方は大丈夫? 名刺交換の仕方を徹底解説」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
マナー5.退出時にはハキハキと挨拶をする
対面面接中に気をつけておきたい5つ目のマナーは、退出時にはハキハキと挨拶をすることです。
面接が終わった安心感や、うまく面接で受け答えできなかった悔しさから、退出時の挨拶を忘れてしまう人もいます。
最後の最後まで気を抜かず、「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」とハキハキと挨拶をしましょう。
対面面接後にやっておきたいこと
面接後、必ずしもお礼メールを送る必要はありませんが、感謝の気持ちを格別伝えたいのであれば送ることをおすすめします。
お礼メールを送る際のマナーや、書き方など気になる要素も多いのではないでしょうか。
詳しくお礼メールについて知りたい人は「面接のお礼メールは送る?書き方やマナー・そのまま使える例文を紹介」を参考にしてくださいね。
マナーを守って対面面接で好印象を与えよう
- 服装や髪型を整え、忘れ物がないように準備する
- 遅刻をしないように早めに到着するように出発する
- 面接中は笑顔で、正しい敬語を話すことを意識する
本記事では、対面面接の知っておくべきマナーについて詳しくご紹介しました。
面接時はいろいろなことに気を使わなければいけないので、気が重く感じる人もいるかも知れません。逆に言えば、面接時に気にするべきマナーをしっかりと事前学習して、面接時に見せられれば、好印象を与えられるでしょう。
本記事を参考に、対面面接のマナーを確認し、後悔のないように面接に挑んでみてはいかがでしょうか。
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