株式会社キャリアデザインセンターが運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』は、女性856名を対象に「退職代行」についてアンケートを実施しました。
調査結果から、退職代行に興味を持つ女性は6割程度おり、サービスの利用に前向きであることが明らかになりました。
退職代行サービスの利用人数は少数
まず最初の質問として、自分の周りに退職代行サービスを利用して退職した人がいるかどうか尋ねました。結果は、「いない」56.2%、「いる」13.4%、「わからない」30.4%で、退職代行サービスは目立って活用されているとは言えない状況です。
退職代行サービスの利用に5割以上が興味
次の質問として、退職代行サービスを利用したいと思うかどうかを尋ねると、「場合によっては使ってみたい」が最多で54.8%でした。「ぜひ使ってみたい」4.1%、「すでに使った」2.0%を合わせると、約6割の人に利用意向があります。
否定派である「使ってみたいと思わない」は39.1%で、退職代行サービスに前向きな考えを持っている人の方が多いという傾向にあります。
利用してみたい理由は?
前の質問で退職代行サービスを「使ってみたい」「すでに使った」と答えた人に、使ってみたい理由を尋ねました。1位「有給消化や退職金など権利を行使して辞めたい」42.8%、2位「退職交渉は気まずい」42.2%、3位「退職の意志を伝えると、退職日まで不当な扱いを受けそう」36.4%と続きました。
回答者からのコメントとして「パワハラが横行しているなど、特別な場合のみ使いたい」「退職理由がセンシティブな内容などの理由で向き合うことがどうしても困難な場合、是非活用したい」と通常の流れで退職できないときに活用を検討していることが分かります。
退職時の不満やトラブルについて
転職したことがある人に、退職時に不満やトラブルはあったかどうかを尋ねると、「とくに不満やトラブルはなかった」34.5%と最多だったものの、残りの約65%の人は不満やトラブルの経験がある模様。
一番多かった不満・トラブルは「有給休暇が余っているのに使えなかった」27.5%で、次いで「退職日まで残務処理に終われた」17.6%、「強引な引き止めがあった」17.4%となりました。
コメントからの具体的なトラブルの例として「退職の旨を申し出た際にモラハラ発言があった」「退職の意思を伝えていたにもかかわらず、聞いていないと言われた」と退職のトラブルの種類はさまざまあるようです。
<参照>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000497.000012506.html
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-68/
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