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大学生のバイトの平均時間はどれくらい?平均時給・収入の目安も紹介

U-NOTE編集部

2022/08/02(最終更新日:2022/08/25)


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大学生になると交友関係が広がり、高校生のときよりも月に必要な収入が増えます。また社会勉強のためにも、バイトを始める方も多いでしょう。

しかし、バイトをしすぎて学業が疎かになっては本末転倒。勉学に励みながら一定の収入を得られるよう、バイト量を調節するのが大切です。

今回は参考までに、大学生のバイトの平均時間や平均時給をご紹介。収入の目安についても解説します。これからバイト探しを行う大学生はぜひチェックしてみてください。

 

大学生のバイトの平均時間

大学生は学業が本分なので、バイトをする場合学業と両立できるかどうかを重視しなければなりません。そのために知っておきたいのが、大学生のバイトの平均時間です。

まずは文系と理系、通常時と長期休暇に分けてバイトの平均時間をご紹介します。

 

通常時:理系の場合

理系と言っても学部や学科によって忙しさは異なるものの、基本的には年次が上がるにつれて課題の数や課題にかける時間が増えるためバイトの時間を取りにくくなっていきます。

理系の場合、通常時でバイトにかけられる平均時間は10時間以下で、日数は週2〜3日程度。1〜2年次であれば定期的にシフトに入ることができますが、学業が忙しくなる3〜4年次は短期や登録制のバイトがおすすめです。

 

通常時:文系の場合

理系に比べて文系はバイトの時間を確保しやすいのが特徴。課題が多い期間やテスト前などは学業が忙しくなるものの、平均時間は12時間程度、週2〜4日ほどはバイトをすることが可能なケースが多いでしょう。

 

夏休みや長期期間の場合

夏休みや長期期間の場合、1日に最大7〜8時間シフトに入り高収入を得る人がほとんど。大学生の夏休みは約2ヵ月と非常に長いので、なかには週4〜5日ほどバイトをする方もいます。

長期休み以外ではなかなかバイトの時間が取れないため、夏休みや春休みなどにしっかりと働く方が多いようです。

 

大学生のバイトの平均時給

大学生のバイトの平均時給は地域によって異なります。例えば、首都圏・東海・関西の2022年6月時点の平均時給は1,127円。特に飲食店の時給は増加傾向にあり、2022年5月に比べて0.4%増えているデータも公開されています。

参考:2022年6月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査【三大都市圏(首都圏・東海・関西)】

地域によって平均時給は変わるので、自分が応募しようとしている地域の求人を見比べてみてくださいね。

 

大学生のバイトの平均収入

「令和2年度学生生活調査結果」によれば、令和2年度の大学生のバイトの平均収入は年間36万6500円。月の平均収入は3万円前後となっています。

ただし、これはコロナによるアルバイト従事率の減少が関係しています。平成30年度の大学生のバイトの平均収入は年間40万1500円で、月の平均収入は4万円以下。平成26年から上ブレ傾向にあるため、コロナの影響なしに考えると月収4万円前後が平均だと考えられます。

参考:JASSO「令和2年度学生生活調査結果」P14

 

大学生がひとり暮らしするときに必要な金額

大学生がひとり暮らしするときに必要な金額は、「令和2年度学生生活調査結果」の調査によれば平均額は年間で約181万円。月に約10〜12万円程度となっています。これは家賃を含めた金額で、そのほか光熱費・保険衛生費・通学費・娯楽費用なども含まれています。

家賃・光熱費の平均が年間49万7,700円。ひとり暮らしする際には家賃を親が負担している場合も少なくないため、食費・娯楽費用・交通費などの日常費は学生自身で工面しなくてはなりません。

食費平均が年間27万3,400円、その他日常費の平均が年間15万8,800円、娯楽・嗜好費の平均が年間13万6,200円。大学生がひとり暮らしするには、家賃や光熱費以外の約60万円程度が最低でも必要です。

参考:JASSO「令和2年度学生生活調査結果」P4・P49

これらの金額をすべてバイト代だけでまかなおうとすると、大学と両立させるのが難しくなるケースが多いでしょう。仕送りや奨学金なども検討して、バイトで稼がないといけない金額を算出するようにしてください。

 

大学生がバイトを見つけるときの5つのポイント

長期で働けるバイト先を見つけるには、5つのポイントをおさえて検討することが重要です。学業と両立できることや必要な収入をあらかじめ明確にして、自分にとって理想的なバイト先を検討しましょう。

 

ポイント1.必要な収入を検討する

大学生がバイトを見つけるときの1つ目のポイントは、必要な収入を検討することです。

バイト先を探す際は、まず月にどの程度の収入を理想としているのかを明確にしましょう。稼げるだけ稼ぐという考えだと月の収入にばらつきが出てきてしまったり、後に詳しく紹介する「103万円の壁」を超えてしまったりします。

安定した収入を確保するには、必要な収入の目安に併せてバイト可能な時間も把握しておくのもおすすめ。使える時間で理想としている収入を満たすために必要な時給がわかり、バイト先を探しやすくなります。

 

ポイント2.学業と両立できるバイト量に調節する

大学生がバイトを見つけるときの2つ目のポイントは、学業と両立できるバイト量に調節することです。

バイトの目的はお金を稼ぐことですが、必要以上にシフトに入る必要はありません。バイト先が人員不足で困っている場合、学業に悪影響がない範囲なら協力しても良いですが、授業が入っている時間帯にシフトを入れたり、課題をする時間が確保できないほどシフトを入れたりするのは避けましょう。

様々なバイトにチャレンジしたい気持ちはあっても、かけもちのしすぎなどには注意が必要です。

 

ポイント3.入らないといけないシフト量を確認する

大学生がバイトを見つけるときの3つ目のポイントは、入らないといけないシフト量を確認することです。

バイトの求人では、週に何日・何時間からとシフトに入る回数のボーダーラインが決められています。求人募集は人が不足している箇所を埋めるために行われているため、応募したあとにその点を満たすことができないとお互いに仕事がしにくくなります。

入らないといけないシフト量と自身がバイト可能な日数・時間がマッチしたバイト先を選ぶようにしましょう。

 

ポイント4.高単価すぎるバイトは危険性がないか確認する

大学生がバイトを見つけるときの4つ目のポイントは、高単価すぎるバイトは危険性がないか確認することです。

求人のなかには、1日数万円のバイトや簡単な内容なのに数万円の収入があると謳われているバイトがあります。もちろんすべてが危険というわけではないものの、高単価の求人には法律に違反するものや、反社会的な組織が絡んでいるものも存在します。

なぜ高単価なのか、どんな企業が求人を募集しているのかを確認し、危険性がないと判断できたバイトを選ぶようにしましょう。

 

ポイント5.年収103万円の壁に注意する

大学生がバイトを見つけるときの5つ目のポイントは、年収103万円の壁に注意することです。

バイトとして働く場合、103万円を超えると税負担が増えます。103万円は所得控除65万円と基礎控除38万円と足したもので、このボーダーラインを超えた分だけ所得税を支払う必要が出てきます。

カウントはその年の1〜12月まで。交通費は原則、収入に含まれないとされているものの、月15万円以上支給されている場合は課税対象ですので留意しておきましょう。

 

大学生のバイトは学業との両立が重要

本記事のまとめ
  • 通常時と長期休みで働き方を変えるのはアリ
  • ひとり暮らしの場合は月に最低でも必要な金額を知っておく
  • 学業を大切にしながら働けるバイト先を見つける

大学生は文系と理系の場合で、シフトに入れる時間の上限が異なります。文系は学年が上がるごとに授業が少なくなる関係で時間に空きができますが、一方理系は3〜4年次のほうが忙しく、バイトできる時間が少なくなります。学生は学業が本分であるため、学業とバイトの両立は必須です。

最低でも月にいくらの収入が必要なのかを明確にしたうえで、本記事で紹介した5つのポイントも検討しながら、無理なく働けるバイト先を見つけましょう。


 

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