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ビジネスで使えるお礼メールの3つのポイント【例文15選】

U-NOTE編集部

2023/02/27(最終更新日:2023/02/27)


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ビジネスのさまざまなシーンで送る機会のある「お礼メール」。打ち合わせや資料送付、来社など相手が自分に対して何かをしてくれた際にお礼をメールするときには、どのような内容にするのか悩む人もいるでしょう。

今回は「お礼メール」を送るときのポイントを解説。併せて、お礼メールの例文をシーン別にご紹介しています。使えるフレーズやメール全体の構成など、困った際の参考にしてみてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • お礼メールの基本!3つのポイントを押さえよう
  • お礼メールで使える件名の例と締めのフレーズをご紹介
  • シーン別に使えるお礼メールの例文15選3

 

お礼メールを送るときの3つのポイント

打ち合わせで相手が来社してくれたり、わざわざ予定や時間を確保してくれたりしたときには、必ずお礼メールを送ります。ビジネスパーソンとして送る機会が多いので、この機会にマナーを確認しておきましょう。

まずは、迷わずスマートにお礼メールを書くために知っておきたい、お礼メールを送るときの3つのポイントをご紹介します。

 

ポイント1.なるべく早く送る

お礼メールを送るときの1つ目のポイントは、なるべく早く送ることです。

お礼をするときには、早く伝えるほど相手に良い印象を与えられます。午前中の出来事はその日の夕方まで、午後の出来事は夜まで、夜の出来事は翌日の午前中までに送るのがベストです。

予定続きでメール作成の時間が取れない場合は、24時間以内に送ることを目安に考えましょう。その際、内容にはこだわりすぎず、丁寧さを心掛けつつも感謝が伝わる文面にすることを意識してみてください。

 

ポイント2.お礼メールだとわかる件名にする

お礼メールを送るときの2つ目のポイントは、お礼メールだとわかる件名にすることです。

ビジネスパーソンは1日の何通ものメールのやりとりを行います。件名から内容がわかるものだと連絡が送られてきた理由がわかりやすいうえ、過去のログを検索する際にも探しやすくなります。

例えば「お打ち合わせのお礼|社名+名前」や「昨日のお礼|社名+名前」などとするのがベストです。社名と自分の名前も件名に入れることで、受け取った側はメールが誰のものなのかをひと目で把握できます。

なかには「先日はありがとうございました」という件名を付ける方もいますが、なるべく避けましょう。件名は具体的かつ簡潔であることを意識してみてください。

 

ポイント3.定型文で「取り急ぎ」とせず、感謝の内容が伝わる内容を具体的に盛り込む

お礼メールを送るときの3つ目のポイントは、定型文で「取り急ぎ」とせず、感謝の内容が伝わる内容を具体的に盛り込むことです。

「取り急ぎ、お礼まで」という定型文はビジネスシーンで頻繁に使われています。便利なのでつい入れてしまう方もいるかと思いますが、取り急ぎには「とりあえず急いで」という意味があるので、お礼メールに使うにはやや不適当です。相手によっては失礼に感じる方もいます。

お礼メールを送る際は「取り急ぎ」を使わないよう意識しましょう。もし本当に急ぎであり、落ち着いたタイミングでまたメールを送りたいと考えている場合は、「略儀ながら」「〜お礼のみで失礼します」など、丁寧な表現方法を使ってください。

 

お礼メールの件名例

お礼メールを送る用件はさまざまあります。打ち合わせ・会食・契約・資料請求などに加えて、上司にお礼メールを送るケースも考えられるでしょう。件名のパターンをいくつか覚えておくと、スムーズにお礼メールを作れて便利です。すぐに使える件名例をいくつかご紹介します。

お礼メールの件名例
  • 昨日のお打ち合わせのお礼/社名+名前
  • 昨日の食事会のお礼/社名+名前
  • 新規ご契約のお礼/社名+名前
  • 資料請求のお礼/社名+名前
  • 営業同行のお礼/部署名+名前
  • 昨日はありがとうございました|社名+名前

お礼メールの締め・結びの言葉

お礼メールの最後、締め・結びの言葉は何を入れるのか、迷う人も多いでしょう。お礼メールの内容に合わせて使い分けていきましょう。結びの言葉に迷った際に使えるフレーズの例をご紹介します。

お礼メールの締め・結びの言葉
  • 誠にありがとうございました。
  • 本当にありがとうございます。
  • 心より感謝申し上げます。
  • 日頃から何かとお心遣いいただき、深く感謝いたしております。
  • 今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
  • 重ねてお礼申し上げます。
  • この度の件につきましては、謹んでお礼申し上げます。

【社外】ビジネスシーンでのお礼メールの例文

ビジネスではさまざまなパターンのお礼メールを送る機会があります。それぞれの例文を頭に入れておくと、いざそのシーンが訪れたときにスムーズかつ丁寧に対応することが可能です。例えば、資料請求後や契約後、打ち合わせ後などがあります。12のシーンで使えるお礼メールの例文をご紹介します。

 

①資料請求後のお礼メール

件名:資料請求のお礼/株式会社◯◯+名前

株式会社◯◯

◯◯様

お世話になっております。

株式会社◯◯の◯◯と申します。

この度は弊社製品の資料をご請求をいただき誠にありがとうございます。

添付ファイルにて製品の資料をお送りいたしますので、ご確認くださいませ。

▼添付ファイル名

◯◯.pdf

また、製品の使い方や導入いただいている企業事例など

口頭にてご説明することも可能です。

ご入用でしたら、お気軽にご連絡ください。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

②営業・商談の打ち合わせ後のお礼メール

件名:本日のお打ち合わせのお礼|株式会社◯◯+名前

株式会社◯◯

◯◯様

いつもお世話になっております。

株式会社◯◯の◯◯です。

昨日はご多用の中、貴重なお時間をいただき

誠にありがとうございました。

◯◯様からお伺いしたご要望やご意見は、

弊社内で検討した上で改めてご提案させていただきます。

もし追加でご不明点やご要望がございましたら

お気軽に◯◯までご連絡ください。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

 

③訪問した後のお礼メール

件名:本日のお打ち合わせのお礼/株式会社◯◯+名前

株式会社◯◯

◯◯様

いつもお世話になっております。

株式会社◯◯の◯◯です。

本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。

貴社製品やサービスの概要をご説明いただき、非常に理解が深まりました。

また、弊社の製品に興味をお持ちいただきありがとうございます。

本日ご質問をいただいた下記の3点に関しては弊社内で確認し、

後日改めてご連絡を差し上げます。

—----------------------------------------------

1.◯◯

2.◯◯

3.◯◯

—----------------------------------------------

確認には3営業日ほどお時間を頂戴することもあるかと存じますが、

確認・調整ができ次第すぐにご連絡を差し上げます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

④来社後のお礼メール

件名:来社のお礼/株式会社◯◯+名前

株式会社◯◯

◯◯様

お世話になっております。

株式会社◯◯の◯◯です。

本日はご多用のところ弊社オフィスまでご足労いただき誠にありがとうございます。

貴社の現状や弊社製品を導入するにあたっての懸念点などをご説明いただき

非常に参考となりました。

本日◯◯様からいただいたご要望は別途資料にまとめますので、

少々お時間をいただけますと幸いです。

また、他にもご不明点やご要望等がございましたら

お気軽にご相談くださいませ。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

 

⑤契約が決まったときのお礼メール

件名:新規ご契約のお礼|株式会社◯◯+名前

株式会社◯◯

◯◯様

いつもお世話になっております。

株式会社◯◯の◯◯です。

この度は弊社の製品を導入いただき誠にありがとうございます。

貴社事業に少しでも貢献できるよう、今後も弊社一丸となってサポートさせていただきます。

ご契約後の流れをまとめた資料を添付ファイルにてお送りいたします。

もしよろしければ口頭にて説明するお時間をいただけますでしょうか。

弊社側のお打ち合わせ可能日程をお送りいたしますので、

ご都合の良いお日にちがありましたら教えていただけますと幸いです。

—------------------------------

▼お打ち合わせ候補日

—------------------------------

◯月◯日(◯)◯〜◯時

◯月◯日(◯)◯〜◯時

◯月◯日(◯)◯〜◯時

上記以外の日程でも可能ですので、お気軽にご連絡ください。

至らぬ点があるかと存じますが、全力でサポートさせていただきますので、

今後とも何卒宜しくお願いいたします。

 

⑥会食後のお礼メール

件名:昨日の会食のお礼/株式会社◯◯+名前

株式会社◯◯

◯◯様

お世話になっております。

株式会社◯◯の◯◯です。

昨日は会食の席にご招待いただき誠にありがとうございます。

丁寧なおもてなしや珍しい食材を使った料理など、非常に感動いたしました。

また、普段お伺いできないようなプライベートや仕事の話など

勉強になる内容が多く、私も◯◯様のようなビジネスパーソンを目指したいと思いました。

仕事の面では、これからの貴社のお役に立てるよう努めて参ります。

今後とも変わらぬお付き合いをお願いいたします。

 

⑦お歳暮やお中元をいただいた際のお礼メール

件名:/株式会社◯◯+名前

お世話になっております。

株式会社◯◯の◯◯です。

この度はお歳暮の品をお送りいただき誠にありがとうございます。

この一年は弊社の方こそ、お世話になりました。

その上でこのようなお品を頂戴し、心遣いをいただき誠に恐縮でございます。

本来ならば書面にてお礼申し上げるところ、

略儀ながらメールにてお礼申し上げます。

今後ともご厚誼賜りますようお願い申し上げます。

 

⑧資料を送付してもらったときのお礼メール

件名:資料送付のお礼/株式会社◯◯+名前

お世話になっております。

株式会社◯◯の◯◯です。

この度は貴社製品の資料を送付いただき誠にありがとうございます。

内容を確認し、社内にて導入を検討させていただきます。

また、貴社製品を導入させていただく場合、

お見積書の作成をお願いすることになるかと存じます。

その際は改めてご連絡させていただきますので、

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

⑨見積もりをしてもらったときのお礼メール

件名:お見積もりのお礼/株式会社◯◯+名前

お世話になっております。

株式会社◯◯の◯◯です。

先日ご依頼させていただいたお見積もり書を拝受いたしました。

ご多用にもかかわらず早々にご対応いただき誠にありがとうございます。

現在、社内で内容の確認と検討をしている段階です。

一両日中には、回答のご連絡を差し上げます。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

 

⑩入金確認したときのお礼メール

件名:入金のお礼/株式会社◯◯+名前

株式会社◯◯

◯◯様

お世話になっております。

株式会社◯◯の◯◯です。

本日は弊社製品をご注文いただき誠にありがとうございます。

—----------------

▼ご注文内容

—----------------

製品名:

個数:

金額:

本日付けでご入金を確認いたしました。

迅速にご対応いただき感謝申し上げます。

製品は◯月◯日に発送手配をいたします。

◯◯様の手元には◯月◯日◯時頃のお届け予定です。

ご購入いただいた製品および金額、製品の到着日時等

ご確認をお願いいたします。

 

⑪セミナー・イベントへの応募へのお礼メール

件名:◯月◯日開催のイベントへの応募のお礼/株式会社◯◯+名前

株式会社◯◯

◯◯様

お世話になっております。

株式会社◯◯ ◯◯セミナー運営事務局の◯◯と申します。

この度は、◯月◯日開催のイベント「◯◯」へのご応募ありがとうございます。

イベント当日のご案内をさせていただきます。

【場所】

【日時】

【全体の流れ】

【終了予定時刻】

なお、当日はイベント終了後に参加者同士の交流会も予定しております。

軽食やお飲み物もご用意する予定ですので、

もしよろしければ現段階での参加可否についてお伺いできますでしょうか。

イベント当日、皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

引き続き、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

⑫セミナー・イベントへの参加後のお礼メール

件名:本日のセミナー参加へのお礼/株式会社◯◯+名前

お世話になっております。

株式会社◯◯ ◯◯セミナー運営事務局の◯◯と申します。

本日は弊社主催の「◯◯セミナー」へご参加いただき誠にありがとうございます。

貴社の事業にお役に立てる情報はございましたでしょうか。

もしよろしければ、以下URLよりアンケートへのご回答をお願いいたします。

アンケートの内容は次回セミナーを開催する際の参考とさせていただきます。

▼「◯◯セミナー」アンケート

URL:・・・

また、今回ご参加いただいたセミナー以外にも

さまざまなセミナーを開催しております。

セミナー一覧は下記URLよりお申し込みが可能ですので、

ご興味がある内容の回がございましたらぜひご参加くださいませ。

▼セミナー一覧

URL:・・・

今後とも宜しくお願い申し上げます。

 

【社内】ビジネスシーンでのお礼メールの例文

社内へのお礼メールも、基本は社外へのお礼メールと同様に具体的な内容で作ることを意識しましょう。また、上司や先輩には何かと仕事をサポートしてもらう機会が多いので、毎回同じ文面にならないよう注意してください。ビジネスシーンごとに、社内に送るお礼メールの例文をいくつかご紹介します。

 

上司へのお礼全般

件名:営業同行のお礼/◯◯部+名前

◯◯部長

お疲れ様です。◯◯部の◯◯です。

本日はご多用のところ、株式会社◯◯との商談にご同行いただきありがとうございました。

◯◯部長の◯◯な点がとても勉強になりました。

今回の同行でご指導いただいた点は、次回までに見直しを行います。

引き続き、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

上司への会食・食事のお礼メール

件名:会食のお礼/◯◯部+名前

◯◯部長

お疲れ様です。◯◯部の◯◯です。

昨晩は会食の席にご一緒させていただきありがとうございました。

◯◯で食べた料理は非常に美味しく、おもてなしも非常に行き届いており感銘を受けました。素敵なお店をご紹介いただきありがとうございます。

また、普段はお伺いできない貴重な経験談ばかりで非常に興味深く、

私も◯◯部長のようなビジネスパーソンを目指していきたいと強く感じました。

よろしければぜひ、またお声がけいただけますと幸いです。

今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

協力してもらった際のお礼メール

件名:資料作成のお礼/◯◯部+名前

◯◯部長

お疲れ様です。◯◯部の◯◯です。

先日は資料作成への助言をいただきありがとうございました。

◯◯部長の助言を元に資料を修正したところ先方からの反応が良く、

提案をスムーズに行うことができました。

お忙しい中貴重なお時間をいただき

非常に感謝しております。

今後何かわたしの方でできることがありましたら

ぜひご協力させてください。

今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

お礼メールの返信がきたときに返信の返信は必要?

一般的に、自分が送ったメールは自分が送り返して終わりにするのがビジネスのマナーです。返信の返信はなるべく短文かつ丁寧な内容を心掛け、相手が気持ち良くメールを終われるように配慮しましょう。

お礼メールへの返信は大体の方が送ってくるはずです。相手の手間になるかもと思う場合は、お礼メールの最後に「なお、本メールはご返信には及びません」「ご返信にはお気遣いなく」など一言添えておくと良いでしょう。

 

感謝を伝えるお礼メールで、相手との関係性を強化しよう

本記事のまとめ
  • なるべく早く、遅くても24時間以内に送ることを心懸ける
  • 件名のわかりやすさもお礼メールで意識したいポイントのひとつ
  • お礼メールは簡潔かつ自分の言葉で感謝を述べることが大切

お礼メールはただマナーだからと送るものではありません。自分の言葉で感謝を述べ、丁寧で心のこもった内容になるよう意識することで、相手との関係性を良好に保つだけではなく、関係性を深めるきっかけにもなるでしょう。

さまざまな業務を抱えているとつい送っておけばいいやという気持ちになりますが、今後も良い関係を築いていくためにお礼メールは必要不可欠。シーンにあった具体的な内容を心掛け、相手との関係性強化に繋げましょう。
 

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