oVice株式会社は、新型コロナウイルスの5類移行後、出社の頻度が増加した従業員109名を対象に、現在の勤務形態に関する実態調査を実施しました。調査対象の企業は従業員1000人以上が所属する企業とし、6月にインターネットを利用して調査が行われました。
調査の結果、75.3%が「出社に意義を感じている」と回答。しかし、それを上回る78.0%が「出社が増えたことによるストレス」を実感していることが明らかになりました。勤務状況が完全リモートから出社とリモートの両立になる中、出社することの意味についてもう一度整理することが必要かもしれません。
出社に前向きな割合は7割越え
「あなたは、出社に意義を感じていますか」との質問に対し、「とても感じている」(29.4%)、「やや感じている」(45.9%)の合計である75.3%が意義を感じていると回答。
出社するメリットとして、従業員同士のコミュニケーションの不足を防ぎやすい点や何気ない雑談からのアイデア創出が考えられます。
出社が増えたことで、8割近くがストレス増加
ただ、出社へのメリットを感じている一方、出社頻度が増加した影響でストレスが増えている状況です。「出社が増えたことで、仕事へのストレスは増えたと思いますか」と尋ねたところ、「非常にそう思う」(32.1%)、「ややそう思う」(45.9%)の回答を合わせた78%が仕事に関するストレスが増加していることが明らかになりました。
仕事へのストレスが増えた原因は「通勤時間が増加したため」や「ランチ代や交通費など支出の増加したため」
出社によってストレスが増えたと回答した85人に対し、追加で「出社が増えたことで、仕事へのストレスが増えた理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、最も回答を集めたのは「通勤時間が増加したため」となり、75.3%でした。また、「プライベートの時間が減少したため」が51.8%と、出社による自分の時間が奪われてしまうことがストレスにつながっていると予想できます。
出社頻度「週の半分未満」6割以上が望む
「あなたの理想の出社頻度を教えてください。」という質問に対して、出社の頻度を「週の半分以下に抑えたい」人は6割以上にのぼることが分かりました。
先に質問した3つの質問を踏まえて、大企業の従業員は完全なリモートワークではなく、出社とリモートを併用したかたちを希望している状況です。出社の意義を感じつつも、出社によって発生するストレスが多いため、頻度は少なくしたいという意識であることがわかりました。
<参照>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000161.000058507.html
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