多国籍企業「ヘイズplc社」(本社:イギリス)の日本法人で、外資系人材紹介会社の「ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(以下ヘイズ・ジャパン)」によると、同社実施のアンケートに回答した採用担当者のうち58.4%が従業員数を増やす意向があるとのこと。ヘイズ・ジャパンは、同社に掲載された求人数をもとに、2023年後半に日本で活発な採用が見込まれる業界トップ5と高い需要が見込まれる職種やスキルを発表しました。どのような見解が示されているのでしょうか。
※本記事はヘイズ・ジャパン社の調査・発表結果にもとづいています。U-NOTE編集部の見解をしめすものではありません。
1位はIT分野:DX加速で引き続き高い需要
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、デジタルトランスフォーメーション(DX)が加速しました。企業は業務のDX化を急務とし、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、サイバーセキュリティなどのITスキルが求められているそうです。
DX化推進にともない、セキュリティ強化が企業の重要な課題となっており、サイバーセキュリティエンジニアやセキュリティ・オペレーション・センター(SOC)の経験を持つ専門家人材にニーズが集まっています。また、情報活用の重要性を理解した企業は、SQL、Python、機械学習、ビジネスインテリジェンス(BI)の知識を持つデータサイエンティストやビッグデータのスペシャリストにも高い需要があります。
DevOps、サイトリライアビリティエンジニアといったITスキルをもバランスよく備えた人材が求められています。
2位は会計・財務分野:戦略的な意思決定を支援する人材が求められる
会計士やFP&Aのエグゼクティブ、マネージャーに対する需要は依然として高まっていて、企業は戦略的な意思決定を支援する人材を必要としているようでます。
日商簿記2級の資格にくわえて月次・年次決算のサポートやリーダー経験を持つ人材が求められています。また、会計テクノロジーを扱う上で重要な要素としてているとのこと。
FP&A(Financial Planning & Analysis)の人材には、ビジネスパートナリングや事業運営費(OPEX)、資本的支出(CAPEX)の設定、損益管理の経験が求められます。さらに、Tableau、Power BI、Alteryxなどの視覚化ツール、Excelモデリングツールの使用能力、シックスシグマに精通することが重要なスキルとされています。
さらに会計・財務分野では、上記にくわえてビジネスレベルの英語力が不可欠だということです。
3位はエンジニアリング分野に
エンジニアリング分野では、顧客へのアフターケアを担当するフィールドサービスエンジニアが注目を集めています。電気、化学、半導体、機械工学などをの専門分野とする人材が求められているようです。
クレーム対応の経験値の高い品質保証(QA)エンジニアも注目されており、その場合にISO9001(品質マネジメントシステムに関する規格)などの資格があることは重要な要件だということです。
4位、5位は
続いて、4位は秘書や総務などのバックオフィス業務、5位は営業となっています。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000316.000008738.html
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