ソニー生命保険株式会社が行ったインターネットリサーチ『社会人1年目と2年目の意識調査』の集計結果が公開されました。この調査は、今年で10回目となるもの。対象は、2023年春から働き始める社会人1年生、この春に2年目を迎える社会人で、20~29歳の男女から、1,000名の回答を集計しています。
こんな言葉が新社会人のやる気をアップ!
「仕事で失敗したときなど落ち込んでしまった時に、先輩に言われたらやる気に火がつくセリフは?(複数回答形式)」という新社会人のモチベーションに影響を与える、先輩社会人の言葉についての質問では、「君がいて助かった、ありがとう」(34.7%)が最も高くなり、次いで、「本当によく頑張った」「何でも相談してね」(いずれも26.7%)、「一緒に乗り越えよう」(22.3%)、「大丈夫、なんとかなるよ」(19.5%)との言葉が回答として並びました。
感謝の言葉や、努力を認めてもらうことでモチベーションが上がる人が多いことが見受けられます。男女別にみると「君がいて助かった、ありがとう」という言葉は、男性28.0%、女性41.4%と男性と比べて女性のほうが13.4ポイント高くなりました。(図18)
2年目社会人が入社後がっかりしたこととは?
「給料が少なかった」(32.2%)「ボーナスが少なかった」(27.0%)が並ぶ結果に。社会人2年生にとって、収入面での不満が入社後の失望につながっているケースが多いようです。また、収入面での不満に次いで「残業が多かった」(19.2%)、「仕事内容が思っていたものと違った」(18.8%)、「同期で集まる機会が少なかった」(16.8%)と続きます。
この質問では勤続意向についての回答も反映しており、「すでに辞めたい」と回答している90人の45.6%が「仕事内容が思っていたものと違った」ことを入社後の失望理由に挙げています。(すべて複数回答形式での設問)
出社?テレワーク?“働き方”の希望は……
全回答者に「完全出社」か「完全テレワーク」か、いずれを選ぶかを聞いたところ、「完全出社」は54.7%、「完全テレワーク」は45.3%となりました。
2022年の調査結果と比較すると、「完全出社」と回答した人の割合は、2022年45.1%→2023年54.7%と9.6ポイント上昇。この春から出社に切り替える企業が増えていますが、出社勤務を希望する人も増えていることがわかります。(図14)
出社が必要な際には新幹線や高速バス、飛行機の利用が認められ、日本国内からであれば交通費は上限なく支給されるとして、居住地域制限がないテレワーク制度が導入されたら利用したいか、という質問には、「利用したいと思う」は75.1%、「利用したいと思わない」は24.9%となりました。
社会人2年生の回答をテレワーク経験の有無別にみると、「利用したいと思う」と回答した人の割合は、テレワークをすることがあった人では78.7%と、なかった人(68.3%)と比べて10.4ポイント高くなりました。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000278.000003638.html
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