株式会社文響社は、6月23日に『マンガでわかる!うつの人が見ている世界』を発売しました。本書は100名以上の当事者の声をもとに作られた、言葉にできない「うつの景色」について分かるような本となっています。
「うつ」を知ることで自分や周りを守る
本書は、編集者の身近な家族がうつ症状を抱えたことをきっかけに、うつ状態に陥ったときのこころの状態と、適切な接し方を知りたいという思いから制作されました。「うつ」の人に対して、傷つけずに力になりたいという思いを抱えている方に向けた本です。どのような症状が「うつ」なのかを知ることで、自分のこころを守ることにもつながります。
うつ症状を19のエピソードに分けてマンガで紹介
本書では、100人以上の当事者とそのご家族への取材から得た、最も代表的な「うつ症状(一部双極症の躁状態を含む)」を、19のエピソードを通してマンガでわかりやすく解説。精神面だけではなく、身体に影響を及ぼす、うつの症状を紹介しています。
また、本の後半では、当事者への取材で判明した、うつの人が周りの人にしてもらって嬉しかった言葉がけや、逆に負担となった事例をマンガで紹介。うつの人への寄り添い方について分かるような内容となっています。
大野裕
精神科医。一般社団法人認知行動療法研修開発センター理事長。ストレスマネジメントネットワーク代表。精神医療の現場で注目されている認知療法の第一人者で、Academy of Cognitive Therapyの公認スーパーバイザー。日本認知療法・認知行動療法学会理事長、日本ポジティブサイコロジー医学会理事長など、諸学会の要職を歴任。著書に『こころが晴れるノート』(創元社)、『はじめての認知療法』(講談社現代新書)など多数。
NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)
2007年1月設立。精神障害のある人たちが主体的に生きていくことができる社会の仕組みづくりを目指し、地域で活動する各団体と連携して、科学的に根拠のあるサービスの普及を行っている。本人・家族のためのメンタルヘルスマガジン『こころの元気+』を毎月発行。
<参照>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000304.000003336.html
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