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LGBT理解増進法案、当事者はどう思っているのか? ダイバーシティ求人サイト運営企業がアンケート調査を実施

IKKI

2023/07/20(最終更新日:2023/07/20)


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株式会社JobRainbowは、6月16日(金)に「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律(以下、LGBT理解増進法)」が成立したことを受け、LGBTQ+当事者の意見や声を収集するアンケート調査を実施。その結果をまとめた「LGBT理解増進法案アンケート調査結果レポート」を発表しました。

「LGBT理解増進法案」に対するLGBTQ+当事者の声

「LGBT理解増進法案」については、マスメディアやSNSなどさまざまな場所で議論が展開され、世論調査も行われるなど注目を集めています。また、政府としては異例のスピードで、この法案を6月23日(金)に施行しました。株式会社JobRainbowは、同社が運営するLGBTQ+向けの求人サイト「ジョブレインボー」のユーザーから20,000人を対象に匿名アンケート調査を行い、LGBT理解増進法案に対する当事者の意見を可視化することを目的とした法案調査レポートを作成しました。法案が施行された同日から行われたこの調査は、以下の6つの項目に焦点を当てています。

1. LGBT理解増進法の詳細の把握度

2. LGBT理解増進法の成立による自身の生活への影響

3. LGBT理解増進法に対するスタンス

4. LGBT理解増進法に期待する点

5. LGBT理解増進法への懸念・不安点

6. 国や地方自治体、企業に求める取り組み

この法案が施行されることで強く影響を受けるであろう当事者から寄せられた意見や声はどんなものでしょうか。(上記設問についての詳細なレポートはこちらから)

調査に応じた当事者はおよそ1000人

調査結果からは、LGBTQ+当事者のうち約2割がLGBT理解増進法案の詳細を把握していることがわかりました。一方で、全体の4割以上が法案の詳細を知らないと回答しています。

また、LGBT理解増進法案へのスタンスについては、約25%が「賛成」または「どちらかというと賛成」と答え、約38%が「反対」または「どちらかというと反対」と回答。約32%がよくわからないと回答しています。

「同法案の詳細を知っているか」という問いへの回答と、賛否をグラフ化してみると、詳細を把握している人ほど反対の意見が多くなる傾向となりました。「法案の趣旨には賛成だが、中身に問題がある」「当事者の意見がしっかりと入った法律に作り直して欲しい」などの意見のほかに「法案をきっかけに差別・偏見が助長するのではないか」と危惧する声もあげられています。

法案に期待できる点は「特になし」?

法律の施行で期待することについて「特にない」という回答が多い反面、「セクシュアルマイノリティの断片的な可視化に繋がる」などLGBTへの理解が社会全体で進むことを期待する声も出ています。

当事者たちの要望は?

当事者が国や地方自治体、企業に求めている取り組みについては、同性婚などLGBTに関する法律制定に向けた賛同、同性パートナーシップ制度の導入が最も多く挙げられています。さらに採用における性別選択欄の廃止、男女どちらかだけでないお手洗いや更衣室の選択肢の増加を求める声や、性別適合手術の保険適用、ソーシャルメディアなどでの差別的投稿・発言への対処などの要望も見受けられました。

調査概要

調査期間:2023年6月23日-7月2日
調査対象:ダイバーシティ求人サイト「ジョブレインボー」のユーザー
(ユーザー37万人のうち約2万人に送信)
回答数:1,044(有効回答数:1,038)
調査方法:匿名アンケート調査

本記事は株式会社JobRainbowが公開する調査結果にもとづいています。同社およびU-NOTE編集部の該当法案への意見を表明するものではありません。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000017747.html

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