昨今投資やNISAなど、資産形成に関するワードが身近に感じられるようになりましたね。しかしながら「興味はあるけど不安があり実はまだ手を出せていない」という若手ビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。
PayPay証券株式会社は、全国の20歳~69歳の働く男女500人を対象に「物価上昇と資産形成に関する調査」を実施。その結果を7月4日(月)に公開しました。
今年初めてボーナスを受け取った新社会人も多いでしょう。この調査結果によれば、ボーナスの使い道を投資資金に充てようと考えている人が増えていることがわかりました。
副収入が必要な理由は「将来の備えが心配だから」「物価上昇」
今年に入り、食品や衣料品など身近なところで”物価上昇”を感じている人も多いのではないでしょうか。
この調査によると、副収入が必要だと思っている人に理由を聞くと「将来の備えが心配だから(59.9%)」がトップに、次いで2位に「物価上昇(37.1%)」が挙げられてます。
将来への漠然とした不安がトップにありつつも、2位以降は「物価上昇」や「給料が上がる見込みがない」など、直近の情勢不安などによる影響で副収入の必要性が増していることが見受けられました。
このように、投資や資産形成に対する意識の高まりを肌で感じるようになった今ですが、実際にどれだけの人が資産形成を行なっているのでしょうか。
約半数が「資産形成を行なっている」と回答
この調査によると、全体の49.2%が資産形成を行っていることが判明しました。その中で「本業以外での収入が必要だと感じている」人は約7割にのぼり、実際「副収入を得ている人」は約3割という結果に。
また投資をしている人に対し“はじめたタイミング”について聞くと、「直近3年以内」と回答した人が3人に2人程度で、コロナ禍で投資をはじめた人が多いことがわかりました。
先行きの不透明さから始める人が多かったようですが、逆に言えば今から踏み出しても遅くはないと言えそうです。
ボーナス、投資資金に回そうと思っている人が3年前の約1.8倍に
毎月投資に回せる資金については「1000円未満」が22.0%と最多で、過半数が毎月の投資に回せる資金として1万円未満と答えています。
調査結果によると、知識や資金不足などを理由に投資をスタートできない人も多いようですが、最近では少額から投資を始められるサービスも登場しているので、この機会にチェックしてみてもよさそうです。
さらに、ボーナスの“使い道”について聞くと、3年前に比べ「投資資金」に回そうと思っている人が約1.8倍に増えていることがわかりました。これまでは、消費が減ると貯蓄傾向にありましたがが、昨今の金融リテラシーの必要性や資産形成の重要性の高まりを受けて、意識も変わってきているのかもしれません。
以前よりも身近に感じられるようになった資産形成。夏のボーナスをきっかけにぜひ検討してみては。
【調査概要】
名称:「物価上昇と資産形成に関する調査」
対象:日本全国20歳~69歳の働く男女500人(20代・30代・40代・50代・60代の各年代100人)
期間:6月3日~6月6日
方法:インターネット調査(日本全国 20〜69歳の男女に対し無作為に選択、調査会社:楽天インサイト)
※調査結果について、詳しくはプレスリリースをご確認ください。
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