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気になるIT業界、市場ニーズに変化は?IT業界への転職で、平均年収は36万円アップ|ギークリー調べ

綱嶋直也

2022/07/29(最終更新日:2022/07/29)


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デジタルシフトが加速する現在。そのような状況下で、若手ビジネスパーソンの中にはIT業界への転職を視野に入れる人が増えているのではないでしょうか。

株式会社ギークリーは、6月度のIT転職市場の動向を調査。7月25日(月)にその結果を公表しました。

IT業界の現時点での採用ニーズや転職市場を知りたい若手ビジネスパーソンは、ぜひ参考にしてみては。

エンジニア求人の内定数、11%増加

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IT業界の中でも、エンジニアを目指し転職活動を検討する若手ビジネスパーソンは多いでしょう。

同調査によると、2022年4〜6月は前四半期と比べ、エンジニア求人の内定数が11%増加していることが分かりました。

SI・コンサル業界やインターネット業界、さらにはゲーム業界など、各方面でエンジニアの求人数は増加。特にゲーム業界では、Web系エンジニア職が前四半期との比較で4倍もの求人数となっていることが判明しました。内定獲得者の傾向をみると、特に、システムの開発経験が重宝されているそうです。

平均年収は36万円アップ

転職先を決定する上で、年収は大切なポイントですよね。

同調査によると、IT業界への転職で平均36万円の年収アップとなっていることが判明。前年の同四半期時点では平均23万円の年収アップであったことから、IT業界の需要は年々高まっており、年収が増加傾向にあることが分かりますね。

インフラエンジニアの転職決定数、顕著に増加

多岐に分かれるエンジニア職種ですが、中でもインフラエンジニアの転職決定数は、前四半期との比較で約1.4倍増加。エンジニア職種で最も転職決定数が増加した職種となりました。

システムを自社で内製化したい企業が増えていることから、インフラエンジニアのニーズが増えていると言えそうですね。

Webデザイナーの需要も向上

IT業界の中でも、クリエイティブ職を転職先に検討する若手ビジネスパーソンも多いでしょう。

同調査によると、クリエイティブ職の中でもWebデザイナーの集客数が、前四半期との比較で1.4倍となっていることが分かりました。

システムを内製化したい企業が増えている今、自社サービスに携わりたいWebデザイナーにとっては、転職チャンスの多い状況となっているのでは。

今後のキャリア検討への指針に

仕事のやりがいや年収から、この先にキャリアを再検討する若手ビジネスパーソンは増えているでしょう。現在、需要の高いIT業界ですが、即戦力として活躍するためにはスキルが欠かせないですよね。キャリアの選択肢を増やすためにも、自身のスキルの向上に励み、ニーズのある人材を目指したいですね。

【調査概要】

調査対象:同社を利用した求職者および企業
調査期間:6月13日(月)~6月26日(日)

その他詳細は、同社プレスリリースをご確認ください。

出典元:Geekly Media

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