経営者の高齢化にともない、後継者不足を理由に廃業せざるを得ない中小企業が増加。少子化や、職業選択の多様化により家族・親族が後継者となることが減少したことに加えて、事業の将来性を不安視して、廃業に至るケースも見受けられるようです。
このような世相を背景に、一般社団法人ベンチャー型事業承継と兵庫県の地銀・みなと銀行がタッグを組み、若手家業後継者をサポートする『みなとSENJINプログラム』がスタートします。
『みなとSENJINプログラム』とは?
『みなとSENJINプログラム』は兵庫県の地銀、みなと銀行と、一般社団法人ベンチャー型事業承継がスタートしたプロジェクト。みなと銀行の法人顧客会「みなと会」会員から、家業の変革や新市場の参入に意欲的な39歳以下の若手後継者を募り、既存の経営資源を活用して、新しい事業を開発するためのおよそ9か月間の支援プログラムです。
先代の背中を見て育った“跡継ぎ”が、5年後・10年後の家業を見据えて新規事業を開発し、ベンチャー事業主“アトツギ”として覚醒・成功する過程を徹底支援するとのこと。
プログラムには全8回の新事業開発講座・ワークショップと最終ピッチ大会が予定されています。この間、事務局に加え、全国の先輩“アトツギ”経営者がプログラム参加者をサポートします。
「SENJIN 2023」出陣イベント
プログラムスタートに先駆けて、5月24日(水)にアンカー神戸にてキックオフイベントが開催されます。
・日時:5月24日(水) 15:00-17:00
・場所:アンカー神戸(神戸市中央区加納町4丁目1-2 神戸三宮阪急ビル15F)
・参加費:無料
・タイムテーブル:
15:00-15:30 SENJIN概要及びプログラム説明
15:30-16:30 先輩アトツギによるライブトーク
16:30-17:00 ネットワーキング
・申込:https://forms.gle/UeEfLYGS5WotGfoy6
主催:みなと会
運営事務局:株式会社みなと銀行地域戦略部 / 一般社団法人ベンチャー型事業承継
日本初!地方銀行が若手後継者に特化した新規事業推進プログラムを開始
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