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文章校正ツールおすすめ10選|使用する際の3つのポイントを紹介

U-NOTE編集部

2023/04/20(最終更新日:2023/08/27)


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文法的に正しい文章を書くためには、日本語の文法の知識を学び、書いた文書を何度も読み返し確認する必要があります。

しかし、実際には何度も読み返す時間が取れないことや、読み返しても間違いに気が付けないケースも多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが「文章校正ツール」です。

本記事では、文章校正ツールおすすめ10選、使用する際の3つのポイントをご紹介します。文章校正ツールの手助けを得て正しく読みやすい文章を書きましょう。

本記事の内容をざっくり説明
  • 文章校正ツールを使用する際のポイント
  • 無料で使用できる文章校正ツール
  • 有料の文字や日本語文章校正ツール

 

文章校正ツールを使用する際のポイント

「文章校正ツールを使えば、すべての文章の間違いをチェックしてもらえる」と思っている人もいるのではないでしょうか。

文章校正ツールの役割や内容を認識していないと、誤った文章を書いてしまうことも。

以下では、文章校正ツールを使用する際のポイントをご紹介します。

ポイント1.信頼できる複数の文章校正ツールを併用する

文章校正ツールを使用する際の1つ目のポイントは、信頼できる複数の文章校正ツールを併用することです。

文章校正ツールはツールによって、指摘できる範囲が異なります。例えば、誤字脱字の指摘に強い文章校正ツールがあれば、表記ゆれに強いツールもあります。

複数のツールを組み合わせることで、幅広い範囲の校正が可能になりますよ。

ポイント2.表記ルールを作成できるものを選ぶ

文章校正ツールを使用する際の2つ目のポイントは、表記ルールを作成できるものを選ぶことです。

例えば「一ヶ月」「1ヶ月」「1か月」などの表記がある際に、「1ヶ月」を正しいルールとして適応しておけば、いちいち細かい表記ゆれを変える必要はありません。

また、メディアによって「ひとつ」「一つ」などとルールが異なるものに対して、設定を変えればストレスなしに校正してもらえるでしょう。

ポイント3.セキュリティに問題がないか確認する

文章校正ツールを使用する際の3つ目のポイントは、セキュリティを確認することです。

無料の校正ツールは特にセキュリティが脆弱なものもあり、システム内に保存されたものが外部に流れてしまう可能性があります。

社内秘の文章や、まだ世に出てない文章など、外部に流出してはいけないものの場合は特に、セキュリティの安全性が高いものを選ぶことをおすすめします。

 

無料で使用できる文章校正ツール

まずは、無料で使用できる文章校正ツールをご紹介します。セキュリティ面で弱いツールもあるので、流出したとしても問題ないもので利用することをおすすめします。

文章校正ツール

文章校正ツール」は、1万文字以内の文章を校正できるツール。

記載されている通り、Yahoo!JAPANに入力した情報が送信されて保存されるので、リスクがあることを覚えておきましょう。

どの程度の精度なのか実際に使ってみましょう。「柿は秋に食べれる火術です。牡蠣には富有柿や次郎がきなどがあります。。」という文章をチェックしてもらった結果が以下のとおりです。

ら抜き言葉や、表外漢字のチェックが入りました。また、「。。」が2つ重なっているところにもチェックが入っています。「火術(果実)」「牡蠣(かき)」の誤字や、「がき」という表記ゆれにはチェックが入りませんでした。

文脈を読まなければ気づかない間違いはチェックが入らないので、必ず文章を読み直すことをおすすめします。

無料で使えるAI校正ツール - Shodo(ショドー)

無料で使えるAI校正ツール - Shodo(ショドー)」は、シンプルな作りで見やすいところがポイント。

同じ文で間違いをチェックしてみると、校正が入るところに赤線が引かれます。赤線をクリックするとなぜ、間違いなのかを確認できます。

今回は、前回と同様に、ら抜き言葉や常用漢字以外の文字がチェックされています。

文章校正ツールと比べて「。。」がチェックされていないので、「。。」のミスを防ぐには、「文章校正ツール」をおすすめします。




 

PRUV(プルーフ)

PRUV(プルーフ)」は、ユーザー登録をしなければ300文字以内の校正しか行なえません。

無料のユーザー登録をすれば、300文字以上かつユーザー辞書を使えるようになります。メインでPRUVを使う人は、ユーザー登録をすることをおすすめします。

同様に文章を確認すると、文章構成ツールと同じ内容がチェックされています。

オンライン日本語校正補助ツール

オンライン日本語校正補助ツール」は、一度に「100KB(約50000文字)」もの文章をチェックしてくれます。

長文をチェックしたい場合は、「オンライン日本語校正補助ツール」がおすすめです。また、ローディングに時間がかかるので、時間があるときに校正するといいでしょう。




 

プレスリリース校正ツール

プレスリリース校正ツール」は、色鮮やかなチェックをしてくれるので重要度がわかりやすいです。

ら抜き言葉を「表記・表現の間違いや不適切な表現に関する指摘」とあり、直さなければいけないところが視覚的に明確です。

ChatGPT

ChatGPTは、初回に登録する必要がありますが、校正に利用することも可能です。

ChatGPTは無料で使える文章構成ツールの中で、唯一「火術」を「果物」に変更しました。

「柿は秋に食べれる火術です。牡蠣には富有柿や次郎がきなどがあります。。」という文章を最も精度高く校正したのは、ChatGPTでした。
 

有料の文字や日本語文章校正ツール

次は有料の文章構成ツールをご紹介します。

ATOKクラウドチェッカー

ATOKクラウドチェッカー」は、有料の「ATOK Passport」のプレミアムに申し込んでいる人のみ使用できるサイトです。

出典:日本語入力システム ATOK Passport(2023年3月31日現在)

「ATOK Passport」のプレミアムは、年間プラン・月間プランのどちらか一方で加入できます。

クラウド推測変換と呼ばれる文章を書く際に役立つ機能も多々ありますよ。

Just Right!7 Pro

Just Right!7 Pro」は、スピーディーに文章をチェックしてくれる優れもの。

校正時間が長いと、ストレスが溜まってしまいますよね。Just Right!7 Proは、約10万5000字をわずか10秒程度で校正してくれます。普段莫大な文章を構成する人は、Just Right!7 Proを使ってみてはいかがでしょうか。

出典:Just Right!7 Pro(2023年3月31日現在)

「Just Right!7 Pro」は、他の有料版の校正ツールと違い買い切り型なのもポイントです。サブスク系が苦手な人におすすめです。

文賢

「文賢」は、言わずとしれた文章校正ツール。「形容詞 + です」「一文が100文字以上ある」などのついついやってしまいがちなミスも逃さずチェックしてくれます。

https://rider-store.jp/bun-ken/

出典:文賢(2023年3月31日現在)

文賢は初期費用がかなりかかってしまいますが、更新費用はそれほど高くないのが特徴です。

Press Term

Press Term」は、NTTデータ東北による日本語文章校正ツールです。

赤色・黄色・水色・緑色に分けて文章の間違いをチェックしてくれるので、視覚的にもわかりやすいのがポイント。

出典:Press Term(2023年3月31日現在)

買い切り型でありながら手を出しやすい値段なのも嬉しいポイントですね。

 

文章校正ツールを使って正しい文章を書こう

本記事のまとめ
  • 無料で使用できる校正ツールは文章の流出の恐れがある
  • 無料で使用できる文章構成ツールは「ChatGPT」がおすすめ
  • 有料の校正ツールは、買い切り型かサブスク型かを選ぶ

本記事では、無料で使える文章校正ツールや有料の日本語文章校正ツールをご紹介しました。

すでにご紹介したように、文章構成ツールは一長一短あり、得意と不得意の分野が異なります。無料のものを使用する際は、精度が高くないケースが多いので、必ず複数の文章構成ツールを使用しましょう。

有料の文章校正ツールを使用する際は、買い切り型とサブスク型どちらにするかをまず決めることをおすすめします。

本記事を参考に、使いやすい校正ツールを選んでみてはいかがでしょうか。

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