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アパレル業界のプレスとは?仕事内容や必要なスキル、なり方について解説

U-NOTE編集部

2022/06/24(最終更新日:2022/06/24)


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アパレル業界で、広報としての役割を果たす「プレス」に憧れのある人も多いのではないでしょうか。

本記事では、アパレル業界のプレス通称「ファッションプレス」の仕事内容や年収、必要なスキルなどをご紹介します。ファッション業界で広報をしたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

 

アパレル業界の「プレス」とは?

アパレル業界のプレスとは、商品やブランドのイメージアップや情報拡散、ステークホルダーとの関係性を作るなど、「広報」の仕事を担当する仕事です。

「ファッションプレス」「広報担当」「ファッションPR」など様々な呼び方があり、困惑する人もいるかもしれませんが、同じ仕事を行っています。

 

ファッションプレスの仕事内容

ファッションプレスは具体的にどのような仕事をしているのか、気になる人もいるのではないでしょうか。

以下では、アパレル業界の広報の仕事について詳しくご紹介します。

 

1.メディアに向けた情報発信

ファッションプレスの仕事内容の1つ目は、メディアに向けた情報発信です。

例えば、春夏のコレクションとして新しいアイテムを販売することが決定したとき、広報が情報発信をしなければ、消費者やバイヤーなどが興味を持ってくれません。

そのため、自社の商品を買ってくれる見込み客に情報を伝えることは何よりも大切です。

自社のサイトやSNSなどを使って自ら情報発信を行うことも重要ですが、メディア関係者に向けて情報を発信し、様々な媒体に取り上げてもらうことでより情報の拡散が期待できます。

例えば、ルイ・ヴィトンの場合、「【ルイ・ヴィトン】2022秋冬メンズ・プレコレクション第二弾 5月26日(木)発売」というプレスリリースを発売日よりも2日前に発表しています。

プレスリリースとはメディア関係者が新しい情報を知るために発表される最新の情報のこと。プレスリリースを元に各種メディアがニュースを作り、さらに情報拡散が行われます。

 

2.カタログや広告、雑誌の作成

ファッションプレスの仕事内容の2つ目は、カタログや広告、雑誌の作成です。

新作アイテムが発表されたことを「アナログ媒体」「デジタル媒体」を通して知ることも多いのではないでしょうか。アナログ媒体は年配の人から若い人まで手に取りやすく、デジタル媒体は主に若い人が触れやすい傾向があります。

アナログ媒体の実例は、ワコールの「ゆらら 2022年夏号」などがあります。ミドル〜シニア世代向けのファッション小物について掲載されており、大人向けの雑誌です。

最近では、カタログを紙媒体だけではなく、デジタル媒体としても公開することも多いです。

カタログデパートパラリー」では、様々なカタログが情報別に公開されています。このようなサイトで公開するかどうか決めるのもファッションプレスの仕事です。

また、PEACH JOHNは、PEACH JOHN公式のYou Tubeアカウントを作り動画で新作を発表しています。

どのような媒体で、情報を拡散するか決めるのも広報の仕事であるといえるでしょう。

 

3.商品の貸し出し

ファッションプレスの仕事内容の3つ目は、商品の貸し出しです。

商品を知ってもらうためには、商品を実際に着てもらい、メディアに取り上げられることも重要です。

そのため、新作のアイテムを各種雑誌や企業、スタイリストなどに貸し出しを行います。

高額な商品の貸し出しをすることもあるので、信頼できる相手かどうか判断するのも広報の仕事だといえるでしょう。

 

4.展示会・イベントの企画

ファッションプレスの仕事内容の4つ目は、​​展示会やイベントの企画です。

ブランドの最新商品を展示する「展覧会」に行ったことがある人もいるのではないでしょうか。

例えば、三菱一号館美術館で「ガブリエル・シャネル展ーManifeste de mode」が開催されます。

ガブリエル・シャネルとは「ココ・シャネル」とも呼ばれる20世紀最大級のデザイナー。シャネルの創業者が作成したデザインを紹介することで、ブランドのイメージアップをしたり、興味を持たせたりする効果があります。

このような展覧会を開いたり、モデルやファッション関係者に向けて展示会を開いたり、一般消費者に向けたイベントの企画をするのも、ファッションプレスの仕事です。

 

ファッションプレスのやりがい

ファッションプレスのやりがいは、なんと言っても自分のアプローチで自社製品やサービスを知ってもらえることにあります。

例えば、配信したプレスリリースから、雑誌の特集が組まれたり、スタイリストからリースの依頼が来た際には、達成感を感じられます。

また、トレンドを発信でき、常に流行の最先端に立てることにやりがいを感じる人もいます。

 

ファッションプレスの年収の目安

求人ボックスによると、広報の平均年収は「約399万円」であり、給料の幅が「310〜923万円」と発表されています。

ファッションプレスというアパレル業界のプレスだけに焦点を当てた統計ではありませんが、広報という仕事柄同じような年収帯になることが推測できます。

広報の仕事は給料の幅が広く、知識や経験、どの企業で働くかなどで大きく収入が変わります。

参考:求人ボックス「広報の仕事の年収・時給・給料

 

 

ファッションプレスに向いている人の3つの特徴

ファッションプレスは、「コミュニケーション能力」や「マーケティング能力」など、努力をして身につけられる技術も必要です。技術と同様に、もともと持っている「素質」もファッションプレスとして働く際に大切になります。

以下では、ファッションプレスに向いている人の特徴を3つご紹介します。

 

1.ファッションが好きな人

ファッションプレスに向いている人の1つ目の特徴は、ファッションが好きな人です。

常にファッションの最先端の情報を集め、発信しなければいけないファッションプレス。ファッション用語やアパレルなどのたくさんの知識を詰め込まなければいけないので、ファッションについて興味がなければ「仕事が辛い」と感じてしまうかもしれません。

ファッションが好きで、ファッションに関わる仕事がしたいという人には、ファッションプレスが向いている可能性が高いです。

 

2.情報収集力が高い人

ファッションプレスに向いている人の2つ目の特徴は、情報収集力が高い人です。

ファッションプレスは、TwitterやInstagramを始めとするSNSや、情報雑誌、TV、CM、Webメディアなど様々な情報媒体から必要な情報を集める仕事を行います。

情報収集力がなければ、需要と異なる情報を発信してしまい、ブランドイメージを壊してしまう可能性もあります。

SNSや雑誌などで情報を集めることが楽しいと感じる人は、ファッションプレスに向いているといえるでしょう。

 

3.自分の発信した情報に責任を持てる人

ファッションプレスに向いている人の3つ目の特徴は、自分の発信した情報に責任を持てる人です。

ファッションプレスは「コンプライアンス」を守った情報を発信する必要があります。自分の価値基準だけでは思い込みの情報を発信し、コンプライアンスから外れた情報を公表してしまうことも。

時代や世の中のトレンドを敏感にキャッチしながら、「このように発信したら世間はどのように受け取るのか」など検討できる人は、ファッションプレスに向いているといえるでしょう。

 

ファッションプレスになるための方法

ファッションプレスは、未経験から目指す場合は、プレスアシスタントとしてキャリアをスタートさせます。

広報活動をするためには、ファッション業界のこと、そして自社のことを知ることから始めなければいけません。そのため、未経験でのプレスを募集している企業は多くなく、販売スタッフから、プレスへのキャリアチェンジをすることも多いです。

未経験から目指す場合は、未経験からでも応募できる求人にチャレンジするか、販売員として現場経験を積んでから自社のプレスに手を上げてみるのも一案です。

 

ファッションプレスに必要な3つのスキル

ステークホルダーと自社を繋げるファッションプレスは、自社についての知識はもちろん、コミュニケーションスキル・情報収集力・プレゼンテーション能力などが求められます。

以下では、ファッションプレスに必要な3つのスキルについて詳しくご紹介します。

 

1.コミュニケーション能力

ファッションプレスに必要なスキルの1つ目は、コミュニケーション能力です。

ファッションプレスは、自社とステークホルダーを繋げる役割をします。メディア関係者や株主、消費者だけでなく社内との連携も重要です。

どの立場の人ともよい関係を築くためには、コミュニケーション力が重要です。

 

2.情報収集力

ファッションプレスに必要なスキルの2つ目は、情報収集力です。

メディアに取り上げられるためには、世の中のニーズを読み取る必要があります。

例えば、SDGsへの関心が高まっている現在では、自社の商品の機能性だけをアピールするのではなく、サステナブルな素材を使っていることを伝えるほうが、メディアから取り上げてもらえる可能性が高まります。

また、自社に対する印象や、ニーズなども情報収集しながら、関係性を良好にするための施策を検討する必要があるでしょう。

このように、様々な情報をキャッチし、それを踏まえてどのように情報を発信していくのかを検討していくスキルが求められます。

 

3.プレゼンテーション能力

ファッションプレスに必要なスキルの3つ目は、プレゼンテーション能力です。

自社の活動や取り組み、商品について知ってもらうためには、魅せ方が重要です。会社の思いや情熱を伝えるためのプレゼンテーション能力は、プレスにとって重要なスキル。

伝えたいことを確実に伝えるために、どのような道筋で伝えるのが効果的なのか検討して話を組み立てられるとよいでしょう。

 

ファッションプレスに必要な資格

ファッションプレスになるためには資格は必要ありません。

強いて言えば「PRプランナー資格認定制度」を取っていれば、就職に有利になるといわれています。

​​PRプランナー資格認定制度とは「広報・PRに関する基本的な知識」が問われる試験です。

詳しい試験内容は以下のとおりです。

  • 組織体経営と広報・PR活動に関する知識
  • コミュニケーションとコミュニケーション手段に関する知識
  • マーケティングと広報・PRに関する知識 など

引用:PRプランナー資格認定制度

PRプランナー資格認定制度は、受験資格がなく誰でも受けられる試験です。

マーケティングや広報に関する知識を身につけたい人は、PRプランナー資格認定制度を受けてみてはいかがでしょうか。

>>PRプランナー資格認定制度の公式サイトはこちら
 

 

ファッション業界の知識を身につけプレスになろう

本記事のまとめ
  • プレスとは、自社とステークホルダーを結ぶ広報のしごと
  • ファッションプレスになるためにはプレスアシスタントを経由する方法がおすすめ
  • コミュニケーション能力や情報収集力・プレゼンテーション能力を身につけよう

本記事では、アパレル業界のプレスの仕事内容や、やりがい、年収などをご紹介しました。

未経験からプレスになるためには、プレスアシスタントから始めたり、販売の経験からキャリアアップしたりすることが一般的です。

世の中の動向にアンテナを張り、自社と社会を結びつけるための効果的な方法を検討することで、プレスとして活躍できます。

本記事を参考に、現在のキャリアからファッションプレスになる方法を検討してみてはいかがでしょうか。


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