仕事をこなすうえでもう限界だと感じたとき、どのように気持ちや行動を変化させるのかは、とても大切なことです。
山角亮介さん(26)は、「価値あるモノに光を当てたい!」という想いを実現させるため、株式会社マクアケに転籍。
転籍後すぐ、半年後に開催される大きなイベントを任され、一時期はキャパオーバーとなってしまいます。結果的に大成功したイベントの舞台裏では、上司の言葉や山角さんの心境が変化したことが大きくかかわっていました。
応援購入を広げる「Makuake」
株式会社マクアケは、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」を運営している会社です。
「Makuake」は、「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げる、アタラシイものや体験の応援購入サービス。新しいものやサービスを世に出したいと考える個人・企業がプロジェクトの実行者となって出品し、プロジェクトを気に入った人がサポーターとなって応援購入ができるプラットフォームの場を提供しています。
山角さんは、コミュニケーション戦略本部イベントチームに所属し、「Makuake」のPR活動を行うほか、マーケティング施策を担当。
「Makuake」の活用を検討している方を対象にウェビナーを開催したり、ユーザーに「Makuake」のことをさらに知ってもらったりするためのイベント企画・実行を担当しています。
転籍の決め手はマクアケの理念
山角さんは、2019年に大学を卒業し、新卒で株式会社サイバーエージェントに入社。2021年4月に、マクアケに転籍しました。
-----マクアケに転籍を考えたキッカケを教えてください。
山角さん:新しいものがどんどん世の中に広がっていくためのフィールドとして、マクアケがすごく貢献しているのを肌身で感じていました。そして私自身、大小問わずインターネットというフィールドを最大限に生かしたサポートができる活動をしたいと思っていたことです。
ただ、前職の仕事にもやりがいを感じていたので、転籍するかどうかは悩みました。
-----では、悩みを断ち切った転籍の決め手は何だったのですか?
山角さん:マクアケが掲げている「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」というビジョンに強く共感し、私もそのような世界を実現したいと思ったことです。
和歌山の大学に通っていたとき、地方の良いものが消えてしまったり、頑張っている個人になかなか光が当たらなかったりということを目の当たりにしていました。そのような状況を改善するために、「私も何かできれば」という思いがリンクしました。
入社後の大きな業務でキャパオーバー
-----転籍後は、前職とまったく異なる業務をされているのですか?
山角さん:はい。前職も現職も、同じようにやりがいのある仕事ですが、前職ではインターネット広告事業本部にて、クライアントに対して、代理店という形で施策提案や運用をおこなっていました。
現在は、「Makuake」というサービスを広く知ってもらえるよう世の中に伝えるなど、イベントを起点とした自社のPRやマーケティング施策をおこなっています。
-----自社サービスのPRやマーケティング施策にかかわってみて、いかがですか?
山角さん:マクアケで働くスタッフひとりひとりのサービスに対する愛や信念の強さをすごく感じますし、私がかかわっているものの大きさや与える影響について怖いぐらい実感できます。
-----なるほど。では、戸惑うことも?
山角さん:入社してすぐ、「Makuakeミライカンファレンス2021」(2021年9月開催)の企画・運営を任されたときには戸惑いました。マクアケがはじめて開催する大きなイベントで、ゲストをお招きし、1日かけて色々なテーマでお話しいただく内容のイベントです。
このような大きなイベントの企画・運営は、初めて。それでも、任せてもらったからにはどうにかしなければならないという気持ちでいっぱいになり、自分で抱え込み過ぎてしまった時期がありました。
自分だけで背負うと追い詰められる
-----キャパオーバーになったとき、どのように解決しましたか?
山角さん:上司から「いちばん大切なことは、このカンファレンスが成功すること。できないことがあるなら周りを頼って、イベントを成功させるために改めて向き合うことが大事」とアドバイスをいただきました。
上司のアドバイスを聞き、「任されたからには自分がやらなければ」と自分自身を追い詰めていたところから、「イベントを成功へ導くためにはどうすればよいか?」という原点に立ち返ることができたのです。
-----その後、どのような行動を起こしましたか?
山角さん:イベントを成功させることを最優先に考え、部署を超えて周りの人に頼り、進めていきました。そのため、最終的には目標にしていた視聴者数や満足度を達成することに成功。
このときの経験から、「自分に何ができるか」ということよりも「企画がうまくいくためにはどうすればよいか?」ということを優先し、考え尽くすことの大切さを学びました。
360°の成功にこだわる。
-----マクアケで学んだことも含め、いま、山角さんが仕事をするうえで大切にしていることがあれば教えてください。
山角さん:マクアケにはMakuake Standardという行動指針があり、その中のひとつに「360°の成功にこだわる。」というものがあります。「メンバー・実行者・サポーター・パートナーといったすべての関係者の満足と世の中にとっての価値創出を『AND』で実現する」という内容で、私はこの言葉を意識し、大切にしています。
私が携わるイベント中心のPRやマーケティングでは、企画や集客をする人、イベントに登壇してくれる人など社内外の人が特に多くかかわります。
ステークホルダーが増えていくなかで、「マクアケとかかわったほうが楽しい」「メリットがある」と皆さんに思ってもらえることが重要だと実感していますし、これこそが360°の成功だと思っています。
-----実行するのは難しそうですが、360°成功させるためのコツはありますか?
山角さん:1番大切にしていることは、想像力です。たとえば、「この企画がこのまま進んだら、ユーザーはどう思うだろう?」「イベントにかかわってくれる人にこういうお願いをしたら、その人は気持ちよく動けるだろうか?」など、常に想像力をはたらかせています。
壁を作らず幅広い方面からアプローチ
-----今後の目標などあれば教えてください。
山角さん:自分が「いいな」と思った商品やサービスといっしょに、世の中に対してもいい関係がつくれる人間になりたいと思っています。
いまの業務で例えるなら、マクアケを広く深く知ってもらい、魅力的に感じてもらえるようなきっかけづくり。ただ、「自分の役割は、これ」などと決めて変に壁を作るのではなく、幅広い方面から考え実行していきたいです。
また、友人が新しい挑戦をしているときは応援するだけではなく、世の中との関係づくりに協力してあげられるような力をつけたいとも思っています。
-----貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。
仕事をこなしていくうえで、自分だけの力では乗り越えられないような大きな仕事を任されることもあるでしょう。
そのようなときは山角さんのように周囲の声に耳を傾け、最大限に想像力を働かせることが、本当の意味での「成功」につながるのではないでしょうか。
出典元:株式会社マクアケ
出典元:Makuake
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