パワーポイントでは、スライドの画面を録画しビデオファイルとして保存できます。
本記事では、パワーポイントの画面を録画するための前準備から再生する方法を紹介。画面録画ができない場合の対処法もご紹介するのでぜひ参考にしてください。
- パワーポイントの画面を録画するための前準備
- パワーポイントの録画を再生する方法
- パワーポイントの録画ができない場合の対処法
パワーポイントの画面を録画するための前準備
パワーポイントの画面を音声なしで録画をするときには、特に準備をするものはありません。
ただし、音声や動画とともにパワーポイントの画面を録画するためには、音声マイクやカメラの確認が必須です。
音声マイクの確認
音声マイクをパソコンのデフォルトのものを使用した場合、周りの音を拾ってしまいノイズがある動画になる可能性が高いです。マイク付きのイヤホンやヘッドホンを使用して、ノイズを減らすように努めましょう。
カメラやスマホ、パソコンなど様々なデバイスで録音をする人は「COMICA Vimo C」がおすすめ。ミニワイヤレスマイクなので、どこでも簡単に使用できるのがポイントです。ボリューム調整も簡単にでき、ワンボタンでミュートにできるので突然誰かに話しかけられたときもすぐに対応できます。
参考:ケースで充電、コンパクトなワイヤレスマイクCOMICA Vimo C/Vimo Sシリーズが新登場!
音声マイクは多々販売されているので、自分にあったものを検討してみてください。
カメラの確認
画面録画をするためには、カメラが内蔵されているパソコンが必要です。現在ではほとんどのパソコンで基本的にカメラが内蔵されているので心配不要ですが、カメラが内蔵されていない場合は、外付けのカメラを買う必要があります。
パワーポイントのプレゼンテーション画面を録画する方法
パワーポイントのプレゼンテーション画面を録画する方法は、とても簡単です。一度操作になれたら、すぐに録画できるようになるのでまずは録画方法を確認していきましょう。
STEP1.「挿入」>「画面録画」をクリック
パワーポイントの上部にあるメニューバーから「挿入」>「画面録画」をクリックします。
STEP2.画面録画のボタンの役割を覚える
「画面録画」をクリックすると、上記の画像のように録画をするためのボタンが表示されます。
「領域の選択」では、画面のどこを録画するかを選択できます。例えば、画面の一部だけを録画したり、パワーポイント全体を録画したりすることが可能です。
「ポインターの録画」では、マウスポインターを録画するか否かを選べます。マウスポインターを動かしながら重要点を強調したい人は、ポインターの録画をオンにしておきましょう。
STEP3.「領域の選択」を行う
録画を開始するためには、「領域の選択」をしなければなりません。画面のどこの部分を録画するかをドラッグして決定しましょう。上の画像の場合、赤い点線で囲まれたところが録画されます。
STEP4.「録画」を開始する
録画を開始するためには、赤い「録画」ボタンをクリックします。
録画ボタンをクリックすると、上記の画像のようにカウントダウンが始まり、録画が開始されます。
STEP5.一時停止や停止で録画を終了する
停止するときには、「一時停止」ボタンや四角い「停止」ボタンを押して録画を終了しましょう。
録画中に上記のボタンが表示されない場合は、マウスカーソルを画面上部に持っていくと表示されます。
停止ボタンを押すと、このように録画した動画が表示されます。
STEP6.動画を保存する
動画のみを保存する際は、動画上で右クリックを行い「メディアに名前を付けて保存」をクリックします。
ファイルに名前をつけて、「保存」を押せば、動画の保存が完了します。
MP4形式のビデオファイルにして保存する方法
次に、動画をMP4形式のビデオファイルにして保存する方法をご紹介します。
STEP1.「スライドショー」>「録画」をクリック
パワーポイントの上部のメニューバーから「スライドショー」>「録画」をクリックします。
「現在のスライドから」「先頭から」のどちらかを選び、録画を開始します。
STEP2.録画を行う
録画を開始する前に、音声がミュートになっていないかなどを右下で確認しましょう。
右上の設定ボタンをクリックすると、どのマイクやカメラを使用するかなどを選べます。事前にカメラやマイクを確認するといいですね。
左上の「録画」ボタンをクリックすると録画が始まります。録画を終了する際は「停止」をクリック。
STEP3.録画を確認する
録画が完了すると、スライド右下に上記の画像のようなマークが自動で出現します。
音声を確認したい場合は、左上にある「スライドショーの確認」>「最初から」または「現在のスライドから」をクリックしましょう。
STEP4.ビデオを保存する
MP4形式のビデオファイルを保存するために、「ファイル」>「エクスポート」>「ビデオの作成」>「ビデオの作成」をクリック。
ファイルに名前を付けて、「保存」を押し記録されたナレーションが入ったビデオを保存しましょう。
録画した動画を編集する方法
「画面録画」で録画した動画は編集できます。以下では、パワーポイント内でできる簡単な動画編集方法をご紹介します。
STEP1.「トリム」をクリック
動画の再生時や終了時を変更したい場合は「トリミング」を行いましょう。
動画を一度クリックしたあと、「右クリック」>「トリム」をクリックするとトリミング画面が表示されます。
STEP2.トリミングを行う
開始時は「緑色のバー」、終了時は「赤色のバー」をドラッグすると、トリミングが行なえます。
音声を聞きながら再生を行いトリミングができたら「OK」をクリック。
STEP3.表紙画像を変更する
上記の画像の通り、トリミングを行う前の画像が表紙画像になっています。再生ボタンを押すと、急に画面が切り替わったようになってしまうので違和感がある動画になってしまうことも。見やすい動画にするためにも、次は、表紙画像を変更してみましょう。
「ビデオ形式」>「表紙画像」をクリックすると、「ファイルから画像を挿入」「リセット」を選ぶことが可能です。
「ファイルから画像を挿入」を選ぶと自由に画像を挿入でき、動画にないシーンでも表紙画像にできます。
「リセット」をクリックすると、トリミングをした開始時の画像が表紙画像に変更されます。
パワーポイントの録画を再生する方法
動画のクオリティを上げるためには、録画が正しく行われているかをチェックすることが大切です。
録画を再生するためには、動画の左下にある再生ボタンをクリックするだけ。
もしくは、動画をクリックし「ビデオツール」>「再生」を押しても再生されますよ。理想通りの仕上がりになっているのか確認してみてください。
パワーポイントの録画ができない場合の対処法
パワーポイントで録画や録音ができずに困っている人もいるのではないでしょうか。
以下では、パワーポイントの録画ができない場合の対処法をご紹介します。
マイクが許可されているか確認する
録音ができていない場合は、パワーポイントにマイクへのアクセスが許可されているか設定を見てみましょう。
Windowsの場合、「プライバシーとセキュリティ」>「アプリにマイクへのアクセスを許可する」を確認します。オンになっていない場合は、オンに変更しましょう。
また、マイクがきれいにささっていない、マイクの充電がなくなっているなどが原因の場合があります。今一度マイクを確認するのも一案です。
PCを再起動する
PCを再起動することで、パワーポイントの録画ができない問題が解決することもあります。
パソコンを再起動して、もう一度録画できるか確かめてみましょう。
パワーポイントを再起動する
パワーポイント自体に問題がある場合は、パワーポイントの右上にある「☓」をクリックしてもう一度開いてみましょう。
もしくは、パソコンやパワーポイントをアップデートすることで、問題が解決するかもしれません。
パワーポイントの録画を活用しよう
- 録音の質を高めたい場合は、録音用のマイクを購入しよう
- 「挿入」>「画面録画」では、領域を指定して録画できる
- スライド全体を録画したい場合は「スライドショー」>「録画」がおすすめ
本記事では、パワーポイントの録画を行う方法や、作成した動画を編集する方法などをご紹介しました。
録画の質を高めるためには、練習はもちろんですが、デバイスの質を高めることも大切です。また、録画をすることが初めての人は、まずは録画するボタンに慣れることをおすすめします。
本記事を参考にパワーポイントの録画を行ってみてはいかがでしょうか。
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