キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を開発・運営する株式会社ライボの調査機関『Job総研』は、社会人男女を対象に「コロナ5類移行に伴う意識調査」を実施しました。
調査概要
調査に答えたのは、従業員20人以上の会社で働く20~50代の社会人男女757人。2023年4月19日~4月23日の期間、インターネットで調査を行いました。
5類移行後の出社方針
コロナの5類移行後の出社方針について会社からの通達があるかどうかを尋ねたところ、「通達あり」が46.4%、「通達なし」が53.6%という結果になりました。
また、出社の増減については、「出社が増える」が48.6%で最も多く、「変わらない」が38.3%、「出社が減る」が13.1%という回答結果になりました。
コロナ禍前の日常回帰について
5類移行後にコロナ禍前の日常に戻せるかどうか尋ねたところ、回答者の60.7%が「戻る派」。そのうち16.1%が「戻る」と回答し、44.6%が「どちらかと言えば戻せれる」と回答しました。
一方、「戻らない派」は39.3%で、その内訳は「戻らない」が19.7%、「どちらかと言えば戻らない」が19.6%となっています。
さらに、現在のコロナに対する認識を尋ねたところ、「一般的な風邪と同等」が36.5%で最も多く、次いで「インフルエンザと同等」が30.5%、「一般的な風邪以下」が14.3%、「全く気にしていない」が10.6%、「インフルエンザ以上」が8.1%という回答になりました。
5類移行に感染した際の自粛意識
5類移行後にコロナに感染した場合の療養期間について、5日間の推奨が示されていることを「認識している」と回答した人は33.4%、「どちらかというと認識している」と回答した人は25.6%で、合計59.0%の人が「認識している派」でした。
また、今後コロナに感染した場合の外出自粛意識について聞いたところ、「症状に関係なく自粛はしない」が50.6%で最も多く、次いで「症状が軽ければ自粛しない」が24.3%、「症状が軽くなり次第外出する」が14.3%、「推奨通り5日間は自粛する」が10.8%の回答結果になりました。
感染または濃厚接触した際の出社意識
5類移行後に、自身が感染した場合の出社意識について尋ねたところ、「推奨通り5日間は出社しない」が63.7%で最も多く、次いで「症状が軽くなり次第出社する」が18.6%、「症状が軽ければ休まず出社する」が11.2%、「症状に関係なく休まず出社する」が6.5%という結果になりました。
また、自身が濃厚接触者になった場合の出社意識についても尋ねたところ、「感染者の症状が軽くなり次第出社する」が46.2%で最も多く、次いで「自身に症状がなければ休まず出社する」が32.0%、「感染者の症状が軽ければ休まず出社する」が13.1%、「症状に関係なく休まず出社する」が8.7%という結果になりました。
人手不足や責任感から感染中でも出社するケースがある
自身がコロナに感染または濃厚接触した際に、5日間の自粛推奨期間を守らずに出社する理由について、全体的にコロナへの警戒意識が下がっていることや、人手不足や業務への責任から休めないといった意見が目立つことが分かりました。また、感染しても出社しているケースがすでにあるといった回答もありました。
職場でのマスク着用について
マスクの着用に関するルールが職場であるかどうか聞いたところ、63.7%が「着用ルールあり」と回答し、次いで22.7%が「着用ルールなし」、13.6%が「知らない」と回答しました。
また、職場全体のマスク着用率については、33.9%が「全員が着用している」と回答し、次いで33.7%が「8〜9割未満が着用している」、18.2%が「6〜7割未満が着用している」、8.2%が「半数が着用している」、6.0%が「半数以下」という回答結果になりました。
<参照>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000154.000013597.html
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