HOMEインタビュー "自分らしく"ってどういうこと?人事からUXデザイナーにキャリアチェンジ、大切なのは「直感」と「妥協しない姿勢」

"自分らしく"ってどういうこと?人事からUXデザイナーにキャリアチェンジ、大切なのは「直感」と「妥協しない姿勢」

m.yoshida

2022/08/04(最終更新日:2022/08/04)


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渡邉 慶さん/提供:パーソルキャリア株式会社

「社員の個性は“企業の財産”になる」という考えが浸透してきている昨今、「自分らしく働こう」「自分らしいキャリアを」という声がよく聞かれるようになりました。しかし、「自分らしく働くってどういうこと?」「どんなことを意識すればいいの?」と、その言葉の真意がわからず悶々と悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。

パーソルキャリア株式会社の渡邉 慶さん(24)が就職先に求めたのは、「自分らしく働くことができる」「キャリアが広められる」「希望する仕事ができる」の3つでした。

2022年4月には人事本部新卒採用部からUXデザイン部にキャリアチェンジ。将来の目標に向かって、やるべきことに挑戦し続けています。まさに"自分らしく"を体現し、夢をカタチにしている渡邉さんに話を伺いました。

人材紹介サービスと求人メディア運営で「はたらく」をサポートするパーソルキャリア株式会社

パーソルキャリア株式会社は、グループビジョンである「はたらいて、笑おう。」を実現するために、さまざまな取り組みを行う人材サービス会社です。主な事業として転職サービス「doda」をはじめとした、人材紹介サービス、求人メディアの運営、転職・就職支援、採用・経営支援、副業・兼業・フリーランス支援サービスの提供を行っています。

2022年7月には、「はたらく」選択肢を増やし、多様な社会を目指すオウンドメディア「and HiPro(アンド ハイプロ)」をリリースしました。

渡邉さんは2020年に学生インターンを経てパーソルキャリア株式会社に入社。採用部門を担当し、現在はUXデザイン部にキャリアチェンジしています。

自然体で仕事をするために定めた三つの軸

提供:パーソルキャリア株式会社

-----就職先を選ぶにあたって、どのような点を重視しましたか。

渡邉さん:企業とのマッチングを重視しました。その基準は三つあります。一つは自分の価値観が活かされる企業かどうか。二番目は自分がやりたいと思うキャリアの選択肢があるか。三つ目は自分がやりたいと思うような仕事が企業にあるのか。以上の観点に照らし合わせるとパーソルキャリアはすべてに合致していました。

-----パーソルキャリアのどこに「価値観を活かせる」と感じました?

渡邉さん:私はコンサル系や自社プロダクトのあるHR系の事業会社を中心に就職活動をしていましたが、その中でもパーソルキャリアは、自分のカラーを持っている人が多いと感じました。説明を聞いても業務だから話をしているのではなく、自分が感じていることを伝えようとしている姿に共感しました。

-----二番目の理由に、選択肢の幅の広さを挙げていますね。

渡邉さん:仕事には大きく分けて、自ら何かを作り出す「プロダクト的要素」と、アドバイスやレクチャーを行う「コンサル的要素」があります。企業にどちらか一方の要素しかない場合、キャリアチェンジする際は転職しなくてはなりませんが、パーソルキャリアは様々な事業を展開しているため、社内でキャリアチェンジできるところに魅力を感じました。

-----三番目の「やりたいことが合致していた」ということですが、今おっしゃった二つに集約されていますね。

渡邉さん:そうです。「自分の価値観を大切にしつつ、様々なことにチャレンジできる企業はここだ」ということを強く感じました。

-----実際に入社してみて、イメージとの乖離はありませんでしたか?

渡邉さん:パーソルキャリアは人材サービス会社として、お客様はもちろんのこと、社員一人一人の個性も大切にしています。先輩からアドバイスを受けることはあっても、考えを否定されることはなく、思った通りの会社でした。

採用の難しさを感じている父・経営者の姿に影響を受けて人事部を希望

提供:パーソルキャリア株式会社

-----2020年4月に入社後、人事本部新卒採用部に配属されていますが、ご自身が志望したのですか?

渡邉さん:父が会社を経営しており、採用の難しさを間近に感じている姿を見ていましたので、そこからキャリアを積み上げていこうと考えました。

-----なるほど。将来的に家業を継ぐ予定なのですか?

渡邉さん:それは考えていません。内情もよく知らない人間が、突然経営に関わることは大勢の方々に対して失礼だと思っています。パーソルキャリアへの入社は、将来自分で事業を始めることを見据えて「必要な能力は何だろう?」と考えて出した結論です。

「やりたいことを追求したい」採用部門からUXデザイン部にキャリアチェンジ

-----2022年4月からUXデザイン部のサービスデザイナーに転属されています。まさにコンサルからプロダクトへの転換ですね。

渡邉さん:人事に配属されて2年目の夏に、先輩と一緒に新規事業型のインターンシップの担当になり、みなさんが生み出してくれたアイデアの良さを企業に伝えていく役割を担っていました。学生時代から取り組んでいた事業活動を社会人になってからも週末に継続していたこともあり、やがて「自分も何か作る仕事がしたい」と考え始め、キャリアチャレンジを意識するようになりました。まだまだ先のことだとも思いましたが、先輩などに相談して、挑戦する決心がつきました。

-----採用の仕事とサービスデザイナーの共通点はありますか。

渡邉さん:誰が何を求めているのかを考えることは共通です。ユーザーエクスペリエンス(UX)におけるヒアリングも、学生との面談も、それほど変わりありません。UXデザイナーは画面を作るのではなく、ユーザーの体験を促すことがメインなので、UIデザイナーや、エンジニアとすり合わせながら作業を進めます。みんなで仕事をしながら一つのものを完成させるところに採用とは異なる楽しさがあります。

-----仕事の中で、どのように「自分らしさ」を発揮していますか。

渡邉さん:「自分がどういう人間で、何をしたいと思っているのか」をダイレクトに発信するところですね。例えば二つの案がある場合、私が直感で「この案がいい」と思ったアイデアを採用するようにしています。もちろん他のメンバーも優れた直観力を持っているので、それぞれが自分の直感を発言できる環境にできるよう心がけています。

会議などで私が進行する場合は「理由は後付けでいいので、直観として思ったことを発言してみましょう」と促しているので、そうしたところに自分らしさが表れていると思いますね。

「自分らしく」「直感を大切に」といった意識は、この先事業を立ち上げることになった時にも必ず役立つだろうと考えています。

-----順調にキャリアを積まれていますが、これまで挫折や後悔することはありましたか。

渡邉さん:もちろんあります。悔しくて先輩の前でポロポロと泣いたこともあります。特に印象に残っているのが、内定した学生から初めて「辞退したい」と告げられたことです。いろいろな話をして、入社に気持ちが傾いていたのに「なぜ!」とショックでした。理由を考えてみると、自分が個人ではなく人事として接していたことに気づきました。「本音を出せるような関係を築けなかったことが迷いを生じさせてしまった」と後悔しています。

-----そのようなときに、上司や先輩からどんな声を掛けられました?

渡邉さん:「その時は自分の最善を尽くしたのでしょう?」と言われました。もちろん人とのかかわりで妥協したことなど一度もありません。その言葉で「自分がやり切った上での結果ならば納得するしかない」「失敗ならば繰り返さないように反省するしかない」と、切り替えました。

-----同期とも良い関係が形成されているようですね。

渡邉さん:職種は異なりますが、同期入社は300人以上います。その中でも採用部門の二人とは、とても仲良くしています。私が異動するときも「経験を積むことで、それぞれの道が分かれていくんだね」と、新たなチャレンジにエールを贈ってくれました。

-----最後に今後挑戦してみたいことはありますか。

渡邉さん:すでにやりたいことに挑戦しているので、それを継続することですかね。もし新たにやりたいことが見つかっても、パーソルキャリアなら、それも挑戦させてくれると思います。

-----本日はありがとうございました。

提供:パーソルキャリア株式会社

「将来事業を立ち上げるために」という目的意識を持って、"自分らしく"をモットーに仕事に取り組む渡邊さん。どんな仕事に対しても、妥協せずに自分を見失わない姿勢に勇気をもらいました。

「"自分らしく"って、どういうことだろう?」とモヤモヤしている人は、まずは直感を頼りに「やってみたいな」と感じたことに挑戦するところから始めてみてはいかがでしょうか。

出典元:パーソルキャリア株式会社

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