総務省が2022年に行った労働力調査では、転職希望者数が増加傾向にあると伝えられています。転職サイト「ビズリーチ」が同サイト会員を対象に転職に関するアンケートを実施。これまで転職に消極的だった層で、意識の変化がみられる結果が見受けられました。自らの市場価値を意識し、キャリアを模索することが、世代・経験を問わず多くのビジネスパーソンに求められているようです。
本記事は株式会社ビズリーチが行った調査結果にもとづいています。
総務省統計局|労働力調査(詳細集計) 2022年(令和4年)平均結果
この1年で転職への意向が高まった人は全体のおよそ6割
転職サイト「ビズリーチ」会員を対象に行ったこのアンケート調査では、790人から有効回答が集まりました。この1年間で、転職したいという意向が向上したという回答はそのうちの61.1%を占めています。
また、調査によると、転職経験のないビジネスパーソンの23.9%が「以前は転職を検討していなかったが、現在は検討している」と回答しているそうです。
転職への意向についての回答をさらに詳しく年代別に見てみましょう(画像下)。若手社会人層を含む30代以下の転職経験がない人のなかでは、「この1年間で転職への意欲が高まった」という回答が51.1%と高い比率を示しています。一方で、転職経験がないという40代以上の層では「この1年で転職を検討した」という回答が25.9%となりました。
転職を検討している理由は?
転職を検討している理由を、複数回答可でたずねた結果です。転職未経験者は「現職の事業に将来性を感じられなくなったから(44.6%)」という理由が最多で、「現職でやりたいことができなくなったから(41.0%)」と合わせてキャリアの見直しをしている人が多いようです。「年収を上げたい」も42.2%となっています。
調査を行ったビズリーチ社は、従来型の雇用スタイルや、産業構造の変化が背景になりこれまで転職に積極的ではなかったミドル層の意向に変化が見られたのではないかと推察しています。
調査概要
調査内容:転職意欲に関するアンケート
調査期間:2023年5月8日~2023年5月14日
対象:ビズリーチ会員
有効回答数:790
・回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000546.000034075.html
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