HOMEビジネス VLOOKUP関数の使い方とは?準備から基本の式の作り方を解説

VLOOKUP関数の使い方とは?準備から基本の式の作り方を解説

U-NOTE編集部

2022/06/30(最終更新日:2022/08/25)


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VLOOKUP関数は他の基本的な関数と比べると複雑でわかりにくい関数です。「なんとなく難しいイメージがある」「使いこなせなさそうで避けている」という方も多いのではないでしょうか。

本記事では、初めてVLOOKUP関数を使う人のために、関数の型や使い方などを詳しく解説します。

画像を使用しながらVLOOKUP関数をわかりやすく解説するので、ぜひ「これから初めてVLOOKUPを学ぶ」という方も参考にしてくださいね。

本記事の内容をざっくり説明
  • VLOOKUP関数の基本の型
  • VLOOKUPの使い方

 

そもそもVLOOKUP関数とは?何ができるの?

VLOOKUP関数(ブイルックアップ関数)とは、垂直(Vertical)方向に検索して表から必要な情報を抽出する関数です。

上記の画像では、管理番号を入力することで、価格が自動的に表示されます。

たくさんあるデータからほしいデータを抽出するときに便利なので、VLOOKUP関数を使えるようになりましょう。

 

VLOOKUP関数の基本の型

VLOOKUP関数を使えるようにしていくためには、まずは基本の数式から覚えましょう。

VLOOKUP関数は「=VLOOKUP(検索キー, 範囲, 指数, [並べ替え済み])」と使用します。関数を使用するために必要な値のことを引数(ひきすう)といい、関数を使う際は引数を理解することが大切です。

以下では、一つひとつの引数の意味と使い方についてご紹介します。

 

検索値(検索キー)

検索値または検索キーとは、何を表の中から探したいのかを指定する値です。上記の画像の場合、管理番号「1」と書かれたものを、表から探すように関数を使用しています。

上記の画像のように、数値をそのまま打ち込み検索値にすることも可能です。

注意しておきたいのが、検索値が「文字列」の場合。文字列を検索したい場合は「”」(ダブルクォーテーションマーク)を使用して文字列を挟む必要があります。

「同じ数字に見えるけれど、ダブルクォーテーションマークを使用するときとしないときがわからない」と思う人もいるのではないでしょうか。

同じ数字に見えますが、「書式なしテキスト」つまり「文字列」として扱われる数字と、数値、全角などの違いがあります。

ダブルクォーテーションマークを使用せずに使えるのは「数値」と「セル指定」のみです。

よくわからない人は、数字を使用するときは基本的に書式や半角、全角を統一することをおすすめします。

 

範囲

検索値を入力したら、「範囲」を決めましょう。

よくある間違いが「検索値を含まない範囲」にしてしまうこと。上記の画像のように、検索値である「管理番号」が含まれない範囲を設定すると、エラーが出てしまいます。

なお、表のタイトルをいれるかいれないかは自由です。検索値を含む範囲にすることだけをわすれないようにしましょう。

 

列番号

どの列の結果を参照したいのかを「列番号」で指定します。今回の場合「価格」を表示するため、「管理番号」から数えて3番目なので「3」と入力します。

 

検索方法

 [並べ替え済み]は、「FALSE」もしくは「0」、「TRUE」もしくは「1」を入力することが可能です。

「FALSE」もしくは「0」は完全一致を意味します。例えば、管理番号「1」のものを表示するように命令すると、「1」のものがなければエラーになります。

「TRUE」もしくは「1」を入力した場合、管理番号を「1.5」と入力しても、管理番号「1」の結果が出ます。「TRUE」もしくは「1」は、完全に一致していなくても、前行の値より大きく、次行の値よりも小さいものは、前行の値が入力されます。

省略した場合は「TRUE」と入力したとみなされることに注意しておきましょう。

 

VLOOKUPの使い方

ここまでは、VLOOKUP関数を使う前に知っておくべき引数の知識をご紹介しました。

次からは、VLOOKUPの使い方を注意点とともにご紹介します。3つのステップでVLOOKUPの設定をしていきましょう。

 

STEP1.VLOOKUP関数を活用する前に準備をする

まずは、VLOOKUP関数を活用する前に、「全角と半角の統一」「検索値を昇順に設定」して、VLOOKUPを使えるように準備しましょう。

 

全角と半角を統一する

すでに紹介した通り、全角や半角などを共同してしまうと、上記の例のように、エラーが出てしまいます。

まだExcelやスプレッドシートになれていない人は、基本的には「半角」を使用することをおすすめします。

 

検索値を昇順に設定する

検索方法を「TRUE」にした際は、必ず検索値を昇順にする必要があります。

検索値が昇順ではない場合、「管理番号」と「価格」が一致せず参照されてしまいます。

TRUEの場合、前行と次行の関係によって参照されるため、検索値は必ず昇順にしておきましょう。

 

STEP2.セルか関数ボタンに式を入力する

次に、セルか関数ボタンに式を入力します。関数ボタンは「f(x)=」と表示されている部分のこと。

式を入力する際、「=」「()」などは「半角」で入力することを忘れないようにしましょう。

 

STEP3.エラーが出ている場合は修正する

VLOOKUP関数を使用する際に、エラーがでるときもあります。エラーが出るのには様々な原因が考えられますが、多くの場合入力ミスが原因です。

原因を解決するためには、一度式を打ち直してみることをおすすめします。それでも治らない場合は、「VLOOKUPで#N/Aのエラーが出たときの7つの原因と対処方法、表示させない方法を紹介」を参考にし、原因を調査してみてください。

 

VLOOKUP関数の使い方をマスターしよう

本記事のまとめ
  • 検索値や範囲、列番号、検索方法などの意味を理解する
  • VLOOKUP関数を使用するときは「全角」「半角」を揃える
  • エラーが出ている場合は、エラーの原因を探す

本記事では、VLOOKUP関数の使い方や、検索値や範囲、列番号、検索方法などの引数をご紹介しました。

VLOOKUP関数は、SUM関数のような単純な関数と比べると難易度が高いです。しかし、引数について理解すると、VLOOKUP関数を使えるようになります。

本記事を参考に、VLOOKUP関数を活用できるようになるため、本記事を参考に練習してみてはいかがでしょうか。

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