自分なりにうまく話したつもりのプレゼンや商談。しかし最終的に「結局何が言いたいの?」と、上司や取引先に指摘されてしまったことはありませんか。
株式会社営業ハックは、400人を超えるビジネスパーソンを対象に、「上司や先輩から「結論から話して」と言われたことがあるか?」という質問をベースに社会人の「話し方」に関する調査を実施。日本人が結論から話すのが苦手な理由とその攻略法の考察を、7月15日(金)に発表しました。
話し方について見直しをするチャンスです。
6割以上が「言われたことがある」と回答
まずはじめに「上司や先輩から「結論から話して」と言われたことがあるか?」という質問を投げかけたところ、「何度も言われたことがある」という回答者が28.3%(123票)、「言われたことがある」という回答者が36.1%(157票)となり、6割以上が言われた経験があるとの結果になりました。
ビジネスシーンにおいて、「結論から話す」ことの重要性が高いことが見受けられます。
結論から話しづらい理由は日本語の構造にあり?
日本人が結論から話すことを苦手とする理由には、日本語の構造にあると推測できるといいます。「I have a pen.」という文章に対して、英語では"私が持っている"との結論を先に提示します。しかし、日本語では"私がペンを"という「何を」という補足部分を先に提示する構造であり、普段の会話でも結論から話す習慣がないのだとか。
さらに日本の学校教育でも、「起承転結」で結論を述べるという4部構成が基本となるため、意識的に「結論から話す」習慣を身につけることが大切と言えそうです。
「結論から話す」ことの攻略とコツ
同社によれば、結論から話すためには「準備」と「練習」が必要。結論を明確にすることや相手の理解力・前提の整理を元に、相手に伝わる情報・言葉への変換など、会話の組み立て方の工夫をすることが大切だといいます。
その他にも、PREP法等の話の型に落とし込むことや、事前に結論を補足する理由や事例情報を洗い出すなど、相手に話す前の準備が必要。特にプレゼンなど、相手を説得したい場合には、練習を重ねて自分なりの会話のリズムを作ることも重要かもしれませんね。
結論から話すことを苦手とする人へ
今回の結果を見てみると、日本人の大半が"結論から話すこと"を苦手としていることがわかります。そのため、ビジネス的に成功しやすい話し方に苦手意識を持つ人は、「結論から話す」ことに対して戦略を立ててみてはいかがでしょうか。
ビジネスシーンでうまく話せない人は、今回の調査結果を対象に、話し方を工夫してみたいですね。
【調査概要】
調査方法:SNS(Twitter・YouTube)
調査人数:435人
調査期間:7月4日(月)~7月9日(土)
調査に関する詳細は、同社プレスリリースをご確認ください。
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