プレゼンテーション資料を人工知能(AI)モデルを利用して自動生成できる「プレゼン資料AI(β版)」と題した機能が、無料のオンラインデザインツール「デザインAC」で利用できるようになりました。
同ツールを運営するACワークスによると、「ChatGPT」で用いられている自然言語処理のAIモデルが採用されているそうです。今までプレゼン資料の作成でデザインや文章作成に悩みを抱えていた人には、頼もしい助っ人のような機能になるかもしれません。
キーワードを入力するだけ
プレゼン資料AI(β版)は、作りたい資料のキーワードを入力すると短時間で資料を完成させる機能です。AIがキーワードにもとづいて原稿の文章を自動生成し、各ページに配置。さらに資料に注目をひきつける上で欠かせない写真やイラストをめぐっても、内容に合うものを自動選択し、見やすくレイアウトしてくれるそうです。
ビジネスで資料作成するうえで著作権を侵害しないことや、商用利用が可能であることが不可欠ですが、使用する写真やイラストは「デザインAC」の姉妹サイトである無料写真素材サイト「写真AC」、無料イラスト素材サイト「イラストAC」から商用利用できるものを選んでくれるそうです。
「著作権侵害の心配もなく、会議資料等にも安心してご利用いただけます」と同社は説明しています。
業務効率化のニーズに対応
さらに、作成した資料を後から編集し、修正することが可能。PDFやパワーポイントなどの形式でそれぞれダウンロードすることもできます。
今回の機能を提案した背景について、同社は「プレゼンテーション資料はさまざまな会議や発表、提案といった場で活用され、内容を人に伝えるための重要な手段です。しかし、誰もがデザインを得意とする訳ではなく、また、現代の日本では人手不足のため業務効率化のニーズも高まっています」と説明。
今後、さらにデザインパターンの追加や、画像のマッチング制度の向上、グラフやリンクの自動挿入などに対応する更新を予定しているそうです。
プレゼン資料AI(β版)の利用は無料で、特設ページ(https://www.design-ac.net/wp/posts/1593)から利用可能。利用開始にあたっては無料の会員登録などが必要となります。
<参照元>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000082681.html
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