コロナ禍による働き方の変化により、新たに副業を考えるビジネスパーソンも増えている昨今。
就職・転職全般に関する研究や各種調査を行うJob総研を運営する株式会社ライボが8月15日(月)に公開したのは、663人の社会人男女を対象に実施した「2022年 副業・兼業に関する実態調査」の結果です。
それによると、コロナ禍を境に副業を始める社会人は4割も増加しているそう。今後、新たに副業を始めたいと考えている人も多いようです。
今の時代、5人に1人は副業をしている!?
同調査は、20人~1000人以上の規模の会社に所属している勤務1年以内~10年以上の20代~50代の男女にインターネット上で実施したもの。
「現在副業・兼業をしていますか」という質問には21.6%が「している」と回答しました。単純計算すると、会社にいる5人に1人は副業をしていることになります。
想像以上に副業している人が多くて驚いた人もいるのではないでしょうか。
副業する理由は?「収入を上げるため」がトップ
副業・兼業を始めた時期を見ると、コロナ禍前の2019年までは37.1%なのに対し、コロナ禍に入った2020年には53.8%に急増。そこから毎年約10%増の推移で、2022年は74.1%に。
コロナ禍に入ってから副業を開始した回答者が多いことがわかりました。
また、副業・兼業を始めた理由は「収入を上げるため」、始めたきっかけは「本業の収入だけでは生活が厳しくなった」という回答が最多に。
このほか、「時間を有効活用するため」や「自身のスキル向上のため」などの理由も見られました。
いっぽうで副業・兼業していない人にその理由を聞くと、「会社から禁止されている」が39.8%でトップとなりました。
逆に考えると、会社に禁止されていなければ副業に意欲的な人も多そうです。
収入アップやスキルアップのためには副業も選択肢に
データによると副業する人は年々増加しているだけに、今後もますますその傾向は強まりそう。
「今後、副業・兼業をしたいと思いますか」という質問には、9割近くの人が「思う」「どちらかといえば思う」と肯定的な回答をしています。
なお、副業・兼業で得ている年収は平均192.6万円とのこと。収入アップやスキルアップを目指すビジネスパーソンは、この機会に副業を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査対象:20代から50代の社会人男女
サンプル数:663人
調査方法:インターネット調査
実施時期:7月6日(水)~11日(月)
調査実施会社:株式会社ライボ
詳細はプレスリリースよりご確認ください。
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