働き方が多様化する中で、フリーランスという形で企業の業務にコミットしたい副業ワーカーも増えているのではないでしょうか。しかし、その一方で企業はどれほどフリーランス人材を求めているのでしょうか。
アン・コンサルティング株式会社は、「企業の業務アウトソーシングとフリーランスの可能性」をテーマに調査を実施。6月7日(火)、その結果を公開しました。
企業の抱える課題は「スキルを保有している人員の不足」
企業や業種によっては、人手不足に悩む企業は多く存在しているのではないでしょうか。同調査によると、「業務に対して適切なスキルを保有している人員の不足」を主な要因として、企業の人手が足りなくなっているのだとか。
企業は「スキル」や「経験」のある人材を必要としており、現状足りていないと感じているようですね。
フリーランスを活用する理由は「専門スキルが高い」
社内に求めるスキルを保持する人材がいない場合、企業はアウトソーシングを活用する必要があるでしょう。同調査によると、33.2%がアウトソーシングとしてフリーランスの活用経験があることが判明。
また、フリーランスを活用する理由として、62.2%が「専門スキルが高い」ことを主な理由に挙げていることが分かりました。
企業が求める「スキル」を持つ人材が不足する中、企業はその補完としてフリーランスを積極活用しているようです。
今後ニーズの高まるスキルは「マーケティング」
外部に専門のスキルを求める企業が多くある一方で、具体的にはどのようなスキルが企業ニーズがあるのでしょうか。
今後アウトソーシングを活用したい業務を調査したところ、21.5%が「マーケティング」と回答。最も多い答えとなりました。
また、SNSやDX関連のような近年誕生した新しいツールを用いた「マーケティング」は、これからのニーズが特に高まりそうです。
「提案レベルの高さ」が、フリーランスとしての活躍を左右する
テレワークやリモートワークの機会が増える今、フリーランスとして活躍していきたい若手ビジネスパーソンは多いでしょう。そのためにはどのような力を磨いていけばよいのでしょうか?
同調査によると、企業がアウトソーシングに最も重視することは「提案レベルの高さ」であることが分かりました。
企業が保有しない知見をいかに即戦力として活かし、企業に貢献できるかが、フリーランスとして活躍するための鍵となりそうですね。
【調査概要】
調査対象:全国の20歳~69歳の男女、企業経営者・役員または会社員で、外部パートナーへの業務委託や採用において決定権がある、または選定に関わる立場にある人
調査期間:4月22日(金)~4月25日(月)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:500サンプル
その他詳細は、同社プレスリリースをご確認ください。
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