HOMEビジネス 営業力アップにきく本19選を目的別に紹介!本の選び方・使い方も解説

営業力アップにきく本19選を目的別に紹介!本の選び方・使い方も解説

U-NOTE編集部

2023/02/20(最終更新日:2023/03/01)


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営業力の伸び悩みに悩んでいる方や、営業力を鍛えたい方は、書籍から学ぶのもおすすめです。営業のノウハウやマインドセットについて書かれた本は多く、トップセールスになるための方法を、具体的かつ実践しやすい方法で伝えてくれます。

本記事では「営業の本」「心理学の本」「マネジメントの本」が営業に役立つ理由と、営業力アップにつながる本の読み方・使い方を紹介します。即効性の高い19冊も紹介するので、気になるものから読み、できそうなことから試してみましょう。

本記事の内容をざっくり説明
  • 営業に役立つ3種類の本
  • 営業力、マネジメント力を高める本の読み方
  • ジャンル別の営業に役立つ本19冊を紹介

 

営業に役立つ3種類の本

いわゆる「営業本」以外にも、営業に役立つ本はたくさんあります。心理学を学べばお客さまの気持ち(≒ニーズ)がわかるようになり、マネジメントを学べば上司や同僚とより良い関係を築けるでしょう。

 

営業の本

トップセールスのノウハウや、営業職として成長するための考え方が具体的に書かれた営業本は、すぐに使えるノウハウ、日常生活の中でできるマインドセットなどが紹介されているため、読んだことをすぐに試せるでしょう。

営業成績が伸び悩んでいる人、営業に向いていないのではないかと苦しんでいる人は、まずは営業に関するノウハウが直接書かれた書籍から読んでみてください。

 

心理学の本

営業の本質は人間関係であり、より良い人間関係を築くためには心理学が役立ちます。最近は初心者にもわかりやすく、公私で実践することを前提とした心理学の本がたくさんあります。

営業の本と併せて読み進めることで、そこに書かれていた営業ノウハウやマインドセットをすべき根拠もわかり、理解しやすくなるでしょう。

 

マネジメントの本

マネジメントの本は、営業マネージャーとして活躍している人にはもちろん、営業プレイヤーにもおすすめできます。マネジメントの本質もまた人間関係であり、このような本からは、俯瞰した視点から「人から信頼され、好かれる方法」「人を動かすコツ」を学べるからです。

本記事で紹介しているマネジメントの本は、プレイヤーにも役立つ本ばかりです。上司の気持ちを理解するためにも、チームメンバーとより良い関係を築くためにも、気になるものを探してみましょう。

 

営業の本を選ぶ3つのポイント

もちろん、勉強熱心で成績にかかわらずたくさんの本を読む人もいますが、営業の本を探している人の多くは、営業成績が伸び悩んでいるのではないでしょうか。

すぐにでも、少しでも営業成績を伸ばしたい人が覚えておくべき、「効果的な本の選び方・読み方」を紹介します。

 

自分のポジションに合った本を選ぶ

現場最前線のプレイヤーなのか、それともチームを持ったマネージャーなのか、まずは自分のポジションに合った本を選びましょう。

自分の立場にかかわらず、いろいろな本を読むことが大切なのは先述の通りですが、本を読みきるには時間がかかります。まずは今の自分に必要な、即効性の高そうな本から読んでみましょう。

 

自分と相性のいい本を選ぶ

人と本には相性があります。世界中で絶賛されている本でも、「自分には合わない」「よくわからなかった」と感じることはあるでしょう。一方で、「自分の人生を変えてくれるマイナー本」と出会えることもあります。

本に書かれた内容が頭にすんなり入ってくるか、それを実践できるかは、相性による部分も大きいです。「ベストセラーだから」「評価が高いから」は本を選ぶときには役立ちますが、最後まで読むかどうかはフィーリングに頼ってもいいかもしれません。

 

異なる内容の本を読み比べる

先述の通り、人と本には相性があります。しかし、相性のいい本を見極めるには、それなりの読書経験が必要です。

まずは、「営業の本」「心理学の本」「マネジメントの本」の中から、気になる本をいくつか読んでみましょう。全く異なるジャンル・内容の本が、その前に読んだ本の理解を助けてくれることもあります。

もちろん、営業やマネジメントのノウハウにも、人による合う・合わない(やりやすい・やりにくい)があります。自分に合った方法を探すためにも、異なる内容の本を読み比べることは大切です。

 

現場の営業職に役立つ本10選

具体的な営業ノウハウ、営業職としての考え方・あり方を伝えてくれる、即効性の高い本を10冊紹介します。現場ですぐに使えるノウハウ、成果につながるマインドセットが掲載された本ばかりなので、読んだらすぐに試してみましょう。

 

営業力 100本ノック

営業力100本ノック』は営業の基本やマインドセットなどの根幹から、強い営業職とは何かを教えてくれる本です。基礎部分を重視する人は少ないかもしれませんが、マインドセットは態度ににじみ出し、その人の振る舞いや行動を変えていきます。

何度も読み返すうちに強い営業としての土台ができあがり、自然と営業成績が伸びていくでしょう。

 

売れる言いかえ大全

売れる言いかえ大全』は、自分のことを知ってもらおうとする人から相手のことを知ろうとする人へと変わることを軸に、優秀な営業職の言葉遣いを教えてくれます。

ちょっとした言葉の使い方で、相手からの印象、つまり売れるか売れないかは大きく変わります。相手目線の言葉遣いを新規開拓や挨拶、雑談などのシーン別に教えてくれる、すぐに使える実用的な内容です。

 

無敗営業 「3つの質問」と「4つの力」

無敗営業 「3つの質問」と「4つの力」』は、東大卒3万人を指導した営業コンサルの、コンペ8年無敗のノウハウを公開した本です。対人恐怖症といえるレベルの人見知りだった著者が、無敗の営業職になるまでに得た知見を、具体的なノウハウとして教えてくれます。

「お客さまと営業のズレ」という視点から、お客さまを理解し、ともに課題解決を目指していくパートナーになるための方法が記されています。

 

「3つの言葉」だけで売上が伸びる質問型営業

「3つの言葉」だけで売上が伸びる質問型営業』は、たった3つの質問で「お客さまに喜ばれる営業」になる方法を教えてくれる本です。どんな質問を、どの順番ですればいいのか、人間の行動原則や営業職としてのあり方を踏まえて教えてくれます。

お客さまに感謝してもらいながら、お客さまとのコミュニケーションを楽しみながら、売れる営業職になるための方法が記されています。売れるようになるだけでなく、お客さまの役に立てる喜びをかみ締めながら、やりがいを持って仕事ができるようになるでしょう。

 

「本物の営業マン」の話をしよう

「本物の営業マン」の話をしよう』は、営業職としての考え方・あり方を軸に、「本物の営業マン」になる方法を伝えてくれます。お客さまと最も近い距離にいる営業職は、会社に雇用されていたとしても、ひとりの事業者としての目線を持つことが大切です。

この考え方を軸に、クレームや失敗との向き合い方、社内営業力の鍛え方などを一つひとつ丁寧に教えてくれる本です。

 

大型商談を成約に導く「SPIN」営業術

大型商談を成約に導く「SPIN」営業術』は、営業のバイブルとして20年以上支持されている本です。実地検証の徹底によリ裏付けられたテクニックを、読みやすいテキストで伝えてくれます。

大型商談を成功に導く質問法「SPIN」の使い方を解説する本書は、世界のリーディングカンパニーが採用している、信頼できる1冊です。

 

「あなたから買いたい」と言われる 超★営業思考

「あなたから買いたい」と言われる 超★営業思考』は、「売るのをやめたら、爆発的に売れた!」をテーマに、営業職の考え方を学べます。メンタリストDaiGo氏が、「意志の弱い人こそこの考え方を学ぶべき」と絶賛する1冊です。

「営業には向いていないかも」「強気でいけないからダメなんだ」という、伸び悩んでいる営業職の悩みを解決してくれます。

 

絵でわかる配属1年目でも目標達成できる営業の教科書 セールスが楽しくなる!好きになる!

絵でわかる配属1年目でも目標達成できる営業の教科書』は、営業の基本をわかりやすいイラストで伝えてくれる本です。人がモノを買う心理やお客さまとの関わり方、売れる営業の共通点などがわかります。

「わかる→やってみる→成果を出す」の流れに沿って、目標達成の道筋を示してくれるので、学んだことを実践に移しやすいでしょう。準備のやり方も教えてくれるため、1歩1歩、できる営業へのステップを進めていけるでしょう。

 

セールス・イズ 科学的に「成果をコントロールする」営業術

セールス・イズ 科学的に「成果をコントロールする」営業術』は勘や運、根性などの古い営業論を「ファンタジー要素」と断じる、骨太な1冊です。このような感覚的な要素に頼らず、成果をコントロールする方法をデータに基づき教えてくれます。

戦略の立て方やお客さまとの関わり方に直結するマインドセット、見込み案件の作り方・育て方を、細かなステップに分解して伝えてくれます。

 

営業は準備力: トップセールスマンが大切にしている営業の基本

営業は準備力: トップセールスマンが大切にしている営業の基本』は、「数打ちゃ当たる」方式の営業を真っ向から否定することから始まります。そのうえで、トップセールスが実践する、「営業の8割が決まる事前準備」の方法を伝えてくれます。

「とにかく名刺をもらって来い」「売れないんだから、せめて訪問数くらいは稼げ」といった前時代的な上司のもとで苦しむ営業職にこそ、おすすめできる1冊です。

 

営業に役立つ心理学が学べる本3選

お客さまや上司とより良い人間関係を築ければ、営業成績は伸び、仕事は楽しくなってくるでしょう。心理学を学ぶことで、良好な人間関係を築きやすくなり、「営業の本」に書かれていたことも理解しやすくなるはずです。

営業に役立つ、営業の仕事が辛くなくなる心理学の本を3冊紹介します。

 

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』というタイトルは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。「対人関係と人生の悩みを100%消し去る」と、約10年にわたり、口コミで広まり続けた1冊です。

嫌われる勇気を持つことでこそ、他者貢献、つまりお客さまの役に立つための提案や行動ができるようになります。そのための考え方を、読みやすい対話形式で伝えてくれます。

お客さまには嫌われ、上司には詰められ、営業なんて辞めたいという想いを抱えているならぜひお読みください。

 

売れすぎて中毒になる 営業の心理学

売れすぎて中毒になる 営業の心理学』はアポ取りからクロージングはもちろん、紹介まで、セールスに活用できる36の心理テクニックを教えてくれる本です。

売れない営業職が陥る心理のワナを明らかにしたうえで、お客さまとの心理的距離を縮めるノウハウがまとめられています。

「口がうまい人より、口下手な人こそ信頼される」という話を一度くらいは耳にしたことがないでしょうか。「そのままの自分」で信頼を勝ち得る方法が知りたい方は、ぜひお読みください。

 

NLP―超心理コミュニケーション 神経言語プログラミング

NLP―超心理コミュニケーション 神経言語プログラミング』は、「脳と心の取扱説明書」と呼ばれるNLPについて、読みやすくまとめた1冊です。

営業の本質はコミュニケーションです。そのコミュニケーションをどのように取ればいいのか、心理学の見地から教えてくれます。心理学を本格的に学びたい人、営業に活かしたい人の、最初の1冊としてもおすすめです。

 

営業マネージャーに役立つ本3選

プレイヤーとしては優秀でも、マネージャーになった途端に伸び悩んでしまう人は少なくありません。特に、最初から営業が強かった人は、「できない部下の気持ち」がなかなか理解できません。

そんな営業マネージャーに役立つ、マネジメントの名著を3冊紹介します。上司の気持ちを理解したいプレイヤー、人間関係の大原則を学びたい営業プレイヤーにもおすすめです。

 

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

完訳 7つの習慣 人格主義の回復』は全世界3,000万部を超える、ビジネス書のバイブルです。主体的であることを軸に、リーダーシップの持ち方、マネジメントの原則をわかりやすく教えてくれます。

相手を理解し、相手からも理解される、「Win-Winの人間関係」を築きたい人におすすめです。これにより、自分もメンバーもより活き活きと働き、一丸となって目標達成に向かっていけるチームをつくれるでしょう。

 

人を動かす

人を動かす』も『7つの習慣』と同じく、世界中で読み継がれている自己啓発の源流です。人を動かす三原則を軸に、具体的ですぐに実践できる27のノウハウを伝えてくれます。

人を動かす三原則とは、「盗人にも五分の理を認める」「重要感を持たせる」「人の立場に身を置く」といった、相手に寄り添う姿勢のものです。相手を無理に変えようとするのではなく、相手に好かれながら、気持ちよくマネジメントをしていけるでしょう。

 

1枚のシートで業績アップ! 営業プロセス“見える化"マネジメント

1枚のシートで業績アップ! 営業プロセス“見える化"マネジメント』は、トップセールスのノウハウを体系的にまとめた本です。見える化したプロセスを俯瞰したうえで、各プロセスで具体的に何をすればいいのか、マクロとミクロの両方の視点から解説しています。

書籍の頭には、実際の「営業プロセス”見える化”シート」が掲載されています。ヒアリングやクロージングなどのプロセス別のすべきことが、細かにまとめられたシートです。このシートは試し読みでも閲覧できるため、まずは下記リンクからチェックしてみましょう。

 

いろいろな本を読み比べ、自分なりの営業メソッドを確立しよう

本記事のまとめ
  • 根性論の営業は古く、理論を学ぶことで成績を高められる
  • いろいろな本を読み比べることで、理解が深まり自分に合った方法が見つかる
  • 自分のポジションに関係なく、さまざまな本を読むことが大切

記事で紹介した営業本の多くが、「根性論の営業は時代遅れ」「数打ちゃ当たるでは成績は伸びない」と断じています。しかも、これらのメッセージはトップセールスが著者の本に書かれています。

営業成績を伸ばすために必要なのは、根性ではなく「理論」です。なるべくたくさんの本を読み、実践し、自分に合ったノウハウ、理解しやすい理論を探してみましょう。

「できない部下の気持ちを理解できないマネージャー」にとっても、理論を学ぶことは重要です。自分自身ができるからこそ、部下の気持ちとできない原因を知り、具体的な対策を立てなければなりません。

自分のポジションにかかわらず、本記事を参考にいろいろな本を読み比べてみましょう。本を読み、学んだことを試すうちに、自分なりの営業メソッドを確立していってくださいね。

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