ビジネスシーンでのリモート化が進む中、「在宅勤務の隙間時間にインプットすることが増えた」「通勤時間がないので、朝時間を勉強にあてている」という若手ビジネスパーソンも増えているのではないでしょうか。
株式会社リクルートマネジメントソリューションズは、新型コロナウイルスの発生以降、現在も同じ会社で勤務しながら、テレワークの頻度が週または月の半分以上に増えた(コロナ禍以前は半分以下)832人に対し、「リモート下の会社員の学びに関する実態調査」を実施。その調査結果を公表しました。
4割以上が「仕事に関する学びに満足」と回答
まずはじめに、過去1年の間、コロナ禍前と比べて「仕事に関する学びの満足度」について調査したところ、42.4%が「あまり変わらない」と回答したものの、「高くなった」「どちらかといえば高くなった」の合計が43.4%となり、仕事関連の学びに満足している比率が最も多い結果となりました。
コロナ禍でリモートワークが広がり、働き方や生活スタイルが変化したことで、学びに対する意識が向上している人が増えたのかもしれませんね。
社内での学びが多いと感じる傾向に
続いて、具体的にどんな場面で学びを体験したのかを尋ねたところ、「上司と部下の間の1on1ミーティング(41.5%)」が最多。次いで、「社員対象の研修(35.3%)」、「上司や同僚からの業務支援やフィードバック(30.8%)」となり、上司から学びを得たと感じる人が多いようです。
具体的な内容では、「電話で1対1で話す機会が増え、周りを気にすることなく話せる。業務に関することや仕事の仕方についてフィードバックをもらうことが増えた(30代開発)」「上司の管理職研修などがオンラインに切り替わり現場へ関わる時間が増えたため、上司の営業同行が増えた(20代営業)」といった声が上がりました。
またその一方で、社内以外での学習機会として最も多かったのは、27.0%で「社外のセミナーや勉強会」。働き方同様にセミナーもオンライン化したことで、学べる内容が見つけやすくなったり選択肢が多かったりするのも増えた理由と推測できます。
回答者のコメントでは、「通勤など仕事のための時間が減り、自由に使える時間が増えたため、通信制大学に入学し卒業を目指して学習中(20代開発)」「在宅勤務で日中の時間調整がしやすくなったため、2カ月に1回程度、組織改革についてのセミナーに参加(50代企画事務)」「オンライン開催で参加しやすくなり、月に1度程度、社外のビジネスセミナーに参加している(30代営業)」と言った声が多く、リモートワークの広がりによってオンラインセミナーも充実し、自宅でも気軽に学習できるようになったのも、社外で学習機会が増える要因であることが伺えます。
学びの機会を作りたい若手ビジネスパーソンへ
日々ワークスタイルが変化する中、テレワークの頻度が増えたと感じるビジネスパーソンは、社内・社外どちらの場面でも、学びの機会を得ていることが伺えます。
仕事に関する学びの機会を作りたい人は、身近な上司とミーティングをしてみたり、キャリアアップにつながるオンラインセミナーを受けたりと、ライフスタイルや働き方に合わせて、学びの機会を選んでみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査期間:2022年2月
調査対象:新型コロナウイルスの発生以降、現在も同じ会社で勤務しながら、テレワークの頻度が週または月の半分以上に増えた、従業員規模300人以上の会社に勤務する大卒・大学院卒のみの20〜59歳の男女832人
調査方法:インターネット調査
詳しい調査内容は、同社プレスリリースをご確認下さい。
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