パワーポイントのスライドを、画像として保存する必要がある人もいるのではないでしょうか。
パワーポイントのスライドを画像として保存する方法は5つあります。それぞれの方法を画像でご紹介します。
- パワーポイントのスライドを画像として保存する方法
- 図形を画像として保存する方法
- プリントスクリーンを使用して画像として保存する方法
方法①パワーポイントのスライドを画像として保存する方法
パワーポイントのスライドを画像として保存する方法は多々ありますが、複数のスライドを画像として保存したい場合は、以下の方法を試すことをおすすめします。
STEP1.ファイルに名前を付けて保存する
「名前を付けて保存する」ために、まずは「ファイル」をクリックします。
「名前を付けて保存」をクリックし、パソコンのどこに保存したいのかを選びましょう。
今回は、PCのデスクトップに保存するので、「このPC」「デスクトップ」を選択します。
STEP2.「JPEGファイル交換形式」で保存する
パソコンのどの場所に保存するかを選択すると、上記のようなファイル名・ファイルの種類を選択する画面が表示されます。
画像として保存するために、「JPEGファイル交換形式」を選びましょう。
ファイルの種類が「JPEGファイル交換形式」になっていることを確認し、「保存」をクリックします。
STEP3.どのスライドを保存するか選択する
「エクスポートするスライドを指定してください」と表示されるので、「すべてのスライド」または「このスライドのみ」のどちらかを選びましょう。
保存されたことが表示されるので「OK」をクリック。
STEP4.保存された画像を確認する
「すべてのスライド」を選択すると、このように作成していたスライドそれぞれが画像として保存されています。
方法②図形を画像として保存する方法
パワーポイントで作成した図形を画像として保存することもできます。
以下では、図形を画像として保存する方法をご紹介します。
STEP1.「図として保存」をクリック
図形の上で右クリックをし、「図として保存」をクリックします。
STEP2.ファイルの種類を変更する
ファイルの種類が「PNG」になっているので、変更したい場合はファイルの形式を変えましょう。
「JPEG」や「GIF」などに変更可能です。変更したら、「保存」をクリックしましょう。
STEP3.画像を確認する
保存した画像を確認して、問題なければ画像保存が完了しました。
複数の図形を組み合わせたものを画像として保存する際は、グループ化する必要があります。「パワーポイントでグループ化する方法|アニメーションやスライド、できないときの対処法を紹介」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
方法③スクリーンショットを使用して画像として保存する方法
次は、スクリーンショットを使用して画像として保存する方法をご紹介します。
STEP1.「記録」「スクリーンショット」をクリック
パワーポイント上部のメニューバーから「記録」「スクリーンショット」をクリックします。
STEP2.「画面の領域」をクリック
範囲を指定してスクリーンショットをするために、「画面の領域」をクリックします。
STEP3.「図として保存」をクリック
スクリーンショットができると、上記の画像のように、画面に表示されます。
「図として保存」をクリックすると、スクリーンショットが保存されます。
方法④iPhoneなどのパワーポイントアプリから画像保存する方法
iPhoneなどのパワーポイントアプリから画像を保存する際は、スクリーンショットを利用することをおすすめします。
スクリーンショットをした画像は、LINEやメールなどを使ってパソコンに移動させましょう。
方法⑤高画質でパワーポイントのスライドを画像として保存する方法
パワーポイントのスライドの画像を高画質で保存したいという人もいるのではないでしょうか。
高画質で保存する際は、「レジストリ」と呼ばれるパソコンの設定を変更する必要があります。レジストリを誤って変更してしまうと不具合が生じてしまう可能性が高いため、必ずレジストリをバックアップしておくようにしましょう。
レジストリを変更する方法を紹介します。
STEP1.レジストリのバックアップをする
まずは、パソコンからレジストリを開きます。「スタート」をクリックし、検索窓に「regedit.exe 」と入力し、開きましょう。
左側からレジストリサブキーを選択します。レジストリサブキーは使っているパワーポイントのバージョンによって微妙に異なるので注意する必要があります。
PowerPoint 2016・2019・PowerPoint for Microsoft 365の場合「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\PowerPoint\Options」を開きましょう。
その他のバージョンの場合は、以下のレジストリサブキーを選択しましょう。
PowerPoint 2013:HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\PowerPoint\Options
PowerPoint 2010:HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\PowerPoint\Options
PowerPoint 2007:HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\PowerPoint\Options
PowerPoint 2003:HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\11.0\PowerPoint\Options
上記で紹介したレジストリサブキーが開かれていることを確認した上で「ファイル」「エクスポート」をクリック。
ファイル名を入力し「保存」を選択。これで、レジストリの保存が行えました。
STEP2.「ExportBitmapResolution」の作成
レジストリサブキーを開いていることを確認した上で、「編集」をクリック。
「新規」「DWORD (32 ビット) 値」をクリックします。
名前を入力する画面が表示されるため、「ExportBitmapResolution」と入力しましょう。
STEP3.「編集」「修正」をクリックする
「ExportBitmapResolution」を選択した上で、「編集」「修正」をクリックします。
STEP4.値のデータや表記を変更する
値のデータに「300」、表記を「10進数」に変更し、OKをクリックすると設定が完了します。
「方法①パワーポイントのスライドを画像として保存する方法」と同様の操作を行うと、画質が上がった画像を保存できます。
見やすいようにパワーポイントのスライドを画像として保存しよう
- 多くのスライドを画像として保存する場合は「名前を付けて保存」を使用する
- スクリーンショットで簡易的に保存するのも一案
- レジストリを編集することで、画質を上げることもできる
本記事では、パワーポイントのスライドを画像として保存する方法を複数ご紹介しました。
たくさんあるスライドを一気に画像として保存したい場合は、「名前を付けて保存」を使用するといいでしょう。また、作成した画像を保存したい場合は「図として保存」が有効です。
本記事を参考に、パワーポイントのスライドを画像で保存できるように挑戦してみてはいかがでしょうか。
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