ビジネスチャット「Chatwork」を提供するChatworkは4月11日(火)、「上司・部下のコミュニケーション」に関するアンケート調査の結果を発表。約6割の会社員がコミュニケーションでなんらかの課題を抱えているという結果となりました。
20代~70代の1438人にアンケート調査を実施
Chatworkは2023年2月21日(火)~3月7日(火)まで、同サービスのアカウントを持つ20代~70代の1438人にメールでアンケート調査を実施。「上司・部下のコミュニケーションに課題を感じていますか?」「上司・部下の個人面談では本音で話せていますか?」などを問いました。
「上司・部下のコミュニケーションに課題を感じていますか?」との設問には、「とても感じる」が20.7%、「少し感じている」が40.1%に。約6割の会社員がコミュニケーションで課題を感じているという結果となっています。一方で「あまり感じない」が30.4%、「全く感じない」が8.9%となりました。
課題を感じる人に対し、「コミュニケーションの課題を解決したいと思いますか?」と問うたところ、「とても思う」「少し思う」と答えた人は合計で87.1%に及んでいます。
「本音で話せる」と答えた人は16.6%にとどまる
「上司・部下の個人面談では本音で話せていますか?」との設問には、「ある程度話せる」が63.5%と過半数を超えたものの、「本音で話せる」と答えた人は16.6%に。「ほとんど話せない」は15.2%、「全く話せない」は4.7%となっています。
個人面談では「話したいこと」のギャップがある
同社は、個人面談で「よく話す内容」と「話したい・話すべきだと思う話題」についてもアンケートを取りました。その結果、ともに「業務進捗」についてはトップになったものの、「よく話す内容」の次点が「会社の方針」となったのに対し、「話したい・話すべきだと思う話題」については「キャリア」となり、ギャップがあることが判明。
そのほか、「会社の方針」や「人間関係」についてもランキングがことなり、同社は「話したいことが、十分に話せていない現状が伺えます」とコメントしています。
上司・部下の個人面談の頻度
では、上司・部下の個人面談はどのくらい行われているのでしょうか? アンケートの結果によると、「半年に1回」が30.5%、「月に1回」が20.4%、「2~3カ月に1回」が16.1%となりました。頻度は分かれるようです。
個人面談の必要性については、「とても必要だと思う」「必要だと思う」と答えた人は合計で83.6%に及んでいます。
<参照元>
上司と部下が本音で話せている割合は16.6%!「コミュニケーションを改善したい」と考えている人が8割以上に。上司・部下のコミュニケーション実態を調査
上司・部下のコミュニケーションに関する調査結果を公開!改善したいと感じている人は8割以上
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