カーボンニュートラル分野などで社会課題の解決に挑戦するスタートアップを募集。大阪・関西万博への出展チャンスも

サダユウカ

2023/05/12（最終更新日：2023/05/12）

目次: +カーボンニュートラルとは？; +募集概要

公益財団法人大阪産業局は、主催するプログラム「HeCNOS AWARD（ヘクノス・アワード）」において、ヘルスケア分野とカーボンニュートラル分野でサービスの開発・社会実装を目指すスタートアップ企業や起業家を募集します。

本プログラムに採用されたスタートアップの中からは、大阪・関西万博への出展企業を選定する予定とのこと。

少子高齢化社会を支える「医療」「介護」などのヘルスケア分野と、地球環境問題への対策に向けて不可欠な「エネルギー」「輸送」などのカーボンニュートラル分野におけるビジネスチャンスは、今後さらに広がりそうです。

カーボンニュートラルとは？

2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言しました。

「全体としてゼロにする」とは、「排出量から吸収量と除去量を差し引いた合計をゼロにする」ことです。つまり、現実的に温室効果ガスの排出量をゼロに抑えることは難しいため、排出した分については同じ量を吸収または除去することで、「差し引きゼロ（ニュートラル）にする」という意味になります。
（KEYENCE「カーボンニュートラルとは？脱炭素社会をリードするための基礎知識」より）

カーボンニュートラル実現に向けて、「エネルギー関連」「輸送・製造関連」「家庭・オフィス関連」などの産業が重点分野として設定されています。

本プログラムでは、そういった分野においてテクノロジーを活用した製品・サービスで社会課題の解決に挑戦するスタートアップ企業を応援する取り組みとなっています。

受賞企業への社会実装に向けたビジネスサポートのほか、ノミネートをされた企業に対しても、事業計画のブラッシュアップを中心としたサポートが行われるそうです。