転職サービス「doda」は5月25日(木)、同サービスの会員登録者数(転職希望者)1人に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した「doda転職求人倍率」の4月分を発表。統計史上2番目に高い2.21倍となったことを明らかにしました。経済活動の活性化に伴って企業の人手不足が深刻化している状況が続いています。
求人数と転職希望者数の推移は?
同社によると、求人数は統計史上最高の前月と比べて99.8%となり、ほんの少し減った一方、前年同月比でみると135.0%と大幅な増加となりました。転職希望者数は前月比で101.5%、前年同月比で112.5%となっています。
前月比で増えた業種はどこ?
求人数を業種別でみると、12業種のうち7業種で前月から増加。「エネルギー」が最も増加率が大きく110.7%となりました。dodaによると、再生可能エネルギーに関する事業開発が進んでおり、電力会社や石油会社で技術職の求人が増えたことが背景にあるということです。
また、新型コロナウイルス感染症の5類引き下げで人流増加を見込んだホテルや旅館が接客スタッフの求人を増加。「レジャー・外食」が「エネルギー」に次いで102.6%となりました。
職種別では、11業種のうち3種目で増加しており、「専門職」(107.4%)、「販売・サービス」(102.3%)、「エンジニア(機械・電気)」(100.4%)がトップ3となっています。
dodaによる5月以降の見通し
dodaは、5月以降の見通しについて、企業の人手不足が続くことから求人数が増加すると予想。夏の賞与後に転職を検討する人が増え始めることから、従来通り転職希望者数も増えると見込みました。
「求人数の増加率よりも転職希望者数の増加率の方がやや大きい可能性があるため、転職求人倍率は横ばいまたは微減すると推測されます」とコメントしています。
<参照元>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000326.000016455.html
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