若者マーケティング機関「SHIBUYA109 lab.」(SHIBUYA109エンタテイメント運営)は15~24歳のZ世代を対象に「海外に対する意識調査」を実施。海外留学の意向がない若者は57.5%と半数以上となりました。
海外留学に行きたくない人たちの意見
同機関は2023年3月、15~24歳の高校生・大学生・短大生・専門学校生を対象にWebやグループインタビューを通じてアンケート調査。その結果、「留学は全くしたくない」が17.3%、「海外留学について考えたことはなかった」が40.2%となりました。また、興味はあっても現実的に難しいと考えている人は21.2%となっています。
海外留学に行きたくない理由について聞いたところ(複数回答あり)、「経済的に厳しいから」が36.2%、「語学力に不安があるから」が30.0%に上りました。「興味はあるが現実的には厳しいと思う」と回答していた層も、「経済的に厳しいから」が54.0%、「語学力に不安があるから(46.0%)」といった回答が多い結果になっています。費用の面と語学力を低いと認識していることが背景にあるようです。
長期留学経験者は2.4%
一方、留学の意向があると回答した人の中では、「長期留学経験がある(4カ月程度)」が2.4%、「短期留学経験がある(3カ月程度以内)」が5.4%と留学経験者は合わせて10%未満に。「具体的に留学の予定がある」は2.2%、「具体的な予定はないがいつか行けるように準備をしている」は11.2%となっています。
海外留学を志す理由(複数回答あり)は、「言語を習得するため」と答えた人が45.0%とトップに。次いで「将来のキャリアのため」が36.1%、「その国の文化を学習・体験するため」が29.3%となっています。
コロナ禍以降、海外旅行に行った・予定がある若者はごく少数に
アンケートでは、海外旅行に行く予定があるかについても調査。その結果、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大以降、「既にいった」と答えたのは4.9%、「具体的な予定がある」と答えたのは3.7%と10%未満となりました。ただ、「予定はまだないが行きたいと思っている」は21.2%となっています。一方で、「これからもずっと海外旅行には興味がないと思う」と答えた人も27.1%いました。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000223.000033586.html
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