消費者から愛されるブランドを目指し、SNSを積極的に活用している若手マーケターも増えているでしょう。しかし、どのような施策が有効なのかわからず、右往左往してしまうこともあるのでは?
実際にSNSで注目を集め、消費者から愛されているブランドには、どのような特徴があるのでしょうか。
Talkwalker株式会社は6月9日(木)、Hootsuite社と提携して作成した特集レポート「Love Brand 2022 - これからも愛されるブランドでいるための秘訣」を公開しました。
2022年に世界で最も"愛されている"ブランドが発表されたほか、消費者から愛されて成長していくためにはサステナビリティへの注力が必須ポイントであることも明らかになりました。
「Love Brand 2022 - これからも愛されるブランドでいるための秘訣」
「信頼・感情・顧客満足度」の3つの評価基準をもとに、20の業界における1500以上のブランド企業に関する26億もの会話を分析。その結果をもとに、消費者から最も愛されているブランド上位50社を発表しました。ランクインした日本のブランドはAsics、 キユーピー、 MUJIなど。
注目すべきポイントは、上位50社は「環境・社会・経済」におけるサステナビリティをリードするブランドであること。特に美容とファッションのブランドは50社のうち約3分の1を占め、「時代を先行する業界」であることも明らかになりました。
愛されるブランドとして成長していくためには「顧客との共感」が重要
では、なぜ消費者とのコミュニケーションにおいて、サステナビリティが重要視されるようになったのでしょうか?
その背景には、常に変化する消費者の姿が浮き彫りになっています。新型コロナウイルスという未曽有のパンデミックの不安が、消費者の視点と期待を変えているといいます。そのため、従来のマーケティング手法が根底から覆されつつあるのだそう。
同社によれば、愛されるブランドの共通点は、顧客中心主義を徹底的に実践していること。「顧客との共感」が、愛されるブランドとして成長していくために欠かせないポイントなのです。
美容とファッションのブランドは、まさに「サステナビリティへの取り組みを、世界中の消費者から共感が得られる形で発信している」と言えるようです。
SNSをどのように活用すればよいか模索中の若手マーケターへ
レポート内では、マーケターが「今すぐに実践できるヒント」も紹介。具体的には、目的に応じて最適なSNSチャネルを選択すること、B2Bでも愛は重要であること、炎上対策にソーシャルリスニングツールをうまく活用することなどが挙げられています。
マーケターとして、これからどのようにSNSを活用していけばよいのか…と模索中の人は、きっとこのレポートから大きなヒントが得られるでしょう。
その他このレポートでは、50社すべてに関する記述や地域別ランキングなども記載。詳しい情報についてはプレスリリースをご確認ください。
【関連記事】
さっそく手に取りたい一冊はどれ?「日本マーケティング本大賞2022」ノミネート10作品が発表
社会動向やトレンドなどにより、移り変わりが早いマーケティング業界。マーケティングに携わる人は特に、日々の学びや情報のキャッチアップが欠かせないのではないでしょうか。 日本マーケティング学会...
独立して初めての壁は、広すぎる世界。「巻き込めば巻き込むほど上がるハードル」は"思考"と"実践"で乗り越える
「既存の枠組みの中ではなく、もっと広い世界で活躍したい」「独自の価値観が生まれたので、会社から離れて独立したい」こんな風に考えて独立や起業を目指している人もいるでしょう。 枠にとらわれない...
「勝ち筋が見えなかった」ピボットも頭をよぎったモヤモヤ期を経て、若手起業家が再び立ち上がったその理由とは
目標があり、そこに向けて懸命に進んでいたとしても、「うまくいかないこと」「自信がもてないこと」に直面し、足取りを止めてしまうことは誰にでもあるでしょう。 あなたはそんな時、どのような行動を...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう