HOMEライフスタイル 社会貢献意欲を示すU25社会人、半数以上がエシカル消費を経験 ボーナス支給時期のマネーリテラシーを調査 

社会貢献意欲を示すU25社会人、半数以上がエシカル消費を経験 ボーナス支給時期のマネーリテラシーを調査 

服部真由子

2023/07/06(最終更新日:2023/07/06)


このエントリーをはてなブックマークに追加

6月下旬〜7月上旬にかけては、夏季賞与いわゆるボーナスが支給されることが多い時期。お金への意識が高まるこの時期、若手社会人はお金や消費行動についてどのような感覚をもっているのでしょうか。

ふるさと納税事業などを展開する株式会社トラストバンクの調査機関「トラストバンク地域創生ラボ」が2023年6月19日(月)~21日(水)の期間に行った「若者のマネーリテラシーに関する調査」の結果が公開されました。この調査はインターネットで、全国に住む20歳~39歳の男女1026人を対象に行われたもの。このアンケート調査に回答者から全国に住むU25(20歳~25歳)の公務員・経営者・企業役員・会社員(事務系・技術系・その他)・自営業・自由業を抽出した116人を「若手社会人」としています。

本記事は株式会社トラストバンクが企画運営する「トラストバンク地域創生ラボ」の調査結果を基にしています。

満足度の高いお金の使い方は……?

 

20~30代を含む回答者全体では「自分の欲求を満たす」消費行動が最も満足度が高いという結果になりました。しかし、若手社会人に限定すると「寄付など社会のため」にお金を使うことが1位(30.2%)、次いで「友人・家族など人のため」(26.7%)と並び全体の半数以上が社会や地域への貢献と自分以外の家族・友人のためにお金を使いたいと考えていることがわかりました。

社会貢献意欲が高い若手層

若手社会人は回答者の41.4%が「社会貢献や社会課題解決への興味・関心がある」と回答。「どちらかといえば、はい」の回答を加えると、7割近くの若手社会人層が社会貢献に関心を寄せていることを示します。さらに、モノを買う時価格・品質以外に「社会・地域・環境に貢献できる」ことを若手社会人の39.7%が重視しているという結果が出ています。

マネーリテラシーが高いと感じる消費行動は?

若手社会人にマネーリテラシーが高い行動について5つの項目を提示して選択する設問では、6割以上が「応援消費(※)」と「エシカル消費」を選んだ結果に。

エシカル消費とは、消費者それぞれが社会的課題の解決を考慮したり、課題に取り組む事業者を応援しようとすることを指します。若手社会人の49.1%がそのような消費行動を経験しているという回答を寄せていることから、社会貢献意欲の高さとエシカル消費の浸透ぶりがよくわかります。また、回答者全体での同回答は37%です(くわしくはこちら)。

※応援消費とは生産者や企業を応援することを目的とした購買行動。東日本大震災などをきっかけに被災地支援のための消費を指す言葉でしたが、コロナ禍でさらにひろがりを見せました。好きなブランド、ふるさと納税、推しのアイドルなどにまで対象は広がりをみせ、自分以外の誰かのために購買・消費行動を行うことを指しています。

調査概要

「若者のマネーリテラシーに関する調査」

方法:インターネット調査

期間:2023年6月19日(月)~21日(水)

対象:全国に住む20歳~39歳の男女1026人

※若手社会人は、上記のうち、全国に住む20歳~25歳、且つ以下の職業に該当する人の回答を抽出

職業:公務員、経営者・役員、会社員(事務系・技術系・その他)、自営業、自由業

(グラフでは小数点第1位を四捨五入しているため、合計が100%にならないことがあります)

PR TIMES:

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001027.000026811.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001027.000026811.html

 

【関連記事】


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード