思い込みを脱ぎ捨て、より自由に生きるために　性別問わず学ぶべきジェンダーについて解説した『おしえてジェンダー！「女の子だから」のない世界へ』

2023/05/18（最終更新日：2023/05/18）

目次: +ジェンダー平等とは; +すべての人が束縛や強制から自由になるために; +書籍概要

書籍『おしえてジェンダー！「女の子だから」のない世界へ』が、5月19日に合同出版株式会社から発売されます。価格は1,980円（税込）。ジェンダー平等を理解し、実現するための学びが詰まった若い女性に向けられた本ですが、男性にも手にしてもらいたい1冊です。

ジェンダー平等とは

「女の子だから……」「男の子だから……」このような性別を理由に行動や好みを制限されてもやもやしたことや、自分が本当に望むものをあきらめたことはありませんか？

こんな個人的で、かつちいさな‟気持ち”も、男女間の不平等のひとつ。「女の子だから……」という言葉で‟女らしさ”を押し付けられたり、経済的な自立や社会的活躍のチャンスを奪われた女性たちがいると同時に、「家族を養えない男は半人前」「男は弱音を吐くな」などの‟男らしさ”を強要する言葉や現実に苦しむ男性もいます。

2015年9月に国連サミットでSDGs目標のひとつとしてジェンダー平等が採択されたことから、日本でも男女間にある不平等の改善に向けた取り組みが進んでいます。女性だけが弱者・被害者のように取り上げられている、と感じる男性もいるかもしれませんが、本質は性別・世代を問わずすべての人がより自由に生きるために学び、取り組むべき課題のひとつです。

すべての人が束縛や強制から自由になるために

『おしえてジェンダー！「女の子だから」のない世界へ』は、ジェンダーについて理解しやすいようにマンガを交えながら、国際NGO、プラン・インターナショナル・ジャパン（※）の豊富な知見とデータに基づいて解説されています。たとえば、「女の子はピンク色の服？」「女の子は理系が苦手？」など身近なトピックを取り上げているため、初めてジェンダー平等に興味を持った人でも理解しやすい構成です。

（※）世界中の女性が人生を主体的に選択できる世界の実現に取り組む、国際NGO団体。