日本三名泉に数えられる群馬県の草津温泉で、異なった職場や職業の人たちが集ってそれぞれ仕事ができるコワーキングスペース「コワーキング草津温泉」の立ち上げを目指すプロジェクトが開始しました。心身の健康や幸福を意味する「ウェルビーイング」なワーケーションの体験を提供したいと、コンテンツ制作などを手がけるアントレースが企画したもので、開業費用などを募るクラウドファンディング(CF)が7月1日(土)から始まっています。
普段と働く場所を変え、温泉も楽しみながら働けば仕事のパフォーマンスが上がったり、新たなアイデアが生まれたりするきっかけになるかもしれません。CFの実施は8月13日(木)まで。
コワーキング草津温泉の内容
コワーキング草津温泉は建設済みの物件をリノベーションして活用する計画で、グリーンをアクセントにウッディーな内装やナチュラルな見た目のインテリアや、自然とのつながりを意識した「バイオフィリックデザイン」を採用する考えといいます。
建物の目の前には、地元住民や温泉好きにも愛され続けている共同湯「煮川乃湯」もあるとのことです。
支援に対するリターンの内容
7月1日からCF仲介サイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」でCFをスタートさせています。目標金額は第1目標として100万円を掲げており、集まった支援は内装工事費や設備購入費に充てたいとしています。
支援金額に合わせたリターンも用意しました。3千円が特製ステッカーかコワーキング草津温泉の1日利用券、7千円がオリジナルTシャツ、9千円がご当地お菓子7種セットなど。20万円で1年間、すべての営業日で使える利用券が贈られるコースもあります。
取り組みが始まった背景
同社は雑誌やウェブ、SNSメディアに掲載される記事やコンテンツ制作を手掛けているといい、これまで数多くの土地を訪れてきたそうです。その中で、「食や文化に触れ、現地の方々とコミュニケーションを行ってきたなかで、特に魅了された」のが草津温泉だったといいます。
草津温泉は歴史的に古くから湯治場として知られます。湯治とは、温泉地に長期間滞在しながら温泉の有効な成分を身体に取り入れ、人間が本来持つ自然治癒力を高め、不調を改善させることです。現代のビジネスパーソンにとって長期間の滞在は難しくても、2泊3日や3泊4日といった短期でその間に仕事もできる環境があれば、現代版の湯治とワーケーションを組み合わせた新たなスタイルを実現できるのではないか、と考えました。
そこで、草津温泉にはまだないという、初のコワーキングスペースとして「コワーキング草津温泉」の立ち上げを企画することにしたそうです。
同社は「国内屈指の温泉地・草津に、クリエイティブな仕事を充実させる大人のための『仕事場』を作り、これからの働き方の新たなスタイルを、ここから発信していきたいです」などと支援や協力を呼び掛けています。
<参照元>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000123159.html
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