HOMEビジネス 新入社員の約5割が「10年以内に退職予定」継続意向のカギは"働きがい"かも|マイナビ転職調べ

新入社員の約5割が「10年以内に退職予定」継続意向のカギは"働きがい"かも|マイナビ転職調べ

白井恵里子

2022/08/06(最終更新日:2022/08/06)


このエントリーをはてなブックマークに追加

イメージ画像/AdobeStock

就活時にすでに転職を視野に入れている人も少なくない昨今、今年社会人デビューした新入社員の中にも「次のステップとして転職を考えている」という人もいるのではないでしょうか。

総合転職情報サイト『マイナビ転職』は、2022年に新卒入社した男女(新入社員)800人を対象に「2022年新入社員の意識調査」を実施。8月4日(木)にその結果を公開しました。

新入社員の約半数が10年以内に退職を予定しており、特に男性の場合、キャリアアップを目的に、すでに転職を視野に入れていることがわかりました。

「10年以内に退職予定」が約5割、理由は「転職でキャリアアップしたい」

新入社員の継続意向については、「3年以内に退職予定」が約3割、「10年以内に退職予定」が約5割を占めました。

その理由については男女差が明確に出ており、男性の場合、「転職でキャリアアップしていきたいから」が33.9%とトップに。次いで、「色々な会社で経験を積んでいきたいから」(31.7%)、「給料がいまいちだから」(29.4%)と続きました。

自身のステップアップに関係する理由が多くを占めているようです。

働きがいが感じられていない新入社員は、継続意向が短い

では、今勤めている会社での「働きがい」については、どう感じている人が多いのでしょうか?

今回の調査結果によれば「とても働きがいがある」「働きがいがある」と答えた人を合わせると65%となりました。

「どんな時に働きがいを感じるか?」との問いに対しては、「自身の成長を感じる」が55.6%と最も高く、次いで「誰かの役に立てたと感じる」(49.8%)、「ほめられる、労わられる」(48.0%)と続く結果に。

充足感を得ることに働きがいを感じる人が多い一方で、現状について問うと「自身の成長を感じる」と答えた人は29.0%にとどまり、理想と現実のギャップが26.6ポイントもあることがわかりました。

働きがいが感じられていない新入社員は継続意向が短い傾向があるため、職場環境に身をゆだねるだけではなく、自ら働きがいを感じられるにはどうすればよいか?と考えて行動していくことも大切かもしれませんね。

自ら行動を起こして、働きがいを見つけたい

長い目でキャリアプランを立て、ステップアップのために転職を考えている人は多いでしょう。

しかし、もし「今の職場で働きがいがあまり感じられないから、転職しようかな…」と考えているのなら、自ら行動を起こして充足感のある働き方ができないか、一度模索してみてもよいかもしれません。そうすることで「今の会社の中で新しいことをやってみよう」「次の会社でやりたいことはこれだ!」など、
前向きで新しい発見に出会えたら素敵ですね。

イメージ画像/Adobe Stock

【調査概要】
調査期間:6月17日(金)~6月20日(月)
調査方法:2022年卒の新入社員を対象にWEB調査を実施
調査主体:株式会社マイナビ(パネル提供元:外部調査会社)
有効回答数:800人(内訳:22歳~23歳の男性400人、女性400人)

なお、調査結果の詳細についてはプレスリリースをご確認ください。

【関連記事】


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード