HOMEビジネス 面接でアピール予定の"強み"的外れかも?ハイブリッドワークに企業が求めるスキルは「自律自走する力」

面接でアピール予定の"強み"的外れかも?ハイブリッドワークに企業が求めるスキルは「自律自走する力」

白井恵里子

2022/08/05(最終更新日:2022/08/05)


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イメージ画像/AdobeStock

初めて転職活動に臨む時、「自分のどんな部分をアピールしたらよいのだろう?」「企業側はどんなことを求めているんだろう?」といった不安や疑問が浮かぶこと、ありますよね。

転職サービス「doda」は、「doda ビジネスパーソンと企業のギャップ調査」を継続的に行うことを発表。第一弾として8月4日(木)に、オフィスワークとテレワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」に関する意識のギャップについての調査結果を公開しました。

特に転職先にハイブリッドワークが可能な環境を求めている人は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

約8割の企業が「ハイブリッドワークを導入済み/導入意向あり」

転職を検討している/興味のある150人、転職を1年以内に経験した100人、および企業の人事担当者200人の計450人を対象に行った調査。

この調査結果によれば、約8割の企業が「ハイブリッドワークを導入済み/導入意向あり」と回答。ビジネスパーソンについても、8割以上が「ハイブリッドワークを実施済みまたは希望している」ことがわかりました。

また、約7割のビジネスパーソンが求人への応募時に「ハイブリッドワークの有無」を重視していることも明らかとなり、働き方への関心の高さがうかがえる結果となりました。

「確かに、フレキシブルな働き方ができると、生産性も上がりそう」と納得する人も多いでしょう。

ハイブリッドワークにおいて"強み"となるスキルに意識のギャップ

では、ハイブリッドワークにおいて"強み"となるスキルは、どんなものがあるのでしょうか?

ハイブリッドワークの働き方をする上で強みとなると考えるスキル、または従業員に持っていてほしいスキルについて尋ねたところ、ビジネスパーソンの回答は「対面/オンライン問わないコミュニケーション能力」が48.0%と最多に。次いで、「ITスキル(45.6%)」、「臨機応変さ(42.8%)」「タイムマネジメント能力(38.4%)」と続きました。

一方で企業側は「臨機応変さ(59.5%)」を一番多くあげており、次いで、「対面/オンライン問わないコミュニケーション能力(57.0%)」「課題解決力(52.5%)」「主体的思考力(50.0%)」と続く結果に。

特に「主体的思考力」「臨機応変さ」「課題解決力」は、企業の過半数以上が「強みになる」と回答していますが、それぞれにおいてビジネスパーソンの回答は最大20ポイント低く、意識のギャップが垣間見えます。

「アピールしようと思っていた強み、的外れかも?」と驚いてしまった人もいるかもしれませんね。

dodaキャリアアドバイザーはこの調査結果を受け『転職時において個人は、「自律自走する力」をきちんと伝えることが大切』と解説しています。

過去に自分のコミュニケーション能力を活かして、周囲を巻き込みながら成果を出した経験や、自主的な行動で目標を達成できた経験があれば、面接時で丁寧に説明しておくと、企業側の印象もぐっと上がりそうです。

コミュニケーション不足を乗り越える「自律自走する力」が求められている

ハイブリッドワークは、通勤時間を短縮できたり、勤務時間や働く場所を自分でコントロールできたり、メリットも大きいですよね。一方で、コミュニケーション不足が生じてしまうデメリットもあり、今回の調査でもその認識はビジネスパーソンも企業側も同じでした。

転職活動では、「この人なら、ハイブリッドでも問題なく仕事が進められるだろう」と思ってもらえるよう、積極的にアピールしたいですね。

初めての転職で面接対策に頭を抱えている人は、まずは自分自身の「自律自走する力」について、これまでを振り返ってみてはいかがでしょうか。

イメージ画像/AdobeStock

【調査概要】
・個人向け調査
集計対象数:250人
調査手法:インターネット調査
調査機関:7月6日~7月10日
・企業向け調査
集計対象数:200人
調査手法:インターネット調査
調査機関:7月6日~7月10日

※調査結果の詳細についてはプレスリリースをご確認ください。

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