アドビ株式会社は、バックオフィス業務(経理・財務・会計・人事・労務・総務・法務関連業務)を担当する500人の会社員を対象に「バックオフィス業務のデジタル化に関する調査」の結果を公表しました。
バックオフィス業務の実態
調査によると、バックオフィス担当者の53.2%が、日々の業務においてルーチン業務が増加していると感じていることがわかりました。
さらに、紙の資料の使用頻度についても調査が行われ、52.8%が「毎日使用している」ことが明らかになりました。
デジタル化への期待と希望
紙の書類をデジタル化したいと思う割合は、「全てデジタル化したい(なるべくなら紙で管理したくない)」が19.7%、「なるべくデジタル化したい」が45.4%と、合わせて65.1%がデジタル化を希望していることが分かりました。
デジタル化の進展と新技術の展望
バックオフィス担当者の60.8%がここ数年間で業務のデジタル化進展を実感しており、「デジタル化によって働き方が柔軟になった」と回答したのは約8割(79.6%)にのぼりました。
また、生成AI(ジェネレーティブAI)技術の利用率は21.2%となりました。59.0%の回答者が今後のビジネスに最新テクノロジーの活用が必要だと考えています。
新技術獲得の課題
新しいスキルを身につける際に懸念される問題点について、バックオフィス担当者の26.7%が「時間がない」と述べ、26.0%が「お金がかかる」と指摘しました。
さらに、16.1%が「やる気を継続できない」と回答。会社側のスキル取得支援制度の不足も課題となっており、6.2%の回答者がその点を指摘しています。
「バックオフィス業務のデジタル化に関する調査」 概要
調査方法:インターネット調査
実施対象:500人(経理・財務・会計250人/人事・労務・総務・法務250人)
調査期間:2023年6月7日~2023年6月12日
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000368.000041087.html
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