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自己肯定感を高めるのにおすすめな本10選!人生を変える1冊の選び方も解説

U-NOTE編集部

2023/04/26(最終更新日:2023/08/27)


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自己肯定感が低いことで悩む人も多いでしょう。自己肯定感を高めることでありのままの自分を受け入れられるようになります。自分の価値基準も明確になり、仕事や結婚などの重大な決断も下しやすくなるだけではなく、毎日の生活で幸せを感じられるようになります。

本記事では自己肯定感とは何かを解説し、高めるために役立つ本を10冊紹介します。信頼できる本、自分と相性のいい本の探し方も解説するので、気になる本を探してみてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • 自己肯定感って何?自己効力感との違いは?
  • 自己肯定感を高める本の選び方
  • 自己肯定感を高めたい人におすすめの本

そもそも自己肯定感とは?

自己肯定感とは、自分が自分で在ることをそのまま認めてあげることです。他人と比較したり、「〇〇ができたから自分を認められる」「〇〇ができない自分はダメだ」と条件付けしたりすることなく、自分の気持ちや価値基準を素直に受け止められることです。

自己肯定感が低いと自分に対して粗探しをしてしまいます。自分を過小評価し、自分の希望を無視したりする傾向が強くなり、それを埋めるために他者に依存しやすくなってしまうでしょう。

自己効力感との違い

自己肯定感と混同されやすい言葉に「自己効力感」があります。自己効力感とは、自分の能力をきちんと認識し、それを使って目標を達成したり困難な状況を乗り越えたりできるという感覚のことです。簡単にいえば「自分ならできるはず」「きっと大丈夫だ」と自然と思える心の状態を指します。

自己効力感とはありのままの自分を認められる感覚のことで、自分の能力や目標は関係ありません。「能力がなくても自分には価値がある」と自然と思える状態が自己肯定感の高い状態であり、「能力」を軸にするか否かが自己肯定感との違いといえます。

 

自己肯定感を高める本を選ぶ4つのポイント

自己肯定感を高めるためには、自己肯定感や人間心理について理解し、心理テクニックを適切に活用することが有効です。

自己肯定感を学び、自分に合った心理テクニックを探すのに役立つのが「本を読むこと」です。どんな本が自己肯定感を高めるうえで役に立つのか、本選びの4つのポイントを紹介します。

著者の経歴や職業

自己肯定感や心理学に関する本をあまり読んだことがない人は、どんな本が自分に合っているのかなかなかわからないでしょう。本に書かれていることが信頼できる内容なのかの判断もつきづらく、間違った情報に踊らされる恐れもあります。

そこでチェックしたいのが著者の経歴や職業です。心理学に関する仕事をしている著者、民間資格ではなく国家資格を持つ著者の本は、信憑性が高いです。

心理学の本なのか、自己啓発書なのか

自己肯定感を高める本の中には、いわゆる自己啓発書もあります。自己啓発書が悪いわけではありませんが、このような本は著者の経験を頼りに主観で書かれていることが多く、再現性が低いものも少なくありません。

できれば科学的な根拠に基づいて書かれた心理学の本を選びましょう。

目次で内容をチェック

気になる本を見つけたら、目次で内容をチェックしましょう。自分の悩みをそのまま投影したような章や節はあるか、自分に役立ちそうなテクニックが書かれているかを探してみます。

「はじめに」や気になる箇所を読んで相性をチェック

自己肯定感を高める本を読むうえで、内容と同じくらい大切なのが「本や著者との相性」です。まずは「はじめに」を読み、語り口や著者の考え方をザっとチェックしましょう。共感できると感じる本を選ぶことがポイントです。

目次で気になった部分を軽く読んでみるのもおすすめですよ。

自己肯定感を高めたい人におすすめ本10選

自己肯定感を高めたい人におすすめの本を10冊紹介します。視点や根拠、自己肯定感を高めるためのアプローチがそれぞれ異なる本を選んだので、自分に合っていそうなものを探してみましょう。

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』は口コミで広がった名著で、自己肯定感を高めるための基盤ともいうべき「嫌われる勇気」の持ち方を教えてくれます。

本書は古代の哲人ソクラテスを思わせる「哲人」と、彼を論破しようと燃える「青年」の対話により進んでいきます。哲人によれば、世の中も人生もとてもシンプルなもので、自らの意味づけした主観的な世界に住んでいるといいます。

自らの意味づけした主観的な世界に生きるということは、自分の考え方や価値基準を大切にする生き方であり、つまり自己肯定感高く生きるということです。

血気盛んな青年と、穏やかですべてを見通したような哲人の対話を通して、自分らしく生きるための教訓が心にスっと入ってくるでしょう。

>>嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

もしアドラーが上司だったら

『もしアドラーが上司だったら』は、今やってる仕事が100倍楽しくなるアドラーの教えを12に分けて伝えてくれる本です。

アドラー心理学には「人は自らが達成すべき目的を持ち生きており、幸せになるには勇気が必要である」という考え方があります。そんなアドラー心理学を仕事に当てはめることで、自分自身の目的ややりがいを大切にして仕事に取り組めるようになるでしょう。

仕事は1日の3分の1ほどの時間を費やすものです。この仕事がもっと楽しくなり、意義を見出せるようになれば、自己肯定感も自然と高まっていくでしょう。

>>もしアドラーが上司だったら

脳の名医が教える すごい自己肯定感

『脳の名医が教える すごい自己肯定感』は「他人に削られた自己肯定感を取り戻そう」がテーマの本です。他人から根拠もなく批判されたり会社で必要以上の叱責を受けたりして、理不尽に自己肯定感を削られている人は多いでしょう。

すでに自己肯定感が低くなっている人は、「自分が悪いから、自分の受けている批判や叱責は真っ当なものだ」と感じるかもしれません。そんな人は、著名人の炎上騒ぎを思い浮かべてみてください。

ちょっとした失言や失敗をしただけで、SNSで事情も知らない個人が勝手な想像で批判をし、それをエンタメメディアが面白おかしく書き立てるという流れは、現代の負の様式美とすらいえます。自分も似たようなことをされていると思えば、それに対策することの大切さがわかるでしょう。

本書では他人からの評価に左右されずに自分を受け入れることの大切さ、そのために何ができるのかを、脳の研究を下地にして解説しています。

>>脳の名医が教える すごい自己肯定感

鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない"方法

『鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない"方法』は最先端の科学的根拠と、実際に自己肯定感が高い人たちの習慣を軸に書かれた、実践的な自己肯定感の高め方の本です。

本書では自己肯定感とは何か、99%の人が自己肯定感のことを勘違いしているのはなぜかを解き明かしたうえで、自己肯定感を高めるための方法を教えてくれます。

自己肯定感を高めるためには言葉・思考・行動を変えることが必要です。誰でもできるワークを通してこの3つを変え、自己肯定感を高めていけます。

>>鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない"方法

何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書

『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書』は仕事や生活が何となく上手くいかない、モヤモヤした気持ちが消えないといったことを、自己肯定感を高めることで解決していこうという本です。

前半では自己肯定感とは何か、どのように変わっていくかなどを解説しています。SNSの使い方や仕事との向き合い方など、現代人に馴染み深いエピソードが多くわかりやすいでしょう。

後半では自己肯定感を高める具体的な方法を、日常の中でできるワークとしていくつも紹介しています。「自己肯定感が一瞬で高まる方法」も豊富で、モヤモヤした気持ちを今すぐ何とかしたい人におすすめです。

>>何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書

「自己肯定感低めの人」のための本

『「自己肯定感低めの人」のための本』は「自分はダメだ」と感じてしまう原因を14に分け、それを「心のノイズ」と定義。心のノイズを遠ざける10のエクササイズを教えてくれる本です。

心のノイズに気付くことで、自分で自分を責めてしまう負のループから抜け出せます。自分を責めていた原因を知ることで、それを認めたり、適切な対策を打ったりできるようになるからです。

本書で紹介しているのは自己肯定感を高める方法ではなく、自己肯定感が低くても悩まなくなる方法です。「自己肯定感を高めるためにいろいろ試したけれど、結局上手く行かなかった」という人にもおすすめできます。

>>「自己肯定感低めの人」のための本

うつ感情のトリセツ~自己肯定感が高まる

『うつ感情のトリセツ~自己肯定感が高まる』はストレスで片付けるには重過ぎる、うつ病というには軽すぎるネガティブな感情とうまく、ゆるく付き合っていく方法を教えてくれます。

「ゆるく」というのがポイントで、押し付けがましくなく、心が弱っている状態でも読みやすいでしょう。自分の感情と対立するのではなく、それを認めて付き合っていくことが大切です。

「なかなか動けない」「いつも悪いほうに考えてしまう」といった症状ごとに、ネガティブな感情をどう手なずければいいのかを解説します。まずは目次をザっと見て、自分に必要だと思った部分から読んでみましょう。

>>うつ感情のトリセツ~自己肯定感が高まる

毎日みるだけ! 自己肯定感365日BOOK

『毎日みるだけ! 自己肯定感365日BOOK』は「自己肯定感は貯められる」という考え方を軸に、1日1ページ読み進めていくことで、自己肯定感を少しずつ貯めて(高めて)いく本です。

「一喜一憂しない」「自分にグッジョブと言う」などの心の持ち方から、「朝起きたらまずカーテンを開ける」「デスクの上に好きな小物を置く」といった具体的なテクニックまで、365日分の「自己肯定感を高めるための提案」をしてくれます。

一つひとつの提案は日常生活にすぐに取り入れられるもので、毎日1ページ読みながら、少しずつ実践していけるでしょう。寄り添うようなやわらかい語り口なので、気持ちが弱っているときに読みやすいです。

>>毎日みるだけ! 自己肯定感365日BOOK

書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート

『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』はタイトル通り、書き込み式の本です。本の解説を読みながら、自己肯定感の高さをチェックしたり、自己肯定感の基礎となるワークに取り組んだりできます。

書き込み部分にはわかりやすいガイドや例がついていて書きやすいです。難しく考えすぎて手が止まってしまう人でも、ワークをスラスラ進めていけるでしょう。

自己肯定感について理解しながら少しずつワークを進めていけるので、「本の内容はわかったけど実践はできなかった」「結局面倒くさくてワークをやらなかった」といった経験がある人でも安心です。

>>書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート

精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法

『精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法』は精神科医による、幸せな毎日を生きるための具体的な方法が書かれた本です。

本書では幸せという感情がどこからくるのか、3つの脳内ホルモンと紐付けて解説します。表紙にある図のように、幸せは「心と身体の健康」を土台とし、「つながり・愛(人間関係)」「成功・お金(仕事)」と詰みあがっていきます。

本書に書かれたことは科学的根拠に基づく、人間の本能に訴えかける方法論です。書かれたことを実践していくうちに自然と自己肯定感が高まり、幸せになるための基盤ができあがっていくはずです。

>>精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法

 

自己肯定感を高めるのは環境ではなく習慣と行動!本を読んだらできることから実践しよう

本記事のまとめ
  • 自己肯定感を高めるためには心理学の知識が役に立つ
  • 心理学に詳しい著者の本を読み、理詰めで自己肯定感を高めていこう
  • 本を読んだらできそうなことを実践し、行動と習慣を変えていこう

自己肯定感を高めるためには心理学の知識が役に立ちます。心理学や脳科学について学んだ著者の本を選び、そこに書かれているテクニックの中から自分に合っていそうなものを試してみることで、自己肯定感は少しずつ上がっていくでしょう。

本を読むだけでは自己肯定感は上がりません。書かれたことを試し、習慣として毎日続けることで、少しずつ心のあり方が変わっていきます。いろいろな本を読み、自分なりの「自己肯定感を高める習慣」を構築していきましょう。

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