会議や打ち合わせなどの動画や音声をアップロードすると、発言者別に文字起こしされ、発話者の感情などを分析した情報も可視化するというツール「Parrot(パロット)」が提供開始されました。デザインファームの「Flowz」の手がけるサービスです。文字起こしの精度は90%以上を誇り、会議やミーティングに参加できなかった場合にも、文脈や状況を鮮明に理解することに役立てられます。
対面だけではなく、オンラインミーティングが日常となった今、注目のお役立ちツールになりそうです。
社内外の会議や打ち合わせ、セミナー、面談と働く日々の中では、数えきれないほどのコミュニケーションが発生します。しかし、やりとりの要点やメモといった断片的な情報のみでは、やりとりの全体像や文脈を理解することは難しく、情報が欠けたり、誤った解釈が生じたりする恐れもあります。
そうしたコミュニケーションロスの問題に着目して開発されたのが、Parrotです。
さまざまな形式の動画や音声ファイルに対応し、アップロードすると自動で発話者別の文字起こしと分析がスタートします。
文字起こしは90%以上の精度を誇り、誤字があった場合は修正することもできます。検索機能も備えるため、最初から動画や音声ファイルを聞き直さなくても、知りたいキーワードに関するやりとりに簡単にアクセスできます。
発話者を分析した情報が可視化されるとうたう点も大きな特徴です。
発話者ごとの感情を分析し「ポジティブ」「ネガティブ」「中立」の割合で可視化。会話の中でよく登場する頻出単語を分析し、ワードクラウドの形で表示させることもできます。
さらにテキストにはタグ付けも可能で、「要点」や「タスク」「課題」などのカテゴリに分けてマークすることで管理がしやすくなります。
複数のファイルを横断して発話者を登録・管理することも可能なため、誰がいつ何を話したのかまとめることができます。「継続的にコミュニケーションをおこなう大切なキーパーソンやクライアント、複数回実施するユーザーインタビューや採用面接など継続的にログとして残すことが可能です」と同社は説明しています。
気になるセキュリティ面でも高度な対策が施されており、アップロードされた動画や音声ファイルは、サイバー攻撃や不正アクセスから情報を守る強固な体制の下、管理されているとのことです。
利用は、公式サイト(https://iamparrot.com/)でアカウント登録が必要。基本料金が月額税別5千円ほか、従量課金となる場合もあるそうです。
<参照元>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000121963.html
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