「代表取締役」と聞けば、すぐにその会社の代表者・経営の最高責任者であることがわかります。役職とは本来、会社での業務上の役割や職務をわかりやすくするための呼称・肩書きです。
一方で、「役員」や「執行役員」が、経営に携わる上位層のことを指す言葉だと知っていても、それぞれを具体的に説明することは少し難しいと感じている人はいませんか……?
①取締役会の決定に基づいて業務を執行するポスト
②会計参与・監査役のこと
③取締役社長の決定に基づいて業務を執行するポスト
答えは…
取締役会の決定に基づいて業務を執行するポスト
解説
会社設立・運営などの法律を定めた『会社法』では、取締役・会計参与・監査役の3役を「役員」とします。役員とは、その企業で中核を担い、事業の方針を決定し、組織全体を管理・監督する役職者を指し、会社との契約形態は雇用契約ではなく、委任契約を結ぶ点が役職者を含む従業員とは異なります。
「執行役員」は企業が任意で設置するポストのひとつ。役員が参加する取締役会による経営計画・方針にもとづいて、実務を担います。これは従業員と経営上層部とつなぐこと、経営層が実務兼任をすることを避けるための方策です。多くの企業では、役職者から執行役員が選任されるようです。
「取締役と執行役員の違い」についての詳しい解説は以下の記事から↓
取締役と執行役員の違いとは?制度を設置するメリットやデメリットなどを紹介
前回のビジネスマナークイズ「【クイズ】ビジネスシーンで「エンパワーメント」とはどういう意味?」はこちら
【関連記事】
累計4万部突破、起業のリアルを伝えるロングセラー『起業を考えたら必ず読む本』新装版で登場
書籍『起業を考えたら必ず読む本』が、明日香出版社から7月20日(木)に新装版として発売されます。本書は、累計4万部を突破したというベストセラー。720円(税込)という手に取りやすい価格で登場しま...
外国人エンジニアのチームを日本企業がどう作るか? 3つのステップを解説
エンジニア不足やリモートでの開発環境の浸透を背景に、居住地に縛られず開発組織をグローバル化している動きが増えています。 一方で、言語や文化の違いなどから、着目はしているがなかなか前に進める...
日本の上場企業のWeb3参入はなぜ難しいのか? 立ちはだかる会計と監査の問題
昨今、ブロックチェーンを用いた新たなインターネットの概念として注目を集めている「Web3」。しかし、Web3関連の事業を展開する際には、さまざまな“壁”があるといいます。 今回は、公認会計...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう